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テクノロジー

TarZの日記: 【はえーよ】伸ばしても断線しづらい液体金属ケーブルが早くも改良、自己修復機能も獲得【すげーよ】 2

日記 by TarZ

 先月のストーリー「引っ張っても切れずに伸びる、液体金属を使った導線」(日記)で紹介された、液体金属を導体として使ったケーブルは、被覆が傷ついたときに中の液体金属が漏れてしまう、という問題があった。
 それが早くも改良され、ケーブルを切断しても元に戻せる自己修復機能を持たせることに成功したようだ。仕事はえーよ。

News Release Researchers Create Self-Healing, Stretchable Wires Using Liquid Metal
Self-Healing Stretchable Wires for Reconfigurable Circuit Wiring and 3D Microfluidics
(論文の著者を見ると、同じ研究室ではあるが前回とは別のチームのようだ。1ヶ月違いだし、「改良した」という表現が正しいのかは微妙かも)

 原理としては、被覆にキズがつくと内部の液体金属が速やかに酸化して膜を作り、それ以上の金属の漏れを防ぐ。ちょうど、血管が傷ついた時にカサブタが作られるような感じか。
 また、被覆は自己修復性の高分子素材(self-healing polymer)で作られており、切断されたケーブルを再びくっつけることができるようになっている。

 実際にワイヤー(といってもかなり形状が線状ではないが…)を切断したデモの様子が Youtube で公開されている。Self-Healing Stretchable Wires
 電流を流している(LEDを点灯させている)ワイヤーをハサミで切断し(もちろんLEDは消灯)、その後くっつけると液体金属の働きによりLEDが再点灯する。その後しばらくおいておくと、自己修復性の高分子素材によってケーブルの切断した部分が完全にくっついている。仕事すげーよ。

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  • by Anonymous Coward on 2013年01月24日 14時10分 (#2312004)

    その酸化皮膜で最初から覆っておけば、(ビニール?の)皮膜がなくてもいけるのでは!

    • by Anonymous Coward

      柔軟性に欠けるんで伸びないと思うんだ……
      #もしくは伸びたら戻らない

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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人

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