arexの日記: service (3)-2
日記 by
arex
急患なんて、当直の先生にしてみればないに越したことはないだろう。
極力愛想良く入っていった。
診察が始まった。一通りの問診と胸の音を聞いて、「特に音は
異常ないですね」と言われた。次にレントゲンと心電図を
撮ることになった。
両方の結果が出て、診察が再開された。
両方とも結果は正常のようだ。一瞬だが「さて困った」という
空気が顔に出ていた。
「この症状からすると真っ先に疑うべきは肺気胸なんですが、
そうすると空気が漏れるのでレントゲンに影ができるんですが、
ここまできちんと写っていますので、その心配はありません」
「心電図からも、心筋梗塞などの心配はありません」
そう言い終わると沈黙がちょっとできた。「何ともないんだから
帰りやがれ」と喉まで出かかっているんだろうということはわかった。
こっちもね。歩けないほど息ができないほどの痛みではないのだから、
結果がそうなるのは予測範囲内なのよ。で、考えられる可能性とか、
今後どうすべきかとか、そういう話しを何故しないで「結果が正常
だから帰れ」という枠から出ないんだろう、この人は。
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