akiraaniの日記: 家庭用プリンタでカードゲームを作るノウハウみたいなもの
小規模な同人カードゲームを作るにあたってのあれやこれやについて、そこそこノウハウが溜まってきているのでメモしておこうと。
・カードゲームに使えるカード用紙
ここに関しては選択肢は事実上一つだけ。エーワンのマルチカード キャッシュカードサイズの用紙を使う、である。
名刺用紙であればミシン目があって切り取れるカードは各社いろいろあるが、角丸に切り取れるカードは知る限りこれだけ。1枚10シートで100枚入りを買えば一枚当たりのコストは3~5円くらいで済む。価格的には同社の名刺用紙と同じで見栄えや使い勝手が大きく違うので、まあこれを買い込んでおけば安心である。
このサイズはラミネート加工する場合にも都合がよいというのもポイント。
ちなみに商品化を考えず、テストプレイ用などの品質が多少落ちても構わないのであれば、ダイソーなど100円ショップの名刺用紙(1枚当たり1.1円)が一番コストが安い。大口購入しなくてもこの価格なのはありがたい。ただし、安いだけあって紙質はお察し。手札に使うなどの取り回しの多いゲームに使うのはお勧めできない。
なんだかんだで名刺用紙の方が需要が多くメジャーなので、対応する印刷ソフトも多い。見栄えは二の次で良いのなら名刺用紙で十分だろう。
その次によく使うのがエーワンの正方形用紙だろうか。45mm角の正方形のシートで、カードというよりはタイル用途に使える。印刷を工夫して段違いに組み合わせるようにすれば四角へクスにも使える。
もっと小さなサイズが欲しい場合は4列11連チケット用紙が便利。ほぼ同じサイズのマルチカードもある。両者の一番の違いはカードの厚みなので、用途によって使い分けよう。なお、肌感覚ではチケット用紙の方が店頭に並んでいる確率が高い。
ちなみに、エーワンの用紙を購入する場合、一番安くつくのはだいたい大手家電量販店である。でかいヨドバシのサプライ品コーナーを巡ろう。通販やら直販も探せばあるが、ポイントバックなどがある分、量販店が最安となるケースが多い。
・カードゲームに使える印刷ソフト
自分はジャストシステムのラベルマイティ12プレミアム版を使っている。購入した理由は、その当時は差込機能に対応しているソフトが他にほとんどなかったから。
カードゲームは、配置は同じだが記載内容が微妙に違うカードをたくさん作る必要があるので、差込機能は必須と言ってよい。
現在ではエーワンのラベル屋さんなどでも対応しているので、無理に有料ソフトを買う必要はないと思う。まあ、使えるテンプレートなどの素材も色々なのでそのあたりは好みで。
カードに印刷するアイコンは、絵文字を使うとデータが軽くなって処理がしやすくなる。
UnicodeのEmojiをアイコンとして使うのと、画像ファイルを用意するのではデータの重さも準備の手間も大きく変わってくる。
ソフトによっては斜体にする、袋文字にする、影文字にする、3Dアート処理するなどの方法で画像アイコンっぽく見せることもできるので、どんな絵文字があるのか頭に入れておくとデザインにも幅ができてよい。
参考にこんなサイトがあったのでリンクしておく。
・その他いろいろ
自分で切断するのであれば、カード用紙ではなくラベル用紙のテンプレートを使うことも可能。カード用紙よりも圧倒的にバリエーションが多く、形も豊富。
ドミノタイル的なサイズを作りたいなら28mm×14mmなんてサイズのテンプレートもある。
コマに使うのであれば、ラベルシートで印刷したシールをクラフト素材の木製チップや厚紙などに張り付けることで、取り回しのしやすい厚みのコマやチップを作ることもできる。
裏技的なやり方だと、アイスキャンデー用の木製棒に背表紙用インデックスラベルシールを張り付けて麻雀の点棒のようなものを作ることもできる。
・パッケージ作業において、カードの番号順でのソートにかかる工数を以下の方法で削減できる
- 差込設定でカードの印刷枚数を1枚ずつではなく5枚ずつに設定し、1部印刷すると5セットできるようにする
- 印刷設定で並び順を調整して同じカード5枚が横一列になるように設定(カードの向きが縦か横かで設定が異なるため)
- 印刷後、5枚単位で切り離して、間のバリをとる
- 5枚単位になっている状態でカードのソートを行って重ねる
- 重ねたものをまとめて1枚単位に切り離す
このやり方は、ソートが5部ごとに1回で済むようになるほか、中途半端な枚数のカードセットでブランクカードを削減できるというメリットがある。名刺用紙は5枚×2列なので5枚単位だが、正方形用紙(6枚×4列)などにも応用可能。
・カードの裏面印刷について
カード用紙で両面印刷を自動で行うと、紙詰まりが発生しまくってまともに印刷できないため、プリンタ側の設定は片面印刷にして、表裏についてそれぞれ個別に印刷が必要。
カードが縦配置か横配置かで裏面印刷時の用紙トレイへのセット向きが変わる。印字面は下側なのは変わらないが、カードの中身が縦配置の場合、カードの上方向がひっくり返ってしまうため、再セット時に180度回転させる必要がある。カードの内容が横配置の場合は回転は不要。
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