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akiraaniの日記: スポーツ観戦のお話

日記 by akiraani

 表の話題で世界バレーがつまらんという話が出ていたので、めいっぱい同意なんだけどオフトピなので日記に。

 まあいろいろありますが、スポーツ観戦のエンターテイメント要素のどれを重視するかと言うポイントの問題でしょう。
 スポーツ観戦を楽しむポイントを大雑把に分けると

  1. 技術能力的側面からプレイ内容を楽しむ
  2. ひいきの選手やチームを応援して盛り上がる
  3. 楽しそうにプレイしている様子を楽しむ

 あたりに分類できるんじゃないかと思います。特にテレビ中継等が行われるような上級者の試合で重要になってくるのが1と2ですね。

 プレイ人口が少なく知名度も差ほどではないスポーツは、メディアの露出も少ないので知らない人が興味を持つことも少なく、観戦するのもプレイ経験があったりルールや技術に精通しているディープなファンが主体になります。このファン層は、1を重視するので、実況はより正確に詳細に公平に、解説はスポーツに精通した人向けの詳しい内容を求められるわけです。
 一方で、知名度が高いスポーツになると、ひいきのチームや選手がいる人というのが増えてくるわけです。プロ野球なんかの国民的スポーツは1と2の両方を楽しんでいる人も多いですし、中にはルールはわからないけどテレビで見てカッコ良かったからファンなんて人も出てきます。

 いわゆるブームになると、2の要素だけで盛り上がるにわかファンが急増します。もちろん、ディープなファンも増えるのですが、比率的にはブームだから見ているタイプの人の方が圧倒的に多い。テレビの論理からすれば、視聴者は多ければ多いほど良いわけで、できることならブームになってにわかファンがたくさんついて欲しいわけです。
 この場合、応援して盛り上がることが重要なので、芸能人を呼んで実況そっちのけで「ガンバレ!」と連呼したり、選手にスター性を求めてわかりやすい二つ名を勝手につけて選手紹介を派手にぶち上げたりするわけです。技術的な話は「なんかよくわからないけど応援してるチームが凄い」ことが伝われば良いので、適当に誇張しがちになります。

 特に、ナショナルチーム同士の大会なんて視聴者の大半が自国ファンなので、ひいきのひきたおしをしてでも自国チームの応援して盛り上がれれば、全国どの局で放送しても数字が期待できるわけです。例えば、視聴者の大半が阪神ファンなのにネット局の都合でジャイアンツナイターを放送しなきゃいけないといったトホホな状況が防げるわけで、全国ネットのキー局にとっては非常にありがたい話のはずです。

 ただ、1がメインの「スポーツ自体の熱心なファン」は置き去りになりますが。
 けしからんとテレビ局に対して憤慨するのは容易ですが、テレビ局にはテレビ局の事情がありますし、ある程度(選手に迷惑かけないレベル)の話はしょうがないかなと言うのが個人的な感想です。
 デジタル放送やインターネットの普及で情報があふれ、一般ユーザーのニーズも多様化しています。テレビ局をはじめとするメディア業界がことさらにブームを演出したがるのも、多様化している中で安定した視聴者を確保するための対策なのかもしれません。
 まあ、今はインターネットに衛星放送やケーブルチャンネルなんかでは専門チャンネルもありますし、地上波のテレビに頼らなくてもいろいろ方法があります。ギークはギークらしくネット放送なり専門チャンネルなりを積極的に利用して、ロングテールの概念をテレビ業界にも浸透させていくのが良いかと思います。

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