邪馬台国論争に決着、偶像立国説で確定か
九州國立博物舘を中心とした調査団は4月1日、佐賀県神埼市と大分県杵築市で相次いで
発見された弥生時代のものとみられる遺跡について、巨大な舞台の遺構であることを
確認したと発表した。かねてから、文献等の資料を元に、古墳時代よりも前にに多くのアイドルが
活躍していたという学説が出ていた。
例えば古事記には天性のダンスの才能を発揮したアメノウズメが
舞台裏で躊躇していたアマテラスを幻惑してステージに引きずり出して、
最後は一緒に踊ったとあり、
魏志倭人伝では、火の国のプリンセスが覇権を暫く握ったのち、
トップをとるアイドルが出てこなくて群雄割拠していたが、
最後に豊国のアイドルがトップを取ったとある。
また、発掘調査でも眼鏡アイドルを模したフィギュアと
比定される遮光式土偶が見つかるなど、アイドル立国説は支持する証拠が
豊富であるが、一見して突飛な解釈に見えるためか、大半の学説では、
卑弥呼の偶像的描像には目をつむり、単に政治的な権威を持った存在とみなしていた。しかし、九州北部で発見された遺構は、舞台は幅13m、奥行き12mもあり、
両脇および奥のの柱の大きさからみて、舞台の上に高さ5m以上の屋根が覆っていた
可能性があるとみられている。
観客席にあたる空間は立ち見の客が800人以上入れる広さがあり、
また、花道と見られる柱の列も発見された。
大がかりな舞台の配置から見て、アイドルの舞踊だけでなく、
能等を含む多才な演芸が上演できたものとみられる。何より恐ろしいことに、舞台の中央から後方に掛けて、
奈落と見られる巨大な掘り割りが双方の遺構から見つかっている。
調査団の見解では、それぞれの会場でアイドルの地区代表の
選出が行われ、おそらくは不評のアイドルは落とし穴に
落ちる演出もされていたのでは、と推測されている。識者は「卑弥呼や臺與の出身地の可能性がある土地で舞台が見つかるのは、
これまでの定説を覆し、偶像立国説を支持する大変な発見だ。
最大の舞台が発見された場所こそが、邪馬台国の真の場所だろう」
と語っており、今後は、古墳よりも舞台遺構の発見・調査が重要になるだろう
と指摘している。