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日記

akiraaniの日記: MMD作品のすごさは一般人に通じない 6

日記 by akiraani

 ちょっと前の話になりますが、ニコ動アワード2011(秋)の生放送があって、第7回MMD杯総合優勝のダンスPVがエントリーされているというので見てみました。結局エントリーしただけで何の賞も受賞しませんでしたが、MMD的に何がすごいのかというポイントがMMDを知らないコメンテーターにことごとく通じていないのがある意味面白かった。

 象徴的だったのはゲストのオーケン氏が「MMD杯ってプロも参加できるんですか? じゃあピクサーとかが出てくれば優勝しちゃいますね」みたいなことを言っていたあたりかなぁ。
 ようするに、プロが作った商業作品以外に3DCGを使った作品を知らないから、個人が趣味の範囲で作る作品で総合的なクオリティを出すのに何をしなきゃいけないかがわからないし、それ以前に知りうる最低ラインが商業作品レベルなのでそれがどれだけ大変で創造的な行為なのかを知らない。モーションにしても、モデルにしても、元ネタがあるとはいっても作業としてはゼロから作り直さないといけないのに、まずそこが理解できない。その状態でいろいろ力説されても「なんか知らんけど楽なやり方あるんでしょ」みたいな前提になってしまうんだろう。

 ちなみに、件のMMD動画は「【第7回MMD杯本選】Sweet Magicを魔法使い が踊ってくれました 」というタイトルです。YouTubeとかにも転載されているので興味ある人はタイトルで検索すれば見れると思います。
 見る人が見れば、使用されているモデルやステージが丸ごとこの動画のために新しく作られたものであること、ひらひらしたスカートやスカーフが破たんしない剛体設定がどれだけ難しいか、モーションのトレースが新規に行われたものであること、それらを全部このクオリティでまとめ上げるためにはMMD側でどれだけすごいことをやる必要があるのかがわかると思いますが、まあ普通はそんなのわからないですよね。

 まあ、これはしょうがないことかなぁと思います。MMDというツールの特性もありますが、そもそも3DCGモデルのアニメーション技術に関する知識がないとどうしても付いていけないでしょう。
 逆に、じゃあMMDってどんなことができるのって話になったときに、そういう知識がなくてもなんかすごいことやってるんだーという雰囲気が伝わってくる作品を進めるべきなんでしょうな。個人的にはPAC室長のお茶会シリーズとか凄いと思うわけですが、残念ながらあの作品のすごさは知らない人には全く通じない……。
 進めるとすれば、どういう系統の作品がいいんでしょうなぁ。

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  • by Anonymous Coward on 2011年12月07日 1時34分 (#2062260)

    実際に出来てるものが、プロがお金と頭数と時間をかけて作ったものと大差無いんだもの。
    ピクサーの作品だって、それを作る作業がどーゆーものなのか知識としてでも教わっていなければ、MMD作品と「同様に」分からないわけで、

    はてブで「ポリゴン女子の歴史」( http://lovelove.rabi-en-rose.net/polygon_maiden.php [rabi-en-rose.net] ) と言うのを見かけましたが、
    こうやって並べて見せる事で今のゲームのポリゴンがどうすごいのか、が視覚的に分かる。
    MMD作品のすごさ、はその作業過程を見せないと分からんでしょう。
    ピクサーの作品のすごさだって、理解している人、言葉で説明できる人がどれだけいるのか。

    • by akiraani (24305) on 2011年12月07日 13時25分 (#2062618) 日記

      こうしてみるとめいでんブリーダーとX箱アイマスがいかに革命的だったかよくわかるなぁ。

      そしてそれに趣味レベルで追い付いてるMMDコミュニティがいかにすさまじいかって……。

      #たまに、電脳冒険記ウェブダイバーのスタッフが今のMMD見たらどう思うだろうなぁ、と想像することがw

      --
      しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      実際SIGGRAPHのようなイベント行って講演とか見てくると、
      ピクサーがどれだけの技術と人と金をかけてあの画面を作っているのかわかります。

      というか、あそこはもう他とはまったく違っていて、
      開発リソースを「3Dの質を上げる」だけじゃなくて、「いかに同じ期間で効率よくデータを作れるか」という方向にも振っています。
      (商業的な方向にも振っている感じですね)

      実際に1フレーム分全部レンダリングするのは最後だけで、それまではパーツごとにレンダリングしたものをレイヤー構造で3D空間上において、画面を作ったりしてますし。
      (カメラ位置が多少変わったレベルだったらうまくレイヤーの変形なんとかしてたり)

    • by Anonymous Coward

      まったく同じ論法で「商業作品の凄さは一般人には通じない」とも言えるよね。
      そもそも作品の視聴者にとっては舞台裏の苦労などどうでもいいことで、それを長々と語りだすなんて本末転倒もいいところ。まあそれこそアマチュアなら許されてもいいかな。

      • by Anonymous Coward

        その割にはプロの作品やパフォーマンスも舞台裏を見せてどうだすごいだろう的なプロモーション多いよね

    • by Anonymous Coward

      予算も納期も無いものが予算も納期もあるものの質と並んだり上回ったりすることはそんなに珍しい事じゃないと思うが。

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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds

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