akiraaniの日記: アメリカでは書籍の読み放題サービスは難しい
米アマゾン、定額制の電子書籍サービスを検討中が表のストーリーになっていたので、夕べコメントつけようと思ってたんだけど、すっかり忘れてたので日記に。
まず、ウォールストリートジャーナルって日本でいう日経みたいなイメージがあって、この記事はいわゆる日経アドバルーン的な飛ばし記事なんじゃないかと思ってます。
まあ、定額サービス開始を画策しているというのは事実かもしれませんが、価格やらラインナップやらはおおむねがでたらめ、といったところではないかと。
それから、価格についてですが、アメリカで実現したとすれば、相当高価なサービスになるはずです。
問題になるのは主に価格差ですね。Kindleストアの書籍ってほとんどのものが9.99ドル均一でしたが、それじゃきついってんで条件は緩和されていて、その後のタイトルの価格はだいぶ上がっているはずです。
常識的なラインとして、平均的なサービス利用者がオンラインだと12ドルの書籍を月あたり5冊読むと仮定します。すると、1年間に720ドル分の書籍を読むという計算になります。年額100ドルでサービスを提供したとすると、実質が86%もの割引販売に相当することになります。これでは出版社が納得するわけがないですよね。
ということは、サービスの価格はもっと高いものになるはずです。仮に出版社が上記想定の7割で合意したとしても、年額500ドル、日本円に換算すると37500円。
読者感覚的には図書館と同じサービスなんだからそんな高価になるわけがないと思ってるでしょうから、Amazonからしてみればそんなに高額にもできない。というわけで、いつまでたっても折り合いはつかないんじゃないかと思います。
というわけで、実現したとしても価格があほほど高い、ラインナップが非常に限定的などの、いまいちぱっとしないサービスになってしまうんじゃないかと。
……あれ、なんかどっかで見たことある状況(笑)
案外、1冊の書籍の単価が安い日本の方が成立しやすいサービスなんじゃないかと。現にビューンみたいなサービスがいまだに生き残ってますし。
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