TarZの日記: 食糧問題解決か。膨大な生物資源量を誇る古細菌は食べられる(かもしれない)ことが判明 5
古細菌は、そのあたりの土壌とか湖沼といったごく身近な場所から温泉や深海の熱水鉱床のような極限環境まで、様々な場所に生息している。その生物資源量は膨大で、一説では地球上の全生物資源量の1/3とも言われる。(【大西洋海底の孔から】まだほとんど知られていない深海底下の巨大生物圏を調査する試み【SF地底たんけん!】)
そんなに大量にあるなら食べることはできないだろうか。何しろ、人口増により将来は食糧難が予想されている。ミドリムシや細胞培養肉を食べる勇気があるなら、古細菌だってきっと食える(食文化的に)。
問題は、食い物として成立するかどうか(生物的・生化学的に)。
古細菌の仲間には動物(ヒト含む)の腸内細菌として存在しているものもあるが、動物が栄養として摂取しているのはあくまで普通の動植物であり、古細菌は消化の一部の過程に関与(共生)しているに過ぎない。
はたして、古細菌そのものを食べて栄養にすることはできるのだろうか。実際に、古細菌を食べて生きている動物はいるのだろうか。
探してみたら、いた。
SCIENTISTS DOCUMENT FIRST CONSUMPTION OF ABUNDANT LIFE FORM, ARCHAEA
Nature Archaea in metazoan diets: implications for food webs and biogeochemical cycling
古細菌を食べて消化・吸収していることが判った動物としては初だそうだ。
ということは、ヒトも古細菌を食べられる可能性があるということですよ。直接は無理かもしれないが、古細菌を消化吸収できる動物を介せば食べられそうだ。とりあえず、今回判明したヤツはこんなのの仲間だそうだが…うーん。
いずれにしても、食文化的にはパテ状に加工してしまえば食べられると思うんだ!
~ 本日のコース料理 ~
暖かいテルモコックスの前菜 熱水鉱床風味 硫化鉄(II)を添えて
メタノケッラの煮込み 田園風
和牛の腸内メタノミクロビウム ギ酸ソース
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こんな感じで。まず、どなたかに毒見をお願いしたいんですけど。
食べられる古細菌はありそう (スコア:2)
(全生物の共通祖先がまず真正細菌と古細菌に分かれて進化して、その後古細菌か古細菌に近縁な生物から真核生物が進化したという説が有力なようです)
で、我々が普段食べるもののほとんどすべては真核生物であり、ミドリムシだって真核生物の一員なわけですが、なんと水前寺海苔 [wikipedia.org]という食用のバクテリアがあるのです。(私は食べたことないけど)
古細菌よりも進化的に遠い生物であるバクテリアが食用になるんだから、古細菌だって食べられるものがある気がします。
Re:食べられる古細菌はありそう (スコア:1)
しかし、古細菌て極限環境で生きてるからヤバイ物質を溜めこんでる可能性が多いんだよねー。
遺伝的に近いより生育環境が近い方が食べられそう。
the.ACount
Re: (スコア:0)
食糧と食用は区別したほうがいいかも.
口に入れられても,糧にならないと意味がありません.
食物連鎖が崩壊するのではないでしょうか (スコア:0)
人類が知らないだけでたくさんの生物がすでに古細菌に依存していて
その食物連鎖を壊すことで、更に予想していなかった破局が訪れる、
つーSFを妄想してしまう
Re: (スコア:0)
破局に至る経緯はちょっと違いますが既にあったり。ネタバレになるので、作品名は挙げられませんが