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日記

aitoの日記: 2016/8/9-10 EA研・聴覚研@東北学院大多賀城キャンパス

日記 by aito

8月9日(火) 午後
座長: 島内 末廣 (NTT)
13:00 - 14:30
(1) 客観尺度を単語候補間で比較する二者択一型了解度推定方法の検討 ○近藤和弘(山形大)
二者択一型の単語了解度主観評価(DRT)に対応する客観評価手法の改良。試験用単語対セットを用意し、どちらかの単語の劣化した奴をクリーンな2つの候補単語をそれぞれサブバンドに分けて、サブバンドごとに重み付きで距離を求める。正しい単語間の距離が誤り単語間の距離より大きいかどうかで値を±1に振り分けてサブバンドについて集計。従来の(PESQより良いとされる)客観評価法よりも種環境価値と高い相関を示す。

(2) バイノーラル音声了解度の客観推定方法の改良 ○平 和也・近藤和弘(山形大)
両耳受聴時の音声了解度の推定。帯域ごとのSNRを基本とした特徴量を使うが、右か左のSNRが良い方を使うモデル(ベターイヤーモデル)、帯域ごとに良い耳を選ぶモデル(帯域別ベターイヤーモデル)、右と左耳の帯域を全部使うモデル(フルモデル)をモノラルと比較。クローズドの場合、提案の3モデルはいずれもモノラルより良く、回帰はランダムフォレストが良い性能。オープンテストでは、ニューラルネットとSVRはいまいちな性能。ランダムフォレストはロジスティック回帰より少し良い。特徴量はベターイヤーモデルが良い。

(3) 音声強調のための音声調波構造の時間周波数変化による位相復元 ○若林佑幸・福森隆寛・中山雅人・西浦敬信・山下洋一(立命館大)
音声強調における位相復元処理。音声強調では昔から位相は重要視されてこなかったが、最近は位相の重要性が見直されてきている。STFTPI法(STFT位相改善法)は、音声を基本波とその高調波だけからなると仮定して位相を復元する方法。これは単純な方法だが、初期値依存性が高いことと、時間変化が人工的で音質が悪いことが問題。これを改善するため、高域(SN比が低い)での位相を推定する方法と、自然な位相の時間変化を推定する方法を提案。事前SNRによって位相の信頼性を評価し、信頼できる周波数ビン(おおむね調波成分)について、位相を低次の高調波から順次求める。

8月9日(火) 午後 城戸健一先生メモリアルセッション
座長: 伊藤 彰則(東北大)
14:45 - 16:45
(4) 14:45-15:25 [招待講演]故城戸健一先生のご業績 ~ 電気音響分野を中心に ~ ○安倍正人(岩手大)
(5) 15:25-16:05 [招待講演]故城戸健一先生のご業績 ~ 音声分野を中心に ~ ○牧野正三(東北文化学園大)
(6) 16:05-16:45 城戸先生との思い出

香野俊一先生(東北大学・二村研出身)
鈴木陽一先生(東北大学・二村研出身)
金井浩先生(東北大学・城戸研出身)
大槻恭士先生 (山形大学・城戸研出身)

8月10日(水) 午前
座長: 平原 達也(富山県立大)
10:00 - 11:30
(7) 10:00-10:30 ウエーブレット解析を用いた分娩監視装置からの胎児心音のノイズ除去実験について ○荒木睦大・森 幹男・浅井竜哉・玉村千代・高橋 望・西島浩二・吉田好雄(福井大)
超音波ドプラによって観測した胎児の心音のノイズ除去。胎児の心音を観測して、心音の周期の変動を調べたいが、雑音が多いため困難。そこでWavelet denoisingを使って雑音を除去する。マザーウェーブレットは7~8次Daubechies。定量的評価はなし。

(8) 10:30-11:00 ロングパスエコー下における既存の緊急速報を模した4連単語の了解度 崔 正烈・○坂本修一・田村祐揮・鈴木陽一(東北大)
これまでロングパスエコー下での音声聞き取りを向上させるためにフレーズ間にポーズを入れる手法を検討してきた。そこでは人為的な固定長単語連鎖を使っていたので、今回は単語(文節)の長さにばらつきがある場合の検討を行った。まず地震・津波の警報文などを分析。4モーラ文節が最も多い。文長の最頻値は9~12モーラ。この分析結果を受けて、3~6モーラ/文節×4文節のパターンを作って実験を行った。その結果、1~2モーラ文のポーズを入れることによって聞き取りが向上。

(9) 11:00-11:30 インパルスハンマを用いたコンクリート構造体内部空隙の非破壊診断法の実験的検討 ~ プレストレストコンクリート橋における未充填シースの診断 ~ ○藤岡豊太・永田仁史・安倍正人(岩手大)
打撃によるコンクリートの非破壊検査の方法をコンクリの橋に適用。プレストレストコンクリート(pre-stressed concrete)は、あらかじめ内部に圧縮応力を入れておくことで引っ張りに強くしたコンクリート。ポストテンション方式では、コンクリート構造体にあらかじめ穴(シース)を通しておいて、そこにPC鋼材を通して引っ張り、グラウト(重点用のセメント)を入れて固化させる。実験では、複数あるシースのどれかをわざと空洞にしておいて、それを検出できるかを検討。実測により空隙によって差があることを確認。また、FDTD法でシミュレーションを行った。定性的には合っているが、値の再現性はいまいち。

8月10日(水) 午後
座長: 渡邉 貫治(秋田県立大)
12:50 - 14:20
(10) 12:50-13:20 FDTD法による任意境界音場計算のためのボクセライザーの開発 ○土屋隆生(同志社大)
土屋先生の夏の自由研究。3次元FDTD法における3次元形状のボクセル表現を得るために、STLまたはOBJ形式表面形状モデルからボクセル表現を合成するためのプログラムSUF2VOXを書いた(MATLAB)。応用として頭部モデルからHRTFを計算してみた。

(11) 13:20-13:50 頭部運動を伴う音像定位時の純音検知限 ○岩谷幸雄(東北学院大)・本多明生(山梨英和大)・尾崎佑介(東北学院大)
頭を動かすと音像定位精度が上がることがわかっているが、その詳しいメカニズムはよくわかっていない。視覚におけるサッカード抑制と同じようなことが起きているのかどうかが知りたい。そのため、音像定位時の純音の閾値を測った。被験者の前に置いた複数のスピーカから帯域阻止ピンクノイズを出して定位させると同時に、被験者の真上にもスピーカを置いてそこから純音を流し、それが知覚できたかどうかを調べる。その結果、頭部運動条件では純音の閾値が上昇した。

(12) 13:50-14:20 音源距離も考慮した音空間共有型2領域音場再現 ○清水 拓・トレビーニョ ホルヘ・坂本修一・鈴木陽一(東北大)・伊勢友彦(アルパイン)
音場再現で、再現領域を複数設ける方式を従来提案している。従来は平面波しか再現できず、音源からの距離感を提示することができていなかったが、今回の発表では球面波に対応した。

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