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aitoの日記: 2010年7月29(木) SIGMUSまとめ デモセッション

日記 by aito
・Orchestra to Piano (筑波大)
浜中研。オーケストラの譜面をピアノ用にアレンジするための補助システム。オーケストラの全パートを単純にピアノで弾こうとすると、どの部分がどういう理由で困難なのかを指摘してくれる。そのアドバイスに従って音を削ったりしていくと、ピアノで弾くことが可能な譜面ができあがるという寸法。

・Polyhymnia (東大)
見られなかった。

・楽器装着型演奏支援システム(筑波大)
鈴木研。サックスの穴を押さえるところをアクチュエータがやってくれて、プレーヤはサックスを吹くだけ。手が使えない人でも本物のサックスを演奏することができる。本物の楽器が持つインパクトというのはあると思うので、こういう取り組みはおもしろいと思う。

・MusiCube: 特徴量空間における対話型進化計算を用いた楽曲提示インタフェース(お茶の水)
いくつかある音楽の中で、目的にあった音楽を視覚的に選ぶためのシステム。いくつかの代表曲について「合っている」「合っていない」をユーザが選び、進化計算を使ってユーザが次に評価するサンプルを選ぶ。基本的に最初に用意した曲しか評価されないのだから、進化計算で交叉とか突然変異を使う必要があるのか疑問。

・環境音データベースシステム「電子音色辞書」(東京電機大)
いろいろな効果音について、擬音語を登録して検索できるようにした。MFCCによる3D表示もあり。

・MusicPipe - パート分配によるアンサンブルのための自動編曲システム(名工大)
見られなかった。

・演奏デザイン転写システム「駿時」(関西学院大)
見られなかった。

・「ShakeGuiter」祝!!10万ダウンロード突破(筑波大)
浜中先生。電気モーフと基本的には同じだが、毛布のコントローラーではなくて、iPhoneを激しく振るかどうかでモーフィングの程度を決める。それだけなのだが、モーフィングの両端を適切に決めると非常に直観的なインタフェースになる。実際に触ると印象が変わる感じ。

・類似楽曲検索技術「にたうた検索-ローカル版」(KDDI)
SP+SLPでも話を聞いた「にたうた検索」。結構使われているらしく、検索された曲やキーに使われた曲の特徴の分析がおもしろかった。

・教育用ツールを目指した歌詞朗読音声からの歌声合成システム(東京工芸大)
展示内容はタイトルと違って、目的の高さの声をいかに素早く出せるかを競うゲーム。視覚フィードバックしかないので、目的音に合わせるのが難しい。同じようなインタフェースを使って、新しい音ゲームがいろいろ作れそう。

・多人数参加型作曲システム:Twitracker(筑波大)
先ほど聞いたシステム。音がしょぼいのはなぜかと思ったら、ファミコン的音源が最初にあったからだそうだ。MMLというところがおっさん魂を刺激する。

・BandNavi:バンドメンバーの変遷情報を辿るアーティスト発見システム(筑波大)
先ほど聞いた発表のシステム。インタフェースは簡潔なのだが、なにができるのかちょっと理解しにくい。慣れが必要そう。

・SToReTP:マルチタッチパネルを使った電子擦弦楽器(首都大)
安藤さん。デジタルギターの胴部分にiPhoneを装着し、パッドをこすることで音が出る。基本的に単音。いますぐ製品化できそうなできばえ。すばらしい。

・QueryByConducting
同じ曲の複数の演奏があったときに、テンポを指定することでその中から好みの演奏を選ぶ。テンポ指定はWiiコンを振ることで行う。

・VirtualPhilharmony
さきほどRenconで見たシステム。テルミンの音で手の動きを捉えるのがポイント。動きを把握するのにテルミンを使うというのはいいアイデアかもしれない。

このほかに何件か飛び入りで見ることのできなかったデモがあった。残念。
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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人

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