alpの日記: 抜書 (60) - ミステリ・オールタイム・裏ベスト 2
日記 by
alp
2ch オールタイムベスト募集中
こちらは裏ベスト、といきましょう。
こちらは裏ベスト、といきましょう。
- チェスタトン「木曜の男」
ミステリか、といわれると言葉に窮するが、やっぱり落とせない。展開が読めるのは、むしろ一般小説扱いの「ノッティングヒル」の方なんだけど。 - ロス・トーマス「黄昏にマックの店で」
ですから、表じゃないですって。ロス・トーマス読み込んでないと面白さが分からないのが難。それと、「冷戦交換ゲーム」は当然として、"Cast Yellow Shadow" か 「クラシックな殺し屋たち」のどっちかを (ある程度以前に) 読んでると面白さが全然違う。 - アンブラー「薔薇はもう送るな」
異形の叙述トリック作。真相が判然としないし、これも割と薦めにくい一冊。ミステリ読みとしての意欲はぴりぴり刺激されるが。 - ディキンスン「キングとジョーカー」
変なもの、だとやっぱりこれださなくては。とっても変。勧めやすいんだけど、入手は爆発的に困難。設定の割には (ディキンスンにしては) 普通のミステリかも。 - F.ブラウン「真っ白な嘘」
一発ネタの宝庫。でもブラウンだと SF の方に惹かれるのはミステリ破門ものかもしれない。 - W.マーフィー「豚は太るか死ぬしかない」
トレースもの。いちどはベストに上げてみたかったものの一つ。翻訳のノリも文句無し。 - セシル「あの手この手」
「グローピスト」にはもう爆笑しかない。下品なのは英国の伝統。 - マクロイ「暗い鏡の中に」
表に書き忘れたので備忘。「家蝿とカナリア」とは違って正統的で、最後まで超自然で引っ張りきって鮮やかなオチが決まる傑作。 - 連城「私という名の変奏曲」
「暗色コメディ」「どこまでも殺されて」とともに、無茶苦茶な設定を離れ業で軟着陸させる傑作。これはトリックの難点であまり推す人いないけど、シチュエーションの異常さは随一。 - ニーリィ「心ひき裂かれて」
もひとつ「設定の切れ味」派を。ニーリィって表ベストではどうも推しにくいし。 - クリスティ「杉の柩」
メロドラマ仕立ての方が冴えている典型。「ゼロ時間へ」でもいいけど、裏っぽくないのでこっち。「満潮に乗って」でもいいかも。 - P.D.ジェイムズ「皮膚の下の頭蓋骨」
ミステリ界を代表するおひめさまの冒険譚。それだけで十分。
多少注記しておくと (スコア:1)
もひとつ注記 (スコア:1)