akiraaniの日記: ぼくのかんがえたさいきょうのオーブン 7
日記 by
akiraani
ものが焦げるという現象は、燃焼、つまり空気中の酸素と炭素化合物が反応することで起きる。なので、酸素が少ない状況で加熱すれば、高温で加熱しても食材が焦げにくくなる。
ということは、庫内を酸素濃度が非常に薄い状態で加熱してやれば、これまでのオーブンではできなかった調理がいろいろできたりするのではないか。
と思って、無酸素オーブンでぐぐってみたところ、世の中にはすでに低酸素オーブンなるものが存在するらしい。
原理としては窒素やら水蒸気やらで庫内を満たすことで酸素を含んだ大気を追い出すという仕組みのようだ。ヘルシオなどで使われる加熱水蒸気もそういう効果があるらしい。
そんな話を見ていて思いついたのが、庫内の酸素を水素と反応させて減らすことができるのではないか、というネタ。水素バーナーで内部から加熱すれば、理屈の上では庫内の酸素は水となって安定し、低酸素状態を維持することができるはず。それだけだと温度調節が難なので、細かい温度コントロールには電気ヒーターを補助的に使う必要があるだろう。
他の気体を注入して低酸素状態にするのではなく、庫内の酸素を消費するというやり方なので、より高レベルの低酸素状態を作り出すことができるし、物理的に用意する気体の体積が少なくて済む。
まあ、ご家庭で水素ボンベなんぞが気軽に使えるなら今頃燃料電池はエネファーム並みに普及しているし、水素ステーションが整備されて燃料電池車が電気自動車のメインストリームになっているずなので、しょせん「ぼくのかんがえたさいきょうのオーブン」でしかないんだけどなっ
焦げる≠酸化 (スコア:3, すばらしい洞察)
>ものが焦げるという現象は、燃焼、つまり空気中の酸素と炭素化合物が反応することで起きる。
焦げるのは脱水&有機物の熱分解(加熱により抜けやすい置換基が抜けたり,何かが反応したりして,最終的に炭素リッチなものになる)のが主体なような.メイラード反応なんかも無酸素で進行しますしね.
#木材蒸し焼きにして炭作るのなんかも代表例.
Re: (スコア:0)
そうか!フライパンでたとえば目玉焼きを焼いてるときにはフライパンの面と卵の間には空気がない≒酸素がないのに焦げますね。焦げが酸化じゃないことがわかりました。賢くなった!
酸素がすくない状態で加熱すると炭を作る工程に入ると解釈したほうがよさそうですね。
冷媒と呼んでいいのかな、熱源と調理される材料の間に窒素なり水蒸気なりがないと、伝導で温めることができないから、熱源と材料が離れてると照り焼きしかできない?と思ったけど、それって真空か、水分が蒸発して乾燥しそう。
さいきょう (スコア:0)
最強・最恐・最狂・彩京
Re: (スコア:0)
西京の焼き鮭
Re: (スコア:0)
鮭は西京より塩鮭のほうが好き.
西京ならノドグロとか銀だら等の白身のほうが合うと思う。
鮭も分類上は白身魚だけど。
炭化と焦げるはちょっと違う (スコア:0)
だから無酸素でも焦げますよ。
大爆発 (スコア:0)
庫内で燃焼、酸欠して水素ガス過多で溜まる、外気流入して混合、大爆発!
のリスクが高過ぎと思います。
理科の実験で試験管にためてキュポと燃焼させたのを思い出しまし。
大規模化させたらフクイチの建屋爆発ですね。