Tellur52の日記: シン・エヴァンゲリオン劇場版をみた 1
だいぶ遅くなったが、ようやくエヴァの完結編の映画を見てきた。
#もう、ネタばれとかしてもいいよね。
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他のエヴァ作品がコミュニケーションの拒絶やディスコミュニケーションの話だった
のに、今作は農作や匂い、スキンシップなどが新たに加わって、コミュニケーションの
話になっていたのは、かなり大きく違う。
聖地は天竜二俣と宇部新川。ある意味、マトリックスのザイオンとかスピルバーグ版
宇宙戦争のボストンとかみたいな感じで出てくる。
シンジは結局、様々な計画にとって夾雑物的な存在だった。前作までで企図された
計画はみな大きくずらされていく。
リョウジはいいやつだな。シンジよりも親と離れて暮らしているのに。
赤い世界は、どうも戦士たちが永遠に彷徨うエルディーム古墳みたいな領域らしい。
ロマネスコが開花して、デュラハンの群れが出てくるところは中々アレだった。
どアップはお約束。でも突っ込まれてる。
巨大戦艦ヴンダーは、意外にも物語の鍵となっている。明かされる設定を見た所で、
ちょっとだけ「ナディア」へのオマージュを感じた。
戦闘シーンで書き割りが倒される作品って、案外珍しくない?
ヴィレの司令登場。なんだか苦労人の彼には同情しちゃうな。唐突に「円環」という
言葉が出てくるが、どこからのやり直しでいつからの絶望までかは語られない。
今作の中にとどまる話か、はたまたTV版漫画版旧作ふくめてあれはバッドエンドだった
とのたまっているのか。
シンジは誠実な男だ。人の心のうつろいに触れながらも、救える人はみな救おうとする。
イーノックみたいなやつ。
結末の運命は、人間と人によりつくられし者ではちょっとだけ違ったようだ。
#そうでもないかな?
ケンスケは大変なものを押し付けられました。いやでもああいうの喜びそうだな。
多くの人が「謎とけたー幸せ」と解脱しているようだが、やはり最後の物語であって、
苦労して解決へと導いている所、SW9と似た雰囲気はあるかなとも思った。
# 4/9 17:38 分かりにくい表現や誤字修正、コメント追加。
悔しいけど面白い (スコア:2)
3回ほど変わるキャラの雰囲気、旧劇のオマージュ多数、
ラストはできの良いドラゴンクエストユアストーリー、
シンゴジラで得た知見は全部ぶっこんでる、
やたら引きの絵が多いのも相まって、確実に内面世界じゃなくて、現実世界の話に転換してる、
絵コンテなしなのにあの巧みなカット割りは、冨野に喧嘩売ってる、
全体的にトップ2の演出を感じる、
わざと荒い3DCGぶっこんで、その後にくる神作画を際立たせたり、あざとい、
とりあえず、現状の庵野の好きなものを全部ぶっこんで、若干ストーリーはおざなりにして、
勢いだけで破綻せずに構成してるので、
細部を見るとアレだが、全体を見ると面白かった、の感想しかでない。わけがわからない。
クリエイターからすると悪夢でしかないんじゃないかな~
(制作に携わった人、ただの観客として見た人両方、らしい)
みたいなネタバレなしの解説をいただきました。