WindVoiceの日記: 長文日記で経済のお時間
日記 by
WindVoice
昨日もゲーム制作費の話を日記に書いたけれど、関連して興味深い(=お金の流れがある程度わかる)例があるので、ここにまとめてみます。開発にがお金かかっているんだなぁ、ということと、最近アイドルも証券化なんて話もあったりしてちょっと興味をひくと思います。
◆ ゲームファンドときめきメモリアル
2000年10月25日
コナミとマネックス証券は、「ときめきメモリアル3」と「(女性向け)新ときめきメモリアル(のちにときめきメモリアルGirl's Side)」を販売するための資金調達手段として、投資信託を発売することを発表した。(マネックス証券のプレスリリース(PDF))
【内容】
12億円を限度として発行
償還日は2003年6月30日
1口1万円、10口以上1口単位
もちろん元本割れのリスクあり(目論見書)
20口以上で「ときめきメモリアル3限定版」を無料で送付
10口以上の希望者にはスタッフロールに名前を記載
証券化は初の取り組みであることから、それなりに話題を呼んだ。ただ、過去に例がないので、リスクが読めないリスクがあり、一般投資家としては頭を悩ませるところだったろう。コナミ自体は一部上場企業であり、信用はそれなりにあったと思われる。というかネームバリューのある企業とタイトルでなければ、こんな方法での資金あつめ(とリスク分散)は絶対にできっこないのだ。
また、コナミとしては投資家を集めるためにゲームのデモを行う必要があり、つまり開発はすでに始まっていたのだ。基本コンセプトくらいは定まらなければ、投資家も金を出せないだろう。
2000年11月09日~12月20日
証券を発売。最終的に7.7億円(2738件)の資金を得ることができた。マネックス証券
どのくらいの割合がゲームマニアだったのかは定かでないが、このために口座を新設した人も多いとのプレスリリースなので、結構いたのかもしれない。また、コナミが12億円を売り切る予定だったのかもわからないが、12億円の開発資金の予定が7.7億円に減額となったとすれば、その後のゲーム作成や広告費には大きな影響があったに違いない。また、投資家のリスク低減のため、償還日前に解約することも認められているので、7.7億円をすべて運用できるわけでもない。マネックス証券の取り分ももちろんあるだろう。手数料とか、顧問料とか。
2001年12月20日
約1年後、「ときめきメモリアル3」(\6980)発売。
フルポリゴン3D、女の子がプレイヤーの名前を呼んでくれる機能などが多少話題になったかもしれない。ちなみにWindVoiceは、遊んでいない(女の子が趣味じゃなかったなぁ)。開発がどこまで進んでいるか、売れそうな見込みはあるのかなど、1年間も待ち続ける投資家の気分はどんなだったろう?
2002年06月20日
「ときめきメモリアル Girl's Side」(\6800)発売。
当時まだ珍しい感のあった女性向け恋愛タイトル。おもしろいのかどうかはWindVoiceにはわからないが、すくなくとも目新しさはかなりあったろう。いまだに関連グッズが販売されているところを見るとコアなファンがついたのかもしれない。GAME Watchの記事なんかをみると男のポーズがいかにもアレだ……
2003年02月19日
ファンドの基準価額、最終計算日。
「ときめきメモリアル3」は193,510本
「Girl's Side」は157,401本
の出荷実績(開始から6ヶ月間)となり、これが償還金の計算の根拠となった。
WindVoiceの印象としては結構売れているな、という感想だけど関係者としてはどうだったんだろう。
2003年02月28日
償還金、入金日。
一口あたり10,105円の償還金。なんとか、辛くもプラスである。
証券の発売から2年半もかけて、1.05%のプラスだから、はっきり言って投資家としては損をしなかっただけマシ、という程度だ。20万円投資すればゲームを無料でもらえたことを考えると、ときメモシリーズのファンには悪くない投資だったかもしれない。エンディングロールに名前が載ってうれしかった人もいただろう。
(昔、ドルアーガの塔のエンディングロールの最後に「And YOU」って出てきただけで感動したもんなぁ)
その後
投資家としては償還が済めば終わりだが、コナミとしては終わっていない。グッズの販売や書籍の発売などで儲けるチャンスがある。これらは投資のディスクロージャーの対象になっていないのか実績がはっきりしないが、いまだに続いているところからしても悪くない結果なのだろう。
WindVoice個人としては、来年発売予定のメタルギアソリッド3に注目しています。頑張って面白いもの作ってくださいね。 > 関係者各位
ああ、まとめるのすごい疲れた……
◆ ゲームファンドときめきメモリアル
2000年10月25日
コナミとマネックス証券は、「ときめきメモリアル3」と「(女性向け)新ときめきメモリアル(のちにときめきメモリアルGirl's Side)」を販売するための資金調達手段として、投資信託を発売することを発表した。(マネックス証券のプレスリリース(PDF))
【内容】
12億円を限度として発行
償還日は2003年6月30日
1口1万円、10口以上1口単位
もちろん元本割れのリスクあり(目論見書)
20口以上で「ときめきメモリアル3限定版」を無料で送付
10口以上の希望者にはスタッフロールに名前を記載
証券化は初の取り組みであることから、それなりに話題を呼んだ。ただ、過去に例がないので、リスクが読めないリスクがあり、一般投資家としては頭を悩ませるところだったろう。コナミ自体は一部上場企業であり、信用はそれなりにあったと思われる。というかネームバリューのある企業とタイトルでなければ、こんな方法での資金あつめ(とリスク分散)は絶対にできっこないのだ。
また、コナミとしては投資家を集めるためにゲームのデモを行う必要があり、つまり開発はすでに始まっていたのだ。基本コンセプトくらいは定まらなければ、投資家も金を出せないだろう。
2000年11月09日~12月20日
証券を発売。最終的に7.7億円(2738件)の資金を得ることができた。マネックス証券
どのくらいの割合がゲームマニアだったのかは定かでないが、このために口座を新設した人も多いとのプレスリリースなので、結構いたのかもしれない。また、コナミが12億円を売り切る予定だったのかもわからないが、12億円の開発資金の予定が7.7億円に減額となったとすれば、その後のゲーム作成や広告費には大きな影響があったに違いない。また、投資家のリスク低減のため、償還日前に解約することも認められているので、7.7億円をすべて運用できるわけでもない。マネックス証券の取り分ももちろんあるだろう。手数料とか、顧問料とか。
2001年12月20日
約1年後、「ときめきメモリアル3」(\6980)発売。
フルポリゴン3D、女の子がプレイヤーの名前を呼んでくれる機能などが多少話題になったかもしれない。ちなみにWindVoiceは、遊んでいない(女の子が趣味じゃなかったなぁ)。開発がどこまで進んでいるか、売れそうな見込みはあるのかなど、1年間も待ち続ける投資家の気分はどんなだったろう?
2002年06月20日
「ときめきメモリアル Girl's Side」(\6800)発売。
当時まだ珍しい感のあった女性向け恋愛タイトル。おもしろいのかどうかはWindVoiceにはわからないが、すくなくとも目新しさはかなりあったろう。いまだに関連グッズが販売されているところを見るとコアなファンがついたのかもしれない。GAME Watchの記事なんかをみると男のポーズがいかにもアレだ……
2003年02月19日
ファンドの基準価額、最終計算日。
「ときめきメモリアル3」は193,510本
「Girl's Side」は157,401本
の出荷実績(開始から6ヶ月間)となり、これが償還金の計算の根拠となった。
WindVoiceの印象としては結構売れているな、という感想だけど関係者としてはどうだったんだろう。
2003年02月28日
償還金、入金日。
一口あたり10,105円の償還金。なんとか、辛くもプラスである。
証券の発売から2年半もかけて、1.05%のプラスだから、はっきり言って投資家としては損をしなかっただけマシ、という程度だ。20万円投資すればゲームを無料でもらえたことを考えると、ときメモシリーズのファンには悪くない投資だったかもしれない。エンディングロールに名前が載ってうれしかった人もいただろう。
(昔、ドルアーガの塔のエンディングロールの最後に「And YOU」って出てきただけで感動したもんなぁ)
その後
投資家としては償還が済めば終わりだが、コナミとしては終わっていない。グッズの販売や書籍の発売などで儲けるチャンスがある。これらは投資のディスクロージャーの対象になっていないのか実績がはっきりしないが、いまだに続いているところからしても悪くない結果なのだろう。
WindVoice個人としては、来年発売予定のメタルギアソリッド3に注目しています。頑張って面白いもの作ってくださいね。 > 関係者各位
ああ、まとめるのすごい疲れた……
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