WindVoiceの日記: 読書感想文
日記 by
WindVoice
『ファインマンさん最後の授業』レナード・ムロディナウ著/安平文子訳、メディアファクトリー、1800円
以前に『ご冗談でしょう!ファインマンさん(上 下)』を読んだことがあって、かなり面白かったのでハードカバーのこの本も買ってみました。著者はカリフォルニア大学バークレー校を卒業、のちにハリウッドの脚本家になった人物。ファインマンは/.-Jなら知っている人も多いだろうけれど、ノーベル物理学賞を受賞した人物で、原爆の開発に携わったりした人でもあり、個性的な性格で知られています。
リチャード・ファインマンという人物に興味がある人、カルテクのような科学の最先端で生きてる人の生態に興味がある人にはそれなりにお勧めできますが、読み物としてはこれといった盛り上がりに欠けて、特別に面白い点がないのが残念です。文庫の値段ならいいとは思いますが、1800円はちょっと高いかな。
科学者がなぜ自身の問題に長期間のめり込んで研究を続けるのか、その魅力はどこにあるのか、ということを説明するのがひとつのテーマ、かな。私も、一流と評価される人の考えていることにはとても興味があるけれど、この本では、いまひとつ痒いところまで手が届いていない印象で、もっと突っ込んで微妙な心理のようなものを聞かせてほしかった。でも、それは「他人」が書くのではなく、一流なその人に聞かなくてはわからないことなのでしょうね。
オススメ度:50点(100点満点で)
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