akiraaniの日記: NFTアートが論外視される理由を考えてみた
日記 by
akiraani
技術的な部分というか、根本的な性質はなるがみ氏のTwitterでの解説を参考にしています。
個人的に重要だと思うポイントはいくつかありますが、現時点では品質がお話にならないというのが最大の問題ですな。
NFT自体はURLとユーザーを紐付けてブロックチェーンとして保存したトークンでしかなくて、トークンに含まれているのはあくまでURLであり、コンテンツのデータは含まれない。
で、どうやら、これを「URLのデータの鑑定書」みたいな箔付けをして売買するというのが基本的なビジネスモデルのようだ。
ペットの血統書をペット抜きで販売するようなものなので、これ自体が虚業じゃねぇの感半端ないのだが、さらにおかしなところが以下
- 原理上URL先のデータがトークン発行時のものであることが担保できず、最悪コンテンツが消されている可能性すらある
- 同じURLに対して発行出来るトークンは一つではないので、トークン単体では希少性を判断することすら出来ない
- トークンの発行者がしかるべき権限を持っているかどうかを担保するような機能も基盤も持っていないため、オレオレトークン作成し放題
これでは箔付けすら満足に出来ないわけで、現時点でこれを取引に使おうとする行為自体が不誠実な商売と言わざるを得ない。
もちろん、このあたりを黙って売りつけてるなら詐欺と言われてもしょうがない。
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