Tellur52の日記: 二階建て(車両の構造的な意味で)の話 1
例の、ブレーン呼ばわりされている方が、日経BPのインタビューで、
深夜帯の有料座席の提言という、まあ、もう複数の鉄道会社で検討しているような、
あまり新規性(新奇性)のない話をしていたのを見て、ちょっと思い出した事。
あの、一見荒唐無稽な二階建ての構想って、どういう形で考えていたのか、
ちょこっと検索してみれば、以下の記事がやや具体的な構想の話のようだ。
「2階建て化」で満員電車ゼロ? 費用・安全...小池氏ブレーンに直撃
…なるほどなるほど、第三軌条化して、車両限界の高さを数十センチ確保するわけか。
この構想で残存する問題は以下になる。
1.ホームが2階建てになると、エスカレータ・エレベータの輸送力をやや増やす
必要があるが、それらに必要な空間は既存の倍近くになる。
…ここは地味にクリティカルで、都心の駅で人の動線を考えると、
大半の駅でホームの幅を倍ぐらい取る必要があって、まあそんなスペースないよね。
2. 車両の天井の高さに合わせて、一階用のホームの天井高が2.1~2.3m位に。
…いや、すげー圧迫感だわ。ドアの位置をずらして吹き抜け設けたりしたら、
さらにホームの幅が必要になるし。
3. 踏切のある線では採用できない。
…混雑が集中する放射状方向の線だと、乗り入れ先も考慮しないといけないし。
東京地下鉄東西線は無理すればいけるかな。
都営新宿線は、京王線の複々線化とからめればいけるかもな。
山手線は並行路線による複々線/三複線化が進んでしまったから、今更だな。
ということで、やるとしても1.が重大なので、オリンピック潰しても無理そう。
ところで、二階建てのもう一つの意味は、
サンライズ瀬戸・出雲とか、はやぶさ・こまちのような、
行先が別な列車を連結して走らせる列車のことらしいです。
何の専門家なんだろ (スコア:1)
この記事、出た直後くらいに読んで、こんなのブレーンにしたらダメだろって感想しかありませんでした。
饋電方式も車両寸法も全く変わっちゃうとすれば、結局のところ現在の線路も駅ホームも全部剥いで作り直すことになるわけで、線増と比べてコスト的にもあまり有意差なさそうですし、それより工事中は数か月からヘタすりゃ年単位で全区間運休することになりそうなんですけど。
部分開業しようにも、都心の通勤路線で全く異なるシステムを併存させるとなると車両基地や乗継駅の手当が難しそうですし、ましてや元記事で対象にしてる山手線なんて…
それに山手線と言えば東側では京浜東北線と並走してるわけですが、あの駅の山手線側だけ2層化するとか、旅客動線を完膚なきまでに破壊しそうですよね。
ということで、新線建設ならともかく既存線区の改良案としてはありえない妄想だと思います。
> 二階建てのもう一つの意味
東北本線だと、昔は〈はやぶさ・こまち〉や〈やまびこ・つばさ〉みたいな二階建てどころじゃなく、東北本線から東西の支線にバラバラと分岐していく多層建ての気動車急行もあったような。