Technoboseの日記: 今時のEUC推進体制ってどんな感じ? 1
職場でにわかにEUCが全社的に行われることになった(なんか日本語が変だ・・)。
今まで基幹系システムのデータを、システム納入業者の常駐技術者が加工してくれていたのだが、その業務委託を縮小するためらしい。
ちなみに社内でITに関する研修は行われているが、パソコンの設置作業をさせるための基本知識とオフィス系ソフトの使い方をかじる程度か、情報セキュリティの研修ぐらいですな。
EUCで対応するなら、事前に職員に対して、必要なスキルのトレーニングをしたり、道具を準備したりが必要だろうし、そもそも職員で対応できるのかのフィージビリティ・スタディを行うべきだと思うけど、それをすっ飛ばしてる。
この状況で、いきなり基幹系システムから、データベースの汎用管理ツールによりデータをCSV出力させて仕事させるとか。
で、その汎用管理ツールでデータを必要な形にできない場合は、各課の責任で必要なツールを準備して加工してくれ、とのこと(基幹系と部門システムのデータ交換のプログラム作成とかも、一部、職員対応なのです)。
こういう状況って、世間一般では普通なのだろうか。
今までの経験からすると、社内の大半の部門では、データ加工はExcelで手作業か、すげー込み入ったワークシート関数山盛りのワークブックで行うというのが主流になりそう。
Excelのマクロ/VBAって、作業を論理的に記述するのでは無く、ワークシートやセルに対して行う作業を延々と書いていく感じで、とってもわかりにくいので、はっきりいってやめて欲しい(表計算ソフトって、複雑なデータ管理や加工には向かない)。
一応、ITストラテジストとして、自分の守備範囲は、作業の正確性と効率性向上と後からの検証ができるように、Access+VBAでできるだけビジネスロジックと対応した形で論理的に理解できるようにプログラムを組むつもりだけど、配布されているMS Office Proだけでカバーできるか不安だな。
そもそも、最近まで「データ管理はAccessで行うべき」とか「業務効率の向上を図るには、AccessでフォームやVBAを活用するべき」と言うと、システム管理部門から異端視されて迷惑がられていたのに、この変わりようすごいな。
少し知識をアップデートした方がいいかも。 (スコア:1)
PowerQuery for ExcelとかPowerBI(Desktop)とかPowerAutomate(Desktop)とかいろいろ増えてるので。
BIもRPAも数年前から普及し始めたから、意識高いところや逆にバズワードに流されるようなところでは普通なんじゃないですかねえ。