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日記

akiraaniの日記: Windows 10 Cloudを予想する遊び 14

日記 by akiraani

 5月頭ごろにある程度情報が出て来るんだろうけど、現時点で出ている情報からどういうものかを予想しておいて、あとでどれくらい外れてるかを楽しむエントリです。

 戦略的なことを考えていくと、Windows 10 Cloud(仮)の狙いとしては二つの可能性が考えられる。
 1.With Bingに相当する小型廉価機普及のための販促
 2.UWPアプリへの以降を推進する施策

 1については、以前にあったWith Bingのスタンスそのまんまという解釈。
 リーク情報によれば、HomeやPro相当にグレードアップ可能らしいので、UWPしか使えないと言うのは意図的に使わせないようにブロックしている機能限定版の一種と考えられる。余計なサービスもいくつか止めることができるだろうから、その分要求されるスペックも低くできると言うメリットはあろうが、基本的には下位エディションと考えるのが妥当だろう。
 このあたりで問題をややこしくしているのが、Intelが安価タブレット向けのAtomから撤退戦を始めているというところ。(参考記事)
 脱Intelの動き自体はあってSnapdragon835対応が発表されていますが、この件はCloudとは切り分けて考えるべきでしょう。どうも製品が出てくるのはしばらく先になるみたいだし、出てきたとしてもCloudのような下位のOSを乗せたところでSurfaceRTの二の舞必至。少なくともスマホ向けとは言えSnapdragon835はハイエンドCPU。もっと上位のエディションのOSを乗せないと真価を発揮しないだろう。

 というわけで首をもたげてくるのが2のUWPへの移行推進かな、と。
 iOSやAndroidと比べるとどうしても出遅れ間のあるMSのアプリストアですが、なんだかんだで時間とともに内容は充実しているはずだし、今後Windows向けに出すソフトウェアはUWP対応を進めてほしいと考えていることでしょう。
 ただ、サードのソフトメーカーとしては現状はまだまだ一大勢力を誇っているWindows7環境を無視することもできず、UWPと従来のWin32形式とどちらを優先するかと言えば、どっちでも使えるWin32形式に統一しよう、ということになっているはず。この状況はUWPへの移行を阻害しまくっているはず。
 しかし、Cloudのように従来のWin32バイナリが動かない環境が普及してくるとなると話は変わってくる可能性があります。UWPプラットフォームを推進する目的でCloudを無料配布して、より新しいデバイスを主戦場にしたいと考えるアプリケーションベンダを取り込む、という算段なのかもしれません。

 過去のSurfaceシリーズの価格帯を見ると、HW構成的にはそこまでお安いという価格にはなっていないケースがほとんど。また、Windows8時台も含めてWith BingはMS製のハードウェアには搭載されていない。SurfaceProもそうだし、無印のSurfaceもそうだった。むしろOSやバンドルソフトウェアは結構上位のものが入っていることが多く、ソフトウェアも含めたトータルのコストパフォーマンスを重視している印象を受ける。
 その系譜を引き継ぐとするのであれば、やはりSurfaceシリーズにはCloudは乗らないと考えるべきなのではないだろうか。唯一可能性があるとすれば、Surface miniという可能性かな。6~7インチの小型タブレット製品であれば、低スペックで動くCloudを載せる意味が出てくる。
 ただし、最近のSurfaceブランドは大型化、ハイスペック化に足場を移していっているので、出るにしても、ハードメーカーとパートナー契約を結んでサード製品として出てくる可能性のほうが高いのではないだろうか。

 というわけで、予想としては以下のような感じ
 本命:Surfaceシリーズではなく、サード製品の小型タブレットとしてCluod搭載マシンが発表される
 対抗:CloudはOSの発表のみ、With Bingみたいな無償化を発表。
 大穴:Surface miniがCloud搭載機として復活

 まあ、過去の実績からして、当たる率は非常に低いので、たぶん今回もはずれだと思いますが。

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