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Yak!の日記: 「今日は一日アニソン三昧SS」曲目解析

日記 by Yak!

4/30(月) 13:00~25:00 NHK-FM において「今日は一日アニソン三昧SS」なる企画があった。去年の GW にも同様の企画があり、2 回目なので SS=SecondStage らしい。

内容としては、初っぱなから「AIR」より「鳥の詩」、「N・H・Kにようこそ!」より「踊る赤ちゃん人間」がかかるというぶっ飛んだ展開を見せ、 ついには2ちゃんねるでサーバがとんでいる。まぁ、アナウンサーが頼りにならなかったり、公式では 151 曲となっているものの、即興で歌われたものが 12 曲(俺調べ)ほどあるので実質 139 曲、間違えて別バージョンを書けたものを含めるとさらに少なくなったり等色々あったものの、民放 TV 局の懐かしのアニメ系企画から比べればコアなアニメファンにも優しい内容だったと思う(そもそも民放だと 12 時間も枠をとれないだろうが)。是非来年もやって欲しいところだが、司会進行についてはちょっと考えた方がいいと思う。今回、緒方さんを入れたのは大正解だけれども。個人的には、夕方のニュース前後、ならびに 22 時辺りの 27 曲(073-079,096-115)以外は聞いていたのだが、Get Wild を聞き逃したのは痛恨である。

さて、本題。↑でコアなアニメファンにも、と書いているものの曲目的にはちょいと不満がある。ラジオ実況板の20年代以上専用スレを覗いてみても、90 年代が不遇なんじゃないかという意見があった。実際、林原めぐみ、奥井雅美、勇者シリーズは 1 つもない。そういえば、TWO-MIX もない。ということで、軽く調べてみた。対象は即興で歌われた曲を除いた 139 曲。該当アニメタイトルの放映開始年を基準とし(該当曲の使用開始年ではないことに注意)、開始年については Wikipedia によって調査した。

年代  2000  1990  1980  1970  1960
曲数    30    30    30    26    23

あらぁ?割とバランスしてるように見える。そーか、あくまでも感覚的なものか……と思うのは早計でこれを曲ではなく、アニメタイトルで数えてみると次の通り。

年代        2000  1990  1980  1970  1960
タイトル数    30    22    28    23    23

やっぱり 90 年代へこんでるし。90 年代の曲は放送曲別リクエスト NHK編、およびアニバサリーアニメ特集で 12 曲 6 タイトル流れているのでタイトルが偏ってしまっている(後は別バージョンかけ直し)。

さて、解析というにはこれでも不十分で、母集団がどうなっているか、を知らないと正しい評価はできない。この場合は、年代別のアニメタイトル数である。曲数の方が正しいかもしれないがさすがに調べてられないのでパス。情報源は今回も Wikipedia。ただし、各年のテレビアニメを参照し、かつ単純にサブカテゴリ、項目数を加算しているため情報の正確さはさらに落ちる(全てのアニメが網羅されているわけではない。特に古いアニメほど漏れが多いと思われる)。で、年代別アニメタイトル数と、カバー率(流れたタイトル数/総タイトル数)を入れると次の通り。

年代         2000  1990  1980  1970  1960
タイトル数     30    22    28    23    23
総タイトル    762   411   247   175    66
カバー率(%)   3.9   5.4  11.3  13.1  34.8

とりあえず今更ではあるが、タイトル数増えすぎ。ちなみにグラフを見ると、指数関数的かどうかはまだ微妙なところだが、1995 年あたりで傾きが急になっているように見える。やっぱりエヴァの影響だろうか。カバー率の傾向としては、古いほど高いというのはそれなりに正しいのかもしれないが(古いアニメは知っている人も多い)、それでも 1960 年代が優遇されすぎている感じはする。ヴィンテージアニメ特集の影響だろうが。

で、調べておいてなんだが、さすがに総タイトル数の比率に従った分布が適正な分布だとは思えない。では、どういう分布が適正な分布か、というのは、聴取者の年齢構成、どの層をターゲットにするか等の戦略なども絡んで結構難しい問題かもしれない。試しにカバー率を大体 1:2:3:4:5 になるようにしてみると次のようになる。

年代         2000  1990  1980  1970  1960
タイトル数     29    31    28    26    12
総タイトル    762   411   247   175    66
カバー率(%)   3.8   7.5  11.3  14.9  18.2

適当ではあったのだが、割ともっともらしい配分になったような。ヴィンテージアニメ特集がなければ 1960 年代のタイトル数もこれくらいになったはずだし。と、主張に合わせた数字も作れたことだし、次回は是非 1990 年代の増量を希望したい。

……蛇足ながら。我ながらアホなことしてるなぁという自覚はあるので、念のため。

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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家

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