airheadの日記: diary: 「ユーザ」か、それとも「ユーザー」か 6
ええと、Lindowsのおっちゃん絡みの話。
(5)に末尾長音の省略に馴染まない語が出てきた。これまで迷っていたが、ここで考察したい。現在一般的なメディアで「ポータブル・プレーヤ」「ポータブルプレーヤ」という表記はほとんど使われない。極端な例だが、「ポータブル・プレーヤーのユーザにとっては...」などという表現もおかしいと思う。もう一点、ギーク相手の商売でないことを明言しているRobertson氏が、末尾長音省略で語っているようにするのは不自然ではないか。いやもちろんRobertson氏は英語で語っているのだが、商魂の逞しさを見せているような内容の文に長音省略表記はあまり馴染まないような気がする。異論がなければ、少なくともRobertson氏の回答に関しては長音付きで統一したい。
ところでこれは一訳者としての興味だが、質問では「ユーザ」で、回答では「ユーザー」となっていても面白いと思うがどうだろうか? 読者に違和感を与えないだろうか? インタビューゆえ、大して気にならないかな。で、こっからまた査読者として。査読を反映させた訳文(k3cさん、大丈夫です、勝手にゴチャゴチャいじってはおりません)がそろったら全文表示させて眺めてチェックするとしよう。
片仮名を中黒で繋ぐか否か(「ポータブル・プレーヤー」か「ポータブルプレーヤー」か)は、また後で考えたい。「ワン・クリック」ではなく「ワンクリック」で統一したいと書いたのは、(7)の訳文を考えてのことだ。「ワン・タッチ」などというのもあまり見ないし。
ところでなんだ、検閲アイコン使った方がよかったか、これ。
...とかなんとかですんなり、とはいかなかった。で21:00追記だ。もう少し細かく見ていったところ、朝日/毎日/読売といったところは「コンピューター」(朝日は長音なしもちらほら)、YahooJAPANのカテゴリでは「コンピュータ」、Impress/MYCOM/ZDNet/Cnetなどは「コンピュータ(長音つきがちらほら)」。まあ一応メディアで統一はとられている。
しかし「ユーザ/ユーザー」になると、筆者にお任せ傾向がやや増すような気がする。「server」は「サーバ」の天下だと思っていたが「ホームサーバー」などにより長音つきも盛り返してきた。「ベンダ」が少なかったのも意外だった。結局単語ごとにしっくりくる方を選べってことか?
中黒もどうかな... MYCOMやZDNetでは(人名などや列挙以外で)ほとんど使われていないようだ。しかしMYCOM PCWEBで見かけたが、「データバックアップユーティリティーソフト」というのはかなり見づらいのではないだろうか。目線が泳ぎませんか?
(書きかけ)
昔悩みました (スコア:1)
結局、深く考えないで、Googleで一番検索件数の多い単語を採用しました(汗
その時印象に残った単語が Interface
インタフェイス、インターフェイス、インターフェース、インターフェイスと4種類あったのには困りました。
Re:昔悩みました (スコア:1)
手元にある翻訳ソフトには和訳のオプションとして「である/です」「中黒の有無」の選択があるのですが、「長音符号の有無」はなく、それどころかinterfaceは品詞ごとに辞書に登録された表記が違います(下記)。おいおいキミがしっかりしてくれんと困るがな、と思いました。
長文の単語の意味を次々と手軽に引ける、ぐらいには使えるんですがね。ひょっとしたらalveinさんの事例でも、訳の段階でそういうソフトが使われていたのかも。
interface 【名詞】
1. インタフェース
2. インターフェース
3. インターフェイス
4. 中間面
5. 接続器
6. 接点
interface 【他動詞】
1. …と ~を結びつける
2. …を連結する
3. …と ~を調和させる
4. …を( ~に)インターフェースする
interface 【自動詞】
1. 連結する
2. 結びつける
3. ~と入出力を行う
4. インターフェイスする
カタカナ語は、、、 (スコア:1)
たとえ、意図があって訳し分けていたとしても、/.の記事に読む側はそこまで
期待していないと思います。
#単にタイポだと思うでしょう。私が読んでいたとしたら。
#長編小説の冒頭のセリフで、それが人物像と小説自体の雰囲気を決定する
#場面ならともかく。
#また、個人的には音引きを多用した用語の文章イメージは、「バカっぽい」&
#「素人臭い」です。
文体を気にするのであれば、他の所でも工夫は可能なはずですし。例えば、
本当に商魂たくましい感じにしたいのであれば、関西弁風にするとそれっぽく
なりますが、そこまで踏み込む必要があると思いますか?
#私はないと思います。
「ポータブル・プレーヤ」に関しても、私は特に問題を感じません。
Googleに聞いても、今この一瞬での使用頻度しかわかりませんし。一旦適用を
決めたルールの変更の理由づけに使える程権威あるものではないと思います。
一般的な使い方の一例として、新聞での用法を参考にするのもよいですが、
単に短いからというだけで「スパコン」なんて言葉を開発するところを用語の
是非の判断に使うのは問題があると考えます。
#/.翻訳部における用語の指針とかも議論できると、楽しいかも知れませんね。
Re:カタカナ語は、、、 (スコア:1)
すいません、ついウケてしまいました。
今回の訳者のひとりとしてそれはそれでおもしろい
と思ってしまったのですが、Lindows側からクレームが来そうですね。
まぁ、それはおくとしても、
たとえば中学高校で習ったような生硬な訳ではなくて、
読み物として楽しめるような訳文を作るのがいいのではないでしょうか。
『伽藍とバザール』の訳文の文体を最初見たとき、
これは訳者の暴挙だと思ったものでしたが、
同じ英語の一文からでも、日本人からすれば、
日本語では、語尾や言い回しを数限りなく
バリエーションを生むことが出来ます。
Re:カタカナ語は、、、 (スコア:1)
> 読み手は期待していない
> タイポと思われるだけ
なるほど。
> 本当に商魂たくましい感じにしたいのであれば、
まず、文体(口調)と、(長音符号をつけるつけない程度の)表記法は、ある程度連動するものの基本的に別物と考えています。
その上で、「表記で人物像に味付けしたい」のではなく、「人物像や発言の内容からして、『こういう表記があると不自然ではないか』という引っかかりはなくしたい」と考えています。同じ人物の発言が過去に多くの人が目にするメディアに登場していれば参考にします。
訳レベルで味付け(の具体的提案)ということであれば、私は(1)(9)へのコメントの中に少し書いています。それについてはそちらにコメントいただければ、と思います。
また、/.Jへの掲載を目指すならばそれなりに「浮かない」ようなものにしたい、とも考えています。今はそれを探っている状態で、「タイポに見える」というのも引っかかりだなと思います。
Janisを訳したときの場合は、もう少しくだけた文体/口調の方がよいとは思いましたが、/.Jへの掲載を考えてあのような感じに落ち着きました。
> 一旦適用を決めたルール
ええと、まだ最終決定はしていないです。目立った意見は寄せられていませんでしたし、過去のルールがあるかどうかも調べていないので、とりあえず独り言を書いて反応はないかと思っていたところです。他にご意見があれば今からでもお寄せいただければ、と思います。
数日後に前半後半それぞれをエントリにまとめてプレビューとして掲載し、改めてご意見をうかがう予定です。最終的な表記決定はその後に下そうと考えています。
以下余談かな。
> であれば関西弁風
うはは、やっぱりそうなりますか。関係ない話ですが、星野仙一が阪神の監督になってから、彼の文字メディアに登場する発言の口調は妙に関西チックになったような気がしますが...やりすぎちゃうんかな、この記者は何を張り切っとんねん、と思いました。
> 長編小説の冒頭のセリフで、それが人物像と
> 小説自体の雰囲気を決定する場面ならともかく。
えーと、ちょっと意味がわかりませんでした。申しわけないですが、解説を。
Re:カタカナ語は、、、 (スコア:1)
>> 長編小説の冒頭のセリフで、それが人物像と
>> 小説自体の雰囲気を決定する場面ならともかく。
>
>えーと、ちょっと意味がわかりませんでした。申しわけないですが、解説を。
いや、小説の冒頭で読者を引き付けるために、会話から入るなんてのは、結構
スタンダードな手法だと思うのですが、これを訳すとしたらものすごく気を使
うだろうし、会話している人物にあわせて言葉使いをその表記から検討するの
も当然だろう。でも、今回の場合はそこまで用語や文体による人物の訳し込み
が必要な場合ではなかろうって程度の話です。
#いやぁ、新聞で未だに「コンピューター」とかに拘っているの見る度に「そ
#れなら『スパコン』をなんとかせい」と思うわけで、ちょびっと怒りが文章
#にでちゃいました。airheadさんに向かって怒っているのではないので、お気
#になさらぬように。