akiraaniの日記: なんとなく思いついた無税国家の妄想 14
個人情報・企業情報の取引を国家が独占してしまえば、無税国家が成立するのではないだろうか?
国家事業以外で個人情報を取り扱うことを法で禁止し、個人情報の取引を国家の独占事業とする。その収益を公共サービスの充実にあて、行政サービスは国家が独占する個人情報をノーコストで利用することができるので、低コストで高い効率、品質のサービスを提供できるはず。
民間事業者は個人情報を使って商売がしたければ国から購入して使う。
例えば、通販の配送先が個人なのであれば、ワンタイムの個人情報認証コードを入力すればよい。消費者は行政が用意する二段階認証システムを用いて認証を行い、ワンタイムな個人情報認証コードを発行して通販業者に返す。配送業者は個人情報認証コードをから配送に必要な住所情報を取り出し商品を配送る。
同様に料金支払いについても個人情報のやり取りが必要な部分はすべて国が持つ情報データベースから情報を買う。
個人情報だけではなく事業者情報も全部国家が独占してしまえば、ほとんどすべての企業間取引も国が運営する情報システムを使わないとできなくなる。こうすれば、悪いことをする業者も簡単に一掃できるだろう。
もちろん、マーケティング情報が必要であれば全部国から買う。自社で不正に情報を蓄積したりすると法的に罰せされるのはもちろんだが、仮に住所データがあったとしても配送業者は住所を直接入力するような依頼を基本的に受け付けないのでダイレクトメール一つ送ることができない。
銀行も同様であるので、振り込め詐欺系の連中は振込先を用意できない。
ビックブラザーの極致であるが、どの組織がどのような情報を取得したかをオープンに調べられるようにしておけば必要以上な情報取得を抑止することができるはず。
実現するにしても技術ハードルも高くてだいぶ未来の話になるだろうし、いきなりやったら情報産業と呼ばれている分野が壊滅する。が、無税で国家運営ができるなら大多数のうしろめたいことのない国民は生活が豊かになり社会保障も充実するだろう。
時代が変われば案外すんなり受け入れられるのではないだろうか。
パケットに課税とか (スコア:2)
必ず肥大していくものに課税すると、税収はどんどん増えますね。
どうやってカウントするかはともかく、情報税、ストレージ税、パケット税といった名前で、処理能力なんかにも課税したら相当稼げるんじゃないかと思います。
例としては、自動車の「重量税」がそうでした。
Re: (スコア:0)
自動車の重量税みたいに演算能力に課金していればどうなったか。1Flopsあたり年間いくらとかで課税する。
原付バイクからでも車両税取ってるんだし、不可能ではなかったかも。
現状で無理 (スコア:0)
とても小さな人口の集落だけで行うのならばうまくいくと考えられます
共産主義や社会主義に近いものですね、上記のように少ない人数のグループであればうまくいくでしょう
Re: (スコア:0)
とても小さな人口の集落では、個人情報を集約することに商業的価値が生まれないでしょう。
よって人口の過多に関わらずうまくいかないでしょう。
#全員顔見知りの集落
Re: (スコア:0)
そもそも「個人情報の取り扱いを禁止」というのがかなり微妙な表現。
「あの人知ってる?」だって「この患者さんは今日で三度目で、前回手術したところの経過を今回見る:
みたいなのも全部個人情報だからね。そんなものを禁止できるわけがない。
そもそも個人情報が産み出す金なんて微々たるものだしな。
なければないで、統計でも使って上手くやるだけの話。
Re: (スコア:0)
上手くいくのは、社会主義ではなく、
我慢を強制させられる集団だけだな。
特に情報封鎖はしないとな。
#つまり教団
Re: (スコア:0)
共産化の弊害として将来的な対外競争力の低下とかが考えられますね。
「お役人の想像の範囲外での企業活動は罷りならん」ってのでは。
ま、現状でも補助金や控除を以てその手のパターンをやっているのだけども。
自由にやらせて税率調整で稼ぐって程度の方が良さそう。
多数の企業が参入したがるのであれば、追加税なんか問題にされないだろうと。
結局名簿屋が全部知ってる (スコア:0)
ので、ビッグブラザーは必要なかった、ていうかすでにいるし、必要な情報は金で買える。
資本主義的社会主義国家 (スコア:0)
日銀なり政府なりがすべての上場企業の株式の過半数を買い占めれば、
企業は言いなりだし配当収入はあるし、で新しい世界が開けんかな~、
と夢想したことはある。
専売公社の復活ですね (スコア:0)
昔の中国では農民からの徴税が上手く行かなくなると(地方政権や地主に農民が支配されてしまうと)、必需品である塩などを国家の専売制にして税収の代わりにしました。
今の世間を見渡せば多くの生産財は企業の所有物で、企業はそれほど税金を払わず、仕方ないから国は消費税で補っていますが、これを情報という必需品の専売制にする。
・・・そういう別の世界史への分岐も面白いかも知れません・・・
でも、専売制の強化で財政を立て直そうとした王朝は一時的によくなっても結局倒れてしまうケースが多いですね、茶とかに税金を掛けて13州の植民地を失った例とか。
専売制が悪いというより、そういう選択肢を選んでしまうような、国家運営姿勢の問題なのだと思いますが。
Re: (スコア:0)
日本専売公社が1985年に民営化されるまで塩と煙草は国家事業として専売だった。
嗜好品であるお酒にはガンガン税金を掛けるけど、専売制にしようという発想はなかったんだろうな。
Re:専売公社の復活ですね (スコア:1)
Re: (スコア:0)
紹介していただいたページを見に行った。あへんも専売されてたんだ。
というところで思い出した。
確か、星製薬の星一(SF作家星新一の父)があへん専売法に引っ掛けられたんだっけ。
もっと単純化する (スコア:0)
「情報を国家が独占すれば、無税国家が実現する」
それは、奴隷じゃろ?
奴隷は税金を払わない。収入も福祉もご主人様任せだから。