akiraaniの日記: コミケの黒バス問題対応について 22
コミケット準備会、参加サークルへ『黒子のバスケ』での参加見合わせ・頒布中止を要請の話。いろいろ理屈こねてたら長くなりすぎたので日記に。
個人的には、テロ対応策としては相手の要求を飲むと言うのは下の下だと思っています。テロと言うのはごね得の一種であり、一度譲歩すれば次から同類に寄ってたかってカモにされる。だから、脅迫は多少の犠牲には目をつむってはねのけないといけない。
どうもコミケ準備会のリリースを見る限り、そのあたりのことは把握した上で、やむをえない事情から異例の通達を出すにいたった模様。
単なる推測で正確なところはわかりませんが、おそらくは会場側がひよったということだと思われます。
コミケは20万人の人が一度に集まる日本有数の巨大イベントでであるにもかかわらず、スタッフの大半は同好の士によるボランティアで賄われていて、職務として警備を行っているスタッフなどは本当に最低限しかいません。特に、冬は年の瀬と言う忙しい時期に開催されるため、警察側も人員が不足しがちになります。
今回の件はコミケで初めて対応があったわけではなく、過去集英社主催のイベントなどでも自粛が行われているという悪しき実績があるので、会場側の立場としてはよそがやるんならうちも……という意識があるのは間違いないでしょう。そのうえで、前述した通りの大規模イベントであり警備人員も限界があり、警察の対応が遅くいまだに犯人が捕まっていないという事実が追い打ちをかけているのだと思われます。
正直な話、日本では地域レベルの相互監視で突飛な奴をつまはじきにすることで秩序を保つ、村社会的なやり方で治安を維持している部分が多々あります。これは、下手なことをすれば後で立ちいかなくなるという社会制裁をちらつかせて盲目的な協調性を確保するものなので、はなから自爆テロをもくろむような狂信者には効果を発揮しません。休日の歩行者天国にレンタカーで突っ込んだりと言った後先考えない破滅的な行動を防ぐのは事実上不可能だと言うことです。
防ぐのは難しいのに屈してはいけないというのは難題であることは確かで、今回の件では会場側にしてみればさっさと犯人を捕まえられない警察が悪いということになるのではないかと思います。
ただ、何らかの手段で会場側を脅せばこの手のイベントを中止できてしまうと言うのは、日本の社会的な弱点なのではないかと言う気はします。秋葉原通り魔事件のときも思いましたが、これらの弱点がいつまでたっても克服できないのはリスク評価を結果だけでしか判断しないマスの論調にあるのではないかと思います。秋葉原通り魔事件のときにも、歩行者天国の中止と言う、リスク管理に全く寄与しない対処を取らなければ体裁を保つことができませんでした。歩行者天国の中止はかえって人が集中して身動きできない個所をたくさん作りだすので、むしろリスク増になることくらい少し考えればわかるはず。商店会からすればリスクは減らないのに地域活性化に水を差すだけの非常に無益な対応であったはずですが、社会的には損を受けれている=誠意を見せて落とし前をつけているから責任を果たしたとみなされる。大変ばかばかしいことだと思います。
実際問題として、こういったトラブルがあった場合に短期的に会場側ができることと言うのは事実上ありません。にもかかわらず、何かがあれば必ず会場側に責任問題が発生します。そのような状況であれば、当然会場側は自粛と言う方向性に話を進めるでしょう。
リスク評価をせずにできないことにまで理不尽に責任を求める風潮をまず改めるべきなのではないかと思います。
日本の日本の (スコア:0)
日本の社会的な問題であると仰るなど、日本に限定した問題提議がたくさんでてきますが、海外では違うのでしょうか?
後学のために追記頂けると幸いです。
>リスク評価をせずにできないことにまで理不尽に責任を求める風潮をまず改めるべきなのではないかと思います。
この点についてはちょっと異論があります。時間稼ぎという視点が無いからです。
コミケの場合、今回に限って「黒子のバスケ」関連を排除したからと言って、大勢に影響は無いでしょう。
来年の開催まで犯人が捕まれば、来年以降は通常通り実施できるはずです。
時間稼ぎをすることを、悪しき前例と言ってしまうのは極端でしょう。
犯人の要求を受け入れることは下の下かもしれませんが、
受け入れないことによるリスクの増大を無視していいわけではないということです。
本当に犯行が行われてけが人が出た場合は、少なくともビックサイトでは二度と開催できなくなります。
Re:日本の日本の (スコア:2)
コミックマーケットにおいては、少なくともビッグサイト以外に現実的に開催可能な会場がないため、もし何かありビッグサイトを使えなくなった場合はすなわちコミックマーケットが今後開催できないことになります。
# 会場規模などで幕張メッセは候補としてありますが、過去の経緯があるので多分ないでしょう。
そのリスク(コミックマーケット消滅)を負ってまで通常通りの開催とは、コミックマーケット準備会は決断できないでしょう。「表現の場」を維持し続けることを目標にしているのですから。
Re:日本の日本の (スコア:1)
まあ、今回の件で一番問題かもしれないと思うのは、
今後、模倣犯、愉快犯が現れないか、ってとこですね。
そのようなことがおこらないよう、今回の犯人はきっちり捕まえてもらいたいものです。
#なんだかんだ言っても、みんな警察のことは頼りにしてるんだ。
Re:日本の日本の (スコア:1)
>受け入れないことによるリスクの増大を無視していいわけではないということです。
>本当に犯行が行われてけが人が出た場合は、少なくともビックサイトでは二度と開催できなくなります。
そもそも、そうなってしまうこと自体がテロに屈しているということなんですがね……。
こういうケースで会場側に受け入れないリスクを負わせること自体が間違いだ、という内容なのですが、理解してもらえなかったようで残念です。
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Re: (スコア:0)
表現の自由という重大な人権を守るために、
会場は今後の貸し出し不可を示唆すべきではなかった、ということ?
Re:日本の日本の (スコア:1)
本質は「会場がどうすべきだったか」ではないです。そもそも一番の問題は犯人が未だに捕まっていないことであって、会場側がどうすべきだったか、というのはいろんな意味で本筋から外れます。
責任問題になる以上、会場側が渋るのはやむを得ないことで、本当の問題は会場側がそう判断するのが当たり前になっていることにあります。
具体的に、会場側に何か対抗手段があるわけでもないのに、責任問題になって当然と思っているマスの風潮に問題があると結論にもはっきり書いたつもりですが、その部分は読み取れませんでしたか?
世論が間接的に人権侵害を推進しているわけで、国家に対するかなり致命的なセキュリティホールですよ。
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Re: (スコア:0)
なるほど。
というと、取るべきだったのは
・警察は全リソースを全力でかけて(それこそ警察庁主導で全国指名手配、多額の情報懸賞金をかけてでも)犯人逮捕を成し遂げねばいけなかったし、それが出来なかった以上、開催を同じく全力でサポートしなければいけなかった。それが出来ない日本国家というものは表現の自由に対して著しい侵害を行っている。
というあたりですかね。
Re:日本の日本の (スコア:1)
どうしてそういう方向に行くかなぁ。
まあ、テロの犯人を押えられないと言うのは落ち度と取られてもしょうがないと思うけど、防ぐのがすごく難しいという話は理由付きで説明してるよね。
そのうえで、何が問題だと思っているかちゃんと書いてるよね。
日記の本文が読み取れていないと言う指摘を毎度毎度してるけど、もしかしてその指摘自体が読み取れてない?
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Re: (スコア:0)
こういう反社会的な横暴に対してあくまでも社会正義(今回の場合、表現の自由を守ること=予定通りに開催すること)を貫いた場合に、
結果として何が起こったとしても、社会正義を貫いた側(たとえば会場、準備会)は責任を取らなくてもよい、という社会的コンセンサスが無いのが、
日本の社会全体(政府だけどか警察だけとかではなく)の問題、という感じでしょうか? >本文
いや、全然違う!やっぱり本文理解してないだろ!って感じなのかもしれませんが。
正直、今回の話は批判対象がとっちらかっていて、ちと要点つかみづらいです。。。
普段(特に/.J民からは)蛇蝎のごとく嫌われている警察ですが (スコア:0)
今回の件はさすがに警察をいたづらに責めるのはちょっとなぁ、と思ったりも。
少なくとも(この手の話で皆が邪推するような)所轄署で放置されているような状態ではすでに無いわけですし。
あえて責められる点を求めるならば、犯人特定→逮捕が遅れていることでしょうけど。
捜査力(スキルもしくはリソース)が未だ足りないのか、犯人が狡猾なのか。少なくとも怠慢が原因ではないとは思います。状況的に。
これ以上の捜査体制が敷かれるとすれば、それはより重大かつ致命的な自体が起こったときでしょう。
だけどそれは犯人以外誰も望んでいないことでしょう。
# 中には「警察がまじめに動くようになるなら死人怪我人の一人二人でたほうがいい」なんてこと言い出す人が……いないと信じたいですが、
# 昨今の/.J含めたネット界隈を見るとなぁ……
会場側のリスク評価 (スコア:0)
一般論ですが、この手のイベントでは通常何かトラブルがあった場合
利用者側が責任を負うという利用契約を結ぶはずです。
だからもしも通常通りコミケを行って人的であれ施設的であれ
困った事があっても直接的には会場側は責任を負いません。
会場側のリスク評価は例えば施設に損害を被った場合に
既に予約が入ってる別のイベントが開催出来ない事に対する
面のほうが大きいような気がします。
では切り口を変えてみよう (スコア:0)
今回参加を自粛してもらったという形で、コミケは無事終了したとしよう。(まだやってないけど)
この場合、結局悪者はだれだろう?もちろん、脅迫者というのはわかってる。捕まえたらそれは断罪すればよい。それより、この決定に至った責任者は誰か?警察、会場?運営?出展者?それ以外?出展者から、責任者でてこーい、配布物もう作っちゃったんだから賠償しろーという流れになりそうだ。
Re:では切り口を変えてみよう (スコア:1)
犯人を除く悪者とというか「落ち度」という点で誰に問題があるかを順番に並べると、以下の用なると思います。
1.脅迫犯罪を阻止できていない警察
2.テロリズムに屈した会場
3.会場と警察を説得できなかった準備会
個人的な印象ですが、責任の度合いで言えば
1>2>>>>>>>>>>>3
くらいじゃないかと思います。
なお、他の方も指摘されていますが、損害賠償云々の話にはおそらくならないです。所詮趣味の世界です。
今回の件でもっとも問題だと思うのは、「言論・表現の自由」を明らかに侵害する行為で、それをいち民間人に許してしまう貧弱な社会基盤です。
#だから、集英社のイベントでの対応自体を「悪しき前例」と表現しています
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Re: (スコア:0)
自分の趣味で作った実費程度で配布するモノを配る機会を失ったからといって賠償請求できるんでしょうか?
手元にはまるまる配布物が残っているわけで、ぶっちゃけ「別の機会に配布すればイイジャナイ」ってなるだけではないでしょうか。
#こんな感じでいいですか?
Re: (スコア:0)
在庫があるうちは次が作れない(=機会損失;大抵の人の懐事情では)し、確定申告するぐらいの規模なら損害額を示すのも比較的楽だろう。
Re: (スコア:0)
疲れてるのかな・・・
今回参加を自粛してもらったという形で、コミケは実質終了したといえよう。
に空目した。
楽をするために全力を尽くす考え (スコア:0)
いやちょっとずれるけど・・・
秩序によって自分の安全と自由を守ってもらうためには、
秩序のために自分を危険にさらして他者の安全と自由をまもらねばならない
ってコンセサンスが国民に圧倒的に足らんのでしょう
他人はどうでもいいけど自分に不利益がくることはどんな理由でもって納得しないとか
反社会性に毅然と戦う姿勢を評価するより、問題をほじくり返して正義の善民気取るほうが気持ちいい
良くはないがしかたない
問題は表面的にでもそれを修正する世論を形成すべきマスメディアが、逆にそれに全力乗っかりなのがなぁ
アキバの歩行者天国 (スコア:0)
アキバのほこ天って、当時無許可路上パフォーマーがいっぱいいて
それを見に来る人もそれなりにいて車道が埋まってて歩行者天国の体をなしてない
っつー問題があったのも大きいんじゃないかな?
たしかそっちがらみでもほこ天中止の話があったはず。
ひどいときは車道はまともに歩けずに歩道を進んだほうが楽ということもあったし
#あと、露出パフォーマーが警察沙汰になってたり
Re:アキバの歩行者天国 (スコア:1)
そんな話も当時言われてましたね。
あのまま歩行者天国が廃止になったのであれば、その手の話にも説得力あったんですが……。
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Re: (スコア:0)
(荒し: -1)
をつけたいね。
中身0。
Re: (スコア:0)
> じゃ日本じゃなかったらどうしたのかね?
実行した、だろうね。
どんな答えを期待したのかね?
仮に犯人に実行の意思があるとしても、
一度要求を呑んだところで、実行の機会が次に繰り越されるだけなので、
「犯人 vs 社会」としてはリスクがビタイチ減ってないんだよなぁ。
ババ抜きみたいなもんだな。