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ardryの日記: Meltice Family 2

日記 by ardry

 ネタ的に、これほどコメントがつかない (ただし、←のようなぼやきをメインに出した場合を除く)のは珍しい気がするけど、あどり日記ではこのネタはこのエントリで最後にしようと思ったので、あえてストレートに題名をつけてみる。

 1999年7月当時、半分冗談でつくったはずのソフトがなぜかダウンロード数膨れあがり。自分の理想のソフトからたった数ヶ月で大きく逸脱し、作り直しを考えるも、ずるずると時間だけが流れていく。2000年2月、とても暇になったので新しいソフトを作り出してみるが、夏くらいから投げ出してしまい。半年以上たってから、UIや仕組みのしがらみを考えず、ゼロからあらためて作り直してみる。ものになったのは2001年7月。2002年7月頃に安定版を出してから、今に至るまで Stable のバージョンアップはしてない。それが、題名にもしている Meltice という解凍ソフト。もともとはただの開発コードネームのノリだったのだが、後に書くあるサイトの Webmaster と、nPOP でお世話になってるなっかさめ、今活動休止中らしいふりっぽのWebmasterさめの勧めがあって正式名称になってしまったのが、今思い出すとなんだか懐かしい。2001年3月までは、Meltice の前身に当たるソフト(半分冗談でつくったはず、に該当するソフト)のサポートもしていたので、興味があって名前を知らない方はardryでぐぐるか、あどりのページを開いてみてもらいたい。あんなソフトでもダウンロード数が膨れあがるんだ、と興味深い思いをすることになるだろう(ぉ)

 かつては Windows Info. として、あどりのページと相互リンクをはっていてオフ会でも顔を何度かあわせたことのある、もっちさめのページ (現 onlinesofts.com) にこんな日記があった。以下、抜粋する。

ようやくネトラン11月号を入手。2003年の最強ツールは「DVD Shrink」ってことで納得の結果だが、一般ユーザーベースで考えれば記録型DVDドライブを持っている人の割合はまだまだ少ないはず。ネトランならではの結果だろう。また、窓の杜やVector あたりのダウンロードランキングだと圧縮・解凍ソフトが必ずトップに来るわけだが、この分野が見あたらない。一昔前なら分割・結合機能を絡めたアーカイバが主役だったこともあったが、これも高速回線の普及やハードディスクの低価格化により、ドカンと交換やダウンロードを行うようになったと推測できる。これも時代の流れか。

(特に抜粋の許可は求めてないので、ごめん>もっちさめ)

 すでに圧縮解凍のソフトの時代はそう早くない間に終わると思っていたけど、思ったより早く需要の低下が発生しているようだ。これは Meltice Family 自身のダウンロード数もあるけれど、それ以上に自分自身が圧縮解凍のお世話にならなくなってきたというのがある。非常にバックアップの頻度が低くなってる(さらにバックアップは圧縮ではなく CD-R に直焼きしてる)という状況に加え、システムの安定化を命題にしてダウンロード・解凍の頻度が日々減少している。

 基本的に、圧縮解凍というのはディスクスペースを節約するため、とか、回線速度が遅いところで、いかに大容量のファイルを少ない時間で送るか、といった需要があるからこそ成り立つ。光ファイバーの時代、大容量ネットワークディスクや大容量ポータブルメディアが普及すれば、圧縮解凍の必要性は下がる。あどり宅では、先ほども書いたように、圧縮せずにべたでHDDやCD-Rにファイルをコピー・保存することが増えた。いちおう UNIX 上のファイルは tar.gz に固めることにしている / tarball をダウンロードして tar で解凍させることはあるが、主目的は圧縮よりもむしろ所有ユーザーの属性などを保持してほしいという部分が大きい。さらに、最近は立て続けに DVD焼き環境の導入、ADSL環境の導入と、圧縮解凍と無縁になりそうな設備増強を続けている。そしてそして、今ではJPEG、MPEG (音声と動画両方)といったすでに圧縮済みだけどそのまま見られるといったファイルが増えている。ファイルシステムも NTFS で圧縮属性付きにすることが増えたので、個人的にあまり圧縮作業をしなくなった。皮肉なことに、今いちばん圧縮解凍を行っているのは会社で、だったりする。メールボックスや使える設備に限りがあるためだ。

 いちおう需要はあるようなので、分割ソフト(JACK32.DLLを呼び出すだけで1日ちょいででっちあげた代物)も新規につくっては見たが、今では4年前のような「冗談系ソフトがなんだか本人の意志を離れてパワーアップする」感慨もなければ、2年前のような「自ら自分のほしい代替を作りたい」という欲求も義務感のようなものもない。ただ、「ちょこっと不満があるな」ということで、その不満を解消するべく、ちまちまと時間のあるときにいじくっているだけだ。

 そんな半年少しあまりの状況から、2003年中に正式バージョンをリリースできるとは言い難くなってしまった。今年初頭時点で、今年7月には1年ぶりの正式バージョンと考えて、9月上旬時点で今年末までに正式バージョンをと考えて...なロードマップを10月に入って、白紙にした。現状、あどり本人、山銀さんとごく一部の同僚が利用していることを確認しており、リクエストがある限りは細々とでもいいのでメンテは続けていきたい。ただ、すでにあどりの目から見たら、Meltice はあと数年以内で寿命が尽きるソフトと見ている。寿命が尽きるのは2005年か、2007年か、予想に反して2010年くらいまで残るのか、それは自分にもわからないけど...。某所にも書いているが、すでにあどり自身は長寿命のプログラム作成にメインの作成ソフトをシフトしていくとの方向を固めつつある。そのソフトは、おそらく自分の好みを徹底追求するし、自らの好みゆえに Meltice Family よりも一般的な需要が低いソフトに仕上がるだろう。だから公開予定はない。けれど...そのソフトのDNA部分は10年以上持つだろうな、とぼんやりと信じている。現に、そのソフトのDNAは今年で3歳を数えるが、外側の大幅な訂正はわずか2度だけ。内側はそのソフトが誕生前に設計したときと、それほど代わっていない。今年中には、そのソフトはあどり制作の中では初めての Ver.3.x になる見込みだ。そんなソフトがあるけれど、現状では Meltice Family の優先順位を思い切って落とすだけの度胸がなかったり。優柔不断なのかも。

 数日前、そんなことを考えながらほけーっと通勤路を歩きながらメールチェックしていたら、何年ぶりか(おおげさ)のオンラインソフト雑誌収録許可のメールがきていた。オープンソース系のムックを作るので、Meltice Family を収録してもいいかという内容だ。差出人はネットランナーを名乗っていた。。。このメールを放置すると、雑誌に紹介されるかもされないかも && CD-ROM 収録は無し、で動くらしい。今のところ放置中だが、土曜日の昼くらいまでにはどうするか決めるつもりだ。CD-ROM にソフトが収録されていたらあどりが返事を出したということだし、記事紹介だけだったりなにもなかったなら、あどりがメールを放置したままだったということだろう(案外、スペースの都合で却下してるだけだったりあどりから収録拒否のメールを送ってるだけかもしれないが)。どうなるかは知ったことではないので、この日記でこのネタについてこれ以上話題にすることはしないと思う。

※ネットランナーの特集でここ/.j がなんだかその雑誌の金賞を受賞していたそうだが、記事を見てないのでどのように載っているかは知らない。そもそも、その雑誌は噂レベルで何度か聞いたことがあるだけで、購読したことが一度もないから、知らなくてもしょうがないかも。

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  • Meltice な話題からみるとオフトピで追記するのもアレなので。オンラインソフトネタ2本。。。

    - 本日記のリンクがもっちさめ公認になりますた。
      台湾日記も読まれていたようで、今回の日記もすぐにリンク返しとなったそうな。

      以前は Meltice などの話題はあえて避けてきてたけど、すでにあどりという名前のアイデンティティを「あえて削り続けた」結果、Meltice などごくわずかなものしか残ってない状況なので、もう解禁というか、話題にしても問題ないかなあ、と。

    - Terapad 騒動
        つい先ほど知ったばかり。TeraPad に Jword という Web サービスをバンドルしたところ、騒動になったようで。で、作者の寺尾さん、ページ削除して失踪、と...1週間ほど前のできごとみたいです。

        この作者さん、Online Software Ring (O.S.R.) つながりということで、TeraPad や TeraClip で一時期御世話になってただけに残念です。寺尾さんのページが O.S.R. ID#5、あどりページが O.S.R.#6 だったっけ。(幹事のひとりもっちさめが O.S.R. #3 で、kmth さんという方が O.S.R. #7 でした...2000年頃に O.S.R. が消滅したので、いまとなっては想い出話にすぎないです)

        フリーウェアが楽しかった時代もいまは昔。自らも騒動の当事者になったことがあるだけに、このような経緯でソフトが消えていくのは、悲しいとしかコメントできません。
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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds

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