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日記

akiraaniの日記: バーチャルユーチューバーの話 6

日記 by akiraani

関連:バーチャルYouTuber、流行の兆し

・バーチャルユーチューバーとは
 CGアニメーションシステムを使って架空のキャラクターに実況的なことをやらせたバラエティ動画をYouTubeにアップロードしている投稿者、もしくは使用しているキャラクターのこと。
 厳密な定義はまあいろいろですが、草分け的存在のキズナアイのように、中の人がしゃべりながら、モーションキャプチャシステムを使って3DCGキャラを動かすというのが現在の主流の模様。

・歴史的背景とか
 源流をたどると、おそらくはニコニコ動画に行き着くのではないかと思います。

 仮想キャラに実況的なことをさせて何をするというスタイルは、ニコニコ動画発祥の「ゆっくり実況」というジャンルに源流があると思われます。
 ゲーム実況というジャンル自体は、おそらく草分けはフジテレビのゲームセンターCXあたりじゃあないかと思います。
 それを一般ユーザーがニコニコ動画でやるに当たって、しゃべりの素人の地声ではつらいということで、SofTalkというの読み上げソフトを使うと同時に、SofTalkボイスのキャラ付けとして自然発生していたゆっくり霊夢やゆっくり魔理沙といった仮想キャラにしゃべらせる体裁で仕上げたのがいわゆる「ゆっくり実況」です。
 動画サイトでの仮想キャラクターによるトーク番組の源流と言ってよいかと思います。

 また、技術的な面でも源流はニコニコ動画に行き着きます。
 キズナアイで使われているKiLAのあれやこれやをたどっていくと、3DCGに関してはMikuMikuDance(MMD)が源流。この辺詳しく話をしようとすると「なりあがーるず」からたどって「gdgd妖精s」までさかのぼり、Kinect+MMDでの実験的試みとかが出てくるわけですが、まあ長くなるのではしょります。
 MMD単体はあくまで3DCG映像ファイルを出力するだけで、プラグイン組み合わせてなんやかんや、といった応用が難しかったのですが、Unityと連携できるようになってだいぶ世界が広がります。
 Unity自体にも3DCGモデルはあるし、MMDがなかったとしてもいずれ同じようなことができていたとは思いますが、それまでMMD関係で遊んでた人が持ってた下地は大きかったということですね。

・今後のお話
 技術的にはある程度の知識と個人でも何とかなるレベルの機材で始めることが可能なので、今後雨後のたけのこのように似たようなことを始める人が出てくると思いますが、逆にそのせいで一部の人気コンテンツ以外は埋もれてしまう結果になる気がします。
 比較的初期から始めた人たちが先行者利益なもので残る気がしますが、ユーチューバーである限り、最終的には芸能事務所的なところが仕切って参入してくることになるかと思います。
 ユーチューバーが動いてる論理は基本的にマスを相手にするお金儲けなので、後発組はちゃんと組織だってマーケティングして企画立てて人材育成してプロセスを踏まないとまずスタートラインに立てないでしょう。
 そもそも、キズナアイがそういう仕掛けの元に動いててバラエティとしての完成度がなかなか高いので、しばらく時間がたって目新しさが薄れると、素人のコンテンツは埋もれるしかないかと。

・ちょっと技術的に突っ込んだ話
 今後キーになってくるのはフェイスキャプチャと音声ソフトの進化ではないかと思います。
 体の動きのモーションキャプチャ、リップシンクなんかは現在あるものの延長でどうにかできると思うのですが、フェイスキャプチャだけはいくつか越えないといけない壁がまだ残ってると思います。というのも、仮想キャラクターに必須なディフォルメ表現がキャプチャ技術の延長ではどうにもならない。
 それと、後は中の人問題ですね。今はバーチャルユーチューバーの目新しさから受けてる部分があるので良いですが、いまやアニメ声優でさえも顔出しで動画番組とったりするのが当たり前になってるので、顔出しNGとかほとんどない。そうなると、バーチャルキャラで通すメリットってあんまりなくて、最初から顔出しOKな声優やらアイドルを使おうよって形になるのではないかなぁ、と。
 それでもなお仮想キャラを使うってのはニッチ向けを狙うか、中の人が用意できない場合になるのではないかと思うのですよ。その場合、顔グラだけではなく音声のほうも合成技術やらを駆使して、みたいなことをする必要性が出てくるので、音声単体で感情表現ができる技術がどうしても必要になってくるはず。
 ニコニコ動画なんかではトークロイドと呼ばれる職人的技術でもって合成音声に掛け合い漫才をやらせている人がいるので、同じことが技術的なアシストでもっと簡単に短時間でできるようになったらだいぶ状況が動くのではないかなぁ、と。一部のナレーションソフトには感情表現的な機能が付き始めているので、いずれできるようになるのではと。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2017年12月27日 13時00分 (#3336653)

    流れ的にはyoutuberがバーチャルネットアイドルとゲーム実況のスタイルを取り入れ、
    その必然上でMMDの近辺で発展していたのと同様の技術を使っているって感じじゃないでしょうか。
    #KiLA自体はMMD界隈の開発者が関わってるので、コンセプトやノウハウのフィードバックは
    #多分に受けてるでしょうから、技術的には直系と言ってもおかしくは無いかもしれませんが
    源流がニコニコ動画…なんてことはなく、進化の収束的な意味で似たものが出来た感じ。

    ゲーム実況限定で言っても、源流はピアキャスとかそれ以前にさかのぼるからね。
    それを公開アクセスプラットフォーム上で集約し大きく発展させた場としてニコニコ動画があるけど、
    いわば日本における中興の祖であっても源流とはちゃいますやん。

    youtuberがベースになっている為、おっしゃる通り「顔出しOKのタレントとの差別化はどうなっていくの?」
    的なものはありますね。
    ただ今あるものはともかく、今後「バーチャルネットアイドル」の方をベースにしたものも出てくるでしょうし、
    アニラジ界隈の「キャラクターラジオ」の手法も取り入れられれば、
    新型の伊達杏子的なものができるんじゃないでしょうか。大々的に受けることは無いでしょうけど。

    • by Anonymous Coward

      そういえば「録画したゲームプレイ動画を編集し、セリフや茶番を入れてエンターテインメントにする」というスタイルは、
      リアルタイム配信中心のピアキャス時代には無かったですねぇ。
      youtubeをはじめとして、ニコニコ動画より前から動画サイトは数あれど、
      こと日本において「アマチュアによる(編集された)ゲーム実況動画」の源流の一つ、しかも最大手はニコニコ動画と言っていいかも?

      • by akiraani (24305) on 2017年12月27日 16時08分 (#3336770) 日記

        はい、そういうことです。
        バーチャルユーチューバーの肝は「仮想キャラクターに実況させる」というところにあって、それは「ゆっくり実況」が源流だろうって話なので。

        ゆっくりのキャラクター付け自体は2chが発祥で、もうちょっとさかのぼると、なんJ的あたりでやる夫実況、みたいなものが存在してた可能性はあります。この辺詳しい人要れば情報ぷりーずって感じなんですが、動画におけるエポックメイキングは間違いなくニコニコ動画のゆっくり実況でしょう。

        親コメント
  • by Seth (1176) on 2017年12月27日 13時07分 (#3336658) 日記

    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%... [wikipedia.org]

     まぁ、お面ですね(走召糸色木亥火暴)

    --
    ------------------------------ "castigat ridendo mores"
    • by Anonymous Coward

      それ以前にTV番組では昔から有るよね。
      今放映中で自分が見て居るのなら「空から日本を見てみよう」のくもじい・くもみとか、
      「文句言うやつは誰ならよかったんだよ
      「ダーウィンが来た」のヒゲじいとか。

      ずっと遡ると「ウゴウゴルーガ」とか思い出す。

      まあ、それですら着ぐるみや人形からの流れなんだろうけど。

  • by Anonymous Coward on 2017年12月27日 16時42分 (#3336809)

    ちゆ12歳的なもの?
    輝夜月あたり見た感じではアイドルがパーソナリティやってる深夜ラジオっぽい?

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