akiraaniの日記: 知識チートについて考える 12
まず最初に断っておきます。高二病の方と、ジャガイモ警察はお呼びでないのでおかえりください。
そうじゃないよって方だけ続きをどうぞ。
本論ではないので知識チートという単語をろくに定義もせず使っているけど、これいろいろ奥深い現象だと思っている。
緩く定義すると「転生前の知識を転生後に持ち込んで活用する」ということになるんだけど、ひとえに知識と言ってもいろいろあるわけで、物語の中に持ち込む方法やら、効果の大小やらさまざまな観点で分類ができる。
知識チートの性質の違いについてはログ・ホライズン(以下ログホラ)が分かりやすいので、この作品をベースに考えてみようと思う。
ログホラはゲーム内世界にプレイヤーが入り込んでしまったという設定の物語なので、プレイヤーはゲームに対する知識を持っている。これは一種の知識チートと言えるだろう。
このスキルとこのスキルを組み合わせると強力だとか、モンスターのいるエリアや、裏道情報などといったもの。
ただ、ログホラは他に多くのプレイヤーが入り込んでいて、同様の知識を多数のキャラクターが持っているため、無双はできない。
ところが、しばらく物語が進んでいくと、ちょっと違った方向性の知識チートが物語中に登場するようになる。
細かい設定は省くが、プレイヤーが現実世界で持つ技術を条件付きで持ち込む方法が発見され、プレイヤーの現実世界での知識を応用したアイテムが作られるようになる。
前者の知識はゲーム(主に戦闘)を有利に運ぶ、一方、後者の知識は社会的な観点からのイノベーションとなる。
これらの知識チートは、主人公を無双させるための仕掛けとしては致命的な弱点が一つある。
それは仕掛けがばれると誰にでも使えてしまう、ということだ。
ログホラの作品中でもその点に関しては触れられていて、後者の知識はすぐに世界中に知れ渡って主人公たちのアドバンテージではなくなってしまう。
世界を革新するほどの影響力を持っているが、無双はできていないのである。
無双するためには強力であるとともに、唯一無二でなくてはいけない。単なる知識は披露すればするほど周囲に種が割れてまねできるようになってしまう。
本来、知識チートは単体では無双できない仕掛けなのである。なので、知識チートで活躍させるためには独占のための理由付けが必要になる、とても使いづらい設定なのだ。
にもかかわらず、なろう系の異世界もので知識チートが多くみられる理由は「知ってさえいれば誰にでもできる」ことがむしろ重要だからだろうと思う。
読者に近い平凡な存在である主人公が、異世界に転生してメアリー・スーのような特別な存在になって大活躍する立身出世物語。これが現在のなろうで大流行している異世界転生ものの基本フォーマットで、だれにでもできる無双手段だからこそ利用されているのではないかと。
使いづらい問題については、見かけたいくつかの作品ではお約束とかご都合主義で押し通していた。おそらく大半はそんな感じだろう。
別にそれ自体は悪いことではない。ミステリにだって突っ込んじゃいけないお約束はいっぱいあるわけで、エンタメとは多かれ少なかれそういうもの。ただ、やり方が下手だとああってなるだけで……。
脱線しました。
というわけで、知識チートの使い方として重要なポイントを考えてみたい。
まずは、どれくらいの影響を与えるか、というところだろう。
知識チートは現実にどのような効果を及ぼしたかというところを考えれば簡単に説得力を出せる便利な設定。例えば、ルネサンス三大発明なんかは実質中国からもたらされ、ヨーロッパで猛威を振るった知識チートそのものの事例と言える。軍事技術でいえばエドワード黒太子のロングボウ戦術やら第二次世界大戦でのドイツの電撃戦やらは大変効果もわかりやすい。
ポイントは、いかにして史実から使えそうなネタを拾ってこれるか、だろうと思う。
あとは、舞台設定を工夫して知識が有効に機能するようどうおぜん立てするか。ここらあたりが作者の腕の見せ所であろうと思う。
逆に気を付けないといけないのは、知ってればマネできるというところ。特に「なぜそれまで誰もやってなかったのか」「まねされたら優位性が失われる問題をどうするか」についてはだいぶ気を使う必要がある。
例に上がっているログホラの場合は、そこを逆手にとって優位性が失われるまでの時間との戦いを物語の仕掛けにしていたりする。その辺の処理がうまいからこそまおゆうとログホラはエポックメイキングになれているのだと思う。
ちなみに、一番簡単手軽なのは、知識を持つこと自体が一種の異能だという設定にすることで、例えば主人公だけがなぜかスマホを持っていて使いこなせるとかそういうやつ。異能を持つこと自体は異世界転生もののお約束の一つであるので、知識を活用できることを異能と定義してしまえばありとあらゆる不自然をスルー出来てしまう。ただ、手軽であるがゆえに手あかのつきまくった手法なので、安易にやるとチープに見えるので注意。
その辺に着目して、知識チートがどんな力を持っていて、どう使われているかを調べてみるのも面白いのではないかと思う。
応用され(ぱくられ)にくい知識チート (スコア:1)
「魔法はイメージだ」系世界観で「科学的知識をもった転生者は物理現象を正確にイメージできるので現地人より強力な魔法を使える」という作品は結構みかける気がします。
その異世界では異端/未発達な概念であるため、原理はわかっても現地人には容易には対応できない。
その先としては、「転生者だけが強力な魔法を使える」「転生者に親しい人には伝授できて、強力な魔法が使えるようになる」「学校を作って新たな概念を啓蒙する」など様々ですが。
「Knight & Magic」 の魔法も、「プログラマー的知識により魔法の本質を理解できたので、転生者は強力な魔法を使える」「転生者の幼なじみも、幼少のころから鍛えられた(染められた)ので使える」という、ちょっと毛色は違いますがこのパターンかな。
Re:応用され(ぱくられ)にくい知識チート (スコア:1)
>その異世界では異端/未発達な概念であるため、原理はわかっても現地人には容易には対応できない。
知識と、ノウハウは別って扱いですな。
こないだ見てた百錬の覇王なんちゃらってアニメではその辺がスマホで調べただけでホイホイ実現してて、見てて「これどうなの?」ってなりましたが……。
Knight & Magicも前半だけ一挙配信で見ましたが、魔法がロジカルな原理を持つ技術であるという設定で、プログラマ的能力が応用できるという感じでしたな。
個人的にはもっと詰め込んで「この世界の魔法は手続き処理言語体系で遅れている。構造化することでもっと高度なことができるようになる」みたいな突っ込んだ設定あっても面白いんじゃないかと思うわけですが。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re: (スコア:0)
アニメでは省かれてますが、1話で屋根の上を走っていたのは身体強化魔法を使ってのトレーニングをしていました。
この身体強化魔法は、エルが構造化&軽量化&制御を容易化したという設定です。( Web版は2話 [syosetu.com])
# アニメ1話でWeb版の1話~15話と16話の一部まで色々圧縮して、映像として描画しにくい要素は省かれてます。
他にも作中の背面武装に関しても制御プログラムに関しては、エルのプログラムを構文技師(パーサー,プ
じゃがいも (スコア:0)
マヨネーズはしょくちゅうどくがー
プリンはさとうがーとか
いろいろ細かいところに突っ込みいれたがる人はいて
なろうの感想蘭がたまにカオスになってますよね…
まあ、マヨネーズで大金持ちうっはうは!とかだと途中でしょくちゅうどくがー!って気になってくるんだろうけど
ちらっと出ただけで、貴様!マヨネーズをだしたな?!と
襲い掛かるマヨラー(違
桃の蜂蜜漬け (スコア:0)
桃の缶詰ではシロップガーとなるので、あの世界にあっても不自然じゃなさそうなもので代用したのだと思ってる
職業知識で知識チート (スコア:0)
「仁」ってマンガがドラマ化されてたけど、医者がタイムトラベルして知識チートは「大江戸神仙伝」という先達がいる。
料理人が異世界とか過去世界とか行くのも知識チートの一種。
手に職をつけている人は強いんだけど、プログラマはあまり潰しが利かなそうな感じ。
Re:職業知識で知識チート (スコア:1)
最近のアニメ化作品からだと、「ナイツ&マジック」が元プログラマーだけど、オタク知識全開か
「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」も元プログラマーで、プレーヤー視点でもあるけどプログラマーと言うかプロデューサー視点か
「幼女戦記」は人事部のサラリーマンが異世界の戦場で第二次大戦の知識を持ち込んで、なんか
やっぱ、仕事と別に趣味持っとけってことか
Re: (スコア:0)
プログラマ系は魔法をその知識を生かして構成を改善して
他を圧倒ってのが多い気がするな
グーグルも図書館もなしで (スコア:0)
そもそも知識を引き出せる気が全くしない。結局「なぜか主人公だけが検索のみ可能で電池切れしないスマホを持っている」とかの異能頼みになる。
とあるゲーム知識チートもののなろう小説では
とか(おそらく皮肉を込めて)書かれてたな。
知られてしまえば…という点については、中世にはむしろアラブや中国のほうが進んでいたにもかかわらず、あっさりと欧州に逆転を許したというこれまた説得力抜群の実例があるな
Re:グーグルも図書館もなしで (スコア:1)
自分が過去にタイムスリップしたらどんな知識チートをするか、という妄想をノートに書き連ねていた。
って設定の主人公には、ある種の開き直りを感じて逆に感心した。
あと『この手の物語をよく読んでる』という設定の人間なら、
黒色火薬の作り方、石けんの作り方、三圃式農業のやり方、等々、
ひととおり暗記しててもおかしくない気はする。
脱糞しました。まで読んだ (スコア:0)
>脱糞しました。
まで読んだ
技術チート (スコア:0)
知識チートを実現させるには関連する技術力が必要なので、その方向で知られてもマネできないという小説は見かけたことがあります。
あるいはベースとなる知識が相手に存在しないため、模倣は出来ても応用はできないとか。