akiraaniの日記: にこさうんどがグレーだと思ってるコメントが案外多くてびっくり 4
ニコニコ動画上の動画の音声をMP3化してダウンロードできるサイト、運営者が逮捕されるについているコメントの話。
このツリーとか、このツリーとかで、ニコ動を叩きたがってる感じのコメントの勘違いっぷりがかなりひどい。
まあ、勘違いというか、ニコ動を叩きたいがためにわざと曲解しているものも交じってるようですが……。
主な勘違いポイントとしては
- ストリーミングのオーバーレイとファイルの転載が法律上同じ扱いになると思っている
- mp3に変換したファイルをキャッシュと解釈できると思っている
あたり。どっちも法律の素人でもわかる間違いであり、にこ☆さうんどはグレーではなく真っ黒のサービス。
昔のニコニコ動画と比較しているコメントがいくつかあるので、両者のサービスを比較してみると、データを配信しているサイトになっているかいないかというところに大きな違いがある。
昔のニコニコ動画は、YouTubeの動画URLを指定し、その上にオーバーレイコメントをつけられるというサービスだった。
プレイヤーはニコニコ動画上に用意されるものの、動画データそのものはYouTubeのサイトから配信されており、ニコニコ動画側のサーバ上には動画データは一切保存されないし、配信元になることもなかった。
一方、にこ☆さうんどはというと、ファイルをいったんmp3形式に変換する必要があるため、にこ☆さうんど内のサーバにいったん動画データをダウンロードし、ファイルコンバート処理を行ってそのファイルをユーザーにダウンロードさせていた。つまり、にこ☆さうんどのサーバからmp3データが配信されていた。
もし、ファイル取得~エンコード処理まですべてをWebプレイヤー内に実装したのであれば、公衆送信権の侵害に問えるかどうかはだいぶ怪しくなってくるが、さすがにそこまでの処理が可能なWebプレイヤーというのは聞いたことがない。
ニコニコ動画やYouTubeは著作権利者団体とストリーミング配信で包括権利契約を結んでいるが、JASRACから訴えられていることからもわかるように、にこ☆さうんどはそういった権利処理は行っていないし、そのつもりもなかったのだろう。仮に契約を結んでいたとしても、ストリーミング配信とダウンロードでは料金形態が大きく異なるため、広告費で賄えるようなサービスは構築不能ですが。
ただ、エンドユーザー的には見え方がほとんど同じだというところは確かなので、そのあたりは著作権法という法律の実装がおかしいよねという気がしないでもない。
まあ、多少理不尽でも悪法もまた法なり、なんですけどね。
今なら出来る (スコア:1)
今なら、JavaScript版 ffmpeg [mokuren.ne.jp]なんていうとんでもない実装があるので、ブラウザ側での動画からのmp3抽出処理ぐらい簡単に実現可能ですね。
#ブラウザサイドのコンバーターを、「公衆の使用に供することを目的として設置されている自動複製機器」に該当する、と主張するのはどうだろうと思いつきましたが、さすがに無理筋かな。
エンコード処理まですべてをWebプレイヤー内に実装 (スコア:0)
クロスドメインではURLを指定して中身に関知せず再生させることはできるけど、サイト運営者がCORSヘッダーで許可していない限り中身を読み取ることはできないので、外部サイトのWebプレイヤーに組み込むのは不可能だと思う。ユーザーに別途ダウンロードさせた動画を変換する方式だったら
http://www.nicozon.net/converter.html [nicozon.net]
とか(これはオーディオトラックを抽出しているだけでエンコードはしないようだが)。
それどころか (スコア:0)
にこさうんどってニコニコ動画の関連サービスだと思ってた。本当は勝手に乗っかってるだけなのね。
検索エンジンに引っ掛かるから存在は知ってたけど使ったことはなかったもんで。