anqmbの日記: 種 1
いわゆるファーストガンダムなどをリアルタイムで見た口だし、ロボットものはどちらかというと好きなほうなのだが、今年になるまでアニメ(ことにロボットアニメ)にはさして入れ込まずに来た。新世紀エヴァンゲリオンは劇場映画の部分もテレビで見たけどね。
ところが、今年の2月に(主としてネット的なきっかけから)キングゲイナーの存在を知り、富野ものロボットアニメに入れ込むようになった。といっても始めたばかりなので、全部見たのはキンゲ以外にはザンボット3とVガンダムぐらいだ。あとは浮上してからのダンバインとか、Gガンダムの一部とか。これからはブレンパワードかガンダムWでも見ようかと思っているが、途中で挫折するかもしれない。
そうしたネット的(つーか2ch的)な契機でアニメを見出したせいもあって、今地上波でやっているガンダムSEEDに対する印象はかなり悪いところから出発した。ただ、時々感じられる2chの狭さ…というか、意見の偏向ぶりが鼻について、検証サイトなどを見るかぎり出来はよろしくないんだろうけど鵜呑みにするのは軽率なのではないか、という気もした。そこで、45話あたりからテレビで見るようになった。すると、そこまで批判するような話かよという気がますますしてきた。
たとえば47話では、ミーティアを使って核ミサイルを迎撃したらミサイルがその場で炸裂した…みたいな描写が本編ではあり、2chのアンチスレではそういった瑕疵に対する指摘が素早くなされる。でも、私一人で見ていた限りではそのような問題点には気づかなかったりもする。そのくらい無知かつ鈍感なくせに、件の瑕疵を理由に種を嫌うのは些かかっこ悪い振る舞いのように思えてきた。ガンダムだから戦闘における瑕疵を容認できないという立場もあろうが、そのような論法が通るのは寧ろ肝心の番組が低迷しているときなのであって、主題歌がヒットしていたり関連玩具が売れるなどの商業的成功の前には霞む論理だろう。夫妻は自分たちが描きたいことと違うとか予算的理由とかから、特に戦闘関係で手を抜いているのに過ぎないのだと思う。それで商売になるのなら結構なことじゃないか。
ちょうど話がラストに向かって収束していきつつあったので、見るのにはいいタイミングみたいだ。それが個人的評価に対してプラスに働いている部分はあるのかも知れない。
…などというようなことを大塚英志・吉本隆明『だいたいでいいじゃない』(文春文庫)(もちろん富野氏の「解説」が目当て)を読みはじめて思った。以下に関連部分(大塚氏の発言)を引用する。
アニメ的欲望っていうのは記号的なアニメ世界に過剰にリアリティを求める態度であって、だからこそ緻密さというリアリティだけでなく、アニメ絵に身体的リアリティを付加せずにはおれない。逆にいうと、ただの記号であることに耐えられない、というか。
富野氏の「解説」に対する感想は、もしかしたら又の機会に。
個人的には楽しんでいます。 (スコア:1)
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