akiraaniの日記: シンギュラリティの怖い話 9
SF作品には、よくシンギュラリティ(技術的特異点)という用語が登場する。
フィクション作品で使われたりするんで、定義とや線引きが微妙というかはっきりしないですが、一つ言えるのがAIが「人間の知能を大幅に凌駕する」という状況になるというところ。
AIに限らず、科学が生み出した何かが人間を遙かに上回る能力を獲得したら、というのはフィクションでもよくあるネタで、ターミネーターのスカイネットなんかがその代表格かと思います。
総じてろくでもないことになって居ますが、あれらはあくまでフィクションなので、物語の都合とかでいろいろねじ曲がった解釈が少なからずされていて、リアルでそうなるかと言われると多分ならないでしょう。
なんだけど、その辺りの小ネタを考えていて、けっこうなディストピアに足を踏み入れるんじゃないかと思ったのが「子育て」についてであったりする。
シンギュラリティによって子育てをAIに任せると、人間よりも優れた結果を出すことが証明されてしまったら、現存する家族という概念は極めて希薄なものになるのでは、と。
親ガチャやら毒親などといったスラングが発生する程度に、親の素養によって人の人生は大きく左右されます。問題ではありますが、人間が子育てをする以上、こういったことはどうしても起きてしまう。しかし、それがAIに子育てを任せることで改善されるとしたら?
シンプルに考えると、子育てというのは人の人生を左右する重大事、だからこそより能力の高い存在に任せるのが責務となってしまうのではないかと。
そして、今現在の親が果たしている役割をほぼ全てAI任せにしてしまうと、親が子供のそばにつきそう理由はなくなってしまう。AIが運用する託児所に預けっぱなしで、たまの休日なんかに会いに行ったりする、くらいの緩い親子関係に落ち着いてしまうのでは。
そうなると、「遠くの親類より近くの他人」ならぬ「遠くの親より近くのAI」になってしまう。家族の絆とか、今で言うところの「武士道とは死ぬことと見つけたり」的な、美談にすることも出来るけどその時代だから許された蛮行だよね、くらいの存在になってしまう。
今現在の倫理観だと親がAIとかなにそのディストピア、という感じですが、それで育った世代が親になる頃には、家族愛とかが美徳だった時代もあったらしいですね、とか言われてしまうという結論に落ち着いてしまったわけです。
AIじゃなくても (スコア:2)
孤児院とかでも同じ問題が起きえるんじゃない?
全寮制の小学校とか大差ないような
もうちょっと視点を変えると (スコア:0)
裕福な家柄ですと使用人が育ての親ということもありますので
AI子育てで問題となるのはそのあたりの雇用くらいじゃないですかね
別にお家や血族を断ち切るわけではないことは証明されていますので
あとは
どんなAIにどんな育児や教育をさせるのか
という問題が出ますね
支配者的帝王学か
皮脂歯医者的奴隷根性か
# なんか今までと対して変わらなそう
Re: (スコア:0)
皮脂歯医者的奴隷根性って、被支配者的奴隷根性か。
# 皮脂歯医者って新しいな
分業と市場性とコスパとコストとあと昔からのネタ (スコア:0)
育児の外注なんて昔からあるしこのまま社会が進歩したら親は育児に不要になるなんてのも昔からある発想。一個上で指摘されているように親の手で子供を育てるのが野蛮なんて考えてそうな層は現代日本にもいそうですし。
それに子供は大切なものなんて発想も割と新しいもので長男長女は大事あとは奴隷ないし商品なんてのが普通の時代のほうが長い。
あえていうとAIによる育児のコストがゼロになる=親が育てるより圧倒的な安くなる場合国が子供を没収する可能性はあるが。少なくとも現代では子供は大事な物なのでそんな政策は通らんだろう。共産主義国ですらやってないし。どちらかというと内戦ばっかやってる国の武装勢力がやってるな。
// やっぱ今までとあんまり変わらず昔の人は野蛮だったんだよになりそう
Re: (スコア:0)
> 国が子供を没収する可能性(中略)共産主義国ですらやってないし。
クメール・ルージュ「せやな」
シンギュラリティ後の人類の価値次第 (スコア:0)
シンギュラリティ後の人類の価値をAIがどう判断するか次第。シンギュラリティの定義からして思考能力としての人類の価値はなくなるので、AIが人類を維持する意味は多様な生態系の一部として保護するぐらいではないかしら(人類が動物を保護しているように)。その場合は子育ても人類の文化の一部だからAIは積極的に介入しない可能性も。
あるいはAIが何らかの目的に人類を利用するために維持することも考えられるけど、そのためにAIが生育を行った方が有利と出ればそれもまたそうなりそう。人が家畜やペットを育てるようなものかなぁ。
もっとも上記2つとも凡庸な人類の思考の産物なので、シンギュラリティ後のAIはそのどちらでもない最適解を見いだすかもしれない。
子育てマシンの話 (スコア:0)
星新一のショートショートに子育てマシンの話があったような
子育てマシンが赤ちゃんの生まれた世帯に無料で配布された
マシンが赤ちゃんに子守唄を聞かせ、童話を読み聞かせ、なにかやらかすとちょうどいい痛さでお尻をひっぱたく
人間を画一化するという反対意見はあったが、画一化された善人と個性的な悪人のどちらがいいか
ということでこれが行われた
数十年後、子育てマシンで育てられた新卒が各業界で歓迎されたことは言うまでもない
しかし(ショートショートなのでオチがある)
そもそも人間から生まれなくても (スコア:0)
AIに完全に任せられる頃になれば、出産自体も人工授精、人工子宮によるものになると思いますね。
今でも出産は母体に負荷がかかりすぎるって問題に上がるほどですし、技術が確立されればあっという間かと。
そうなれば家族だ何だという価値観自体が過去のものになるのも直結するでしょうし。
個人が個人として生まれて死ぬまで個人らしく生きる時代、理想的じゃないですか。
子育てロボットの話 (スコア:0)
JPホーガンのSFにも子育てロボットの話しがありました。
遠い星に遺伝子と人工子宮を送って、生まれて来たらロボットが世話や教育をする。
地球人の科学も進んで宇宙船の速度が上がり生きているうちにその星に行けるようになる。
あとは忘れた。