
Technoboseの日記: タイヤに金をかける気が無いなら車に乗るな 2
今回の関越自動車道の立ち往生に関連して、新潟日報が「古い冬タイヤが一因か」という記事を公開している。
大型トラックの場合、走行距離も長いし、あっというまにスタッドレスタイヤとして使える寿命は尽きてしまうだろうな。
大手運送会社の場合、車両運行管理も厳格に行われてるだろうけど、そうでないところは怖いな。
国道で横に並んだ重機運送中のトレーラーのタイヤを見ると「溝の跡しか無い」とか結構あるし。
で、マイカーにも同じ話が当てはまる。
ここ、しばらく厳寒で雪も降り持っていて、大抵の車はきちんとしたタイヤをはいているはずなんだが、今朝、通勤途上見かけた車は、ちょっとしたコブにはまって動けななっていた。
住宅地の中を抜ける幅4mに満たない市道で、ちょっと緩い上り坂になっている。今朝は寒さも緩み水を含んだ積雪路になっていて確かに「滑る」状況だった。
通勤時間のため渋滞しており、止まっては発進を繰り返していんだけど、私の二台前の初代アルファードの様子がおかしい。目一杯、アクセルをふかして、車が右に左に動いているのに発進できないでいる。
2~3分、そういう状態でいるので、周りのドライバーが集まって押してやろうとしたんだけど、見ると前輪と後輪のタイヤのホイールデザインが違う。さらに前輪と比べて後輪のサイズが一回り小さい。
で、何にはまっているのかと思ったら、積雪路にできたほんのちょっとした窪みなんですな。
運転していたのは30代とおぼしきちょっと軽そうな男性だった。
おそらく前輪だけスタッドレスにして後ろはノーマルとか、そういうことをしていたんでしょう。
そいつ、幹線に出る交差点のかなりきつい坂道でも発進できなくなってた。
車のタイヤって高いけど、安全を守る最後の砦だと思うんだよね。
ドライバーが誰にも迷惑をかけず自滅するならまだしも、事故を起こせば他人も巻き込みかねない。車を使うなら、安全にかける金をケチるなと云いたい。
/*
しかし、冬道で発進できないのにアクセルを踏み込むって、バカだよな。まずくすると穴を掘ってしまって余計に埋まるのだけど、自動車学校で何を習ってきてるんだろ。
それと、冬の公道でスリップして走れなくなってる車って、トヨタの高い車の率が高い気がする。何年か前もランクル100が幹線に出る坂道で毎日動けなくなっていたし、ハリアーもあったなあ(いずれも、後続の軽自動車が難なく通り抜けてる)。
スーパーの駐車場で亀の子になってるのはホンダ車が多いけど、アレは構造的な理由だな。
*/
まさにその通りで (スコア:2)
雪国出身ですが愛知県の会社に入社したときは驚きでした。雪が降ってもノーマルタイヤで出社してくるんですよね。雪道をノーマルタイヤで走ろうという概念が無いので、これは驚きでした。
雪国で雪道でのノーマルタイヤというのはありえないというのが常識で、雪が振りそうな時期になると何時冬タイヤに交換しようかというチキンレースになります。(減るのが勿体無いので)
ただ、皆さん冬タイヤは持っており、朝起きて雪道だった場合は交換して出社します。遅刻の可能性はありますが事故には代え難いという認識です。
交差点の坂道などでスタックした車があれば直ぐに助けに行きます。これは雪道対策をしていて当たり前という前提条件で、それでもスタックしてるのであれば非常事態だからです。
降雪量によって意識は違うんでしょうね。
Re:まさにその通りで (スコア:1)
雪国で、冬期は雪タイヤに交換する。という常識は、
同時にノーマルタイヤの状態をチェックする機会にもなっていて、
冬期以外の安全性にも寄与している。という話を聞いたことがあります。
#気にしない人は、車検から車検まで未チェックで過ごしちゃうとか……