aruto250の日記: 感感僕僕
日記 by
aruto250
ネットで評判がよさげなので、「僕僕先生」を買ってみた。
さくっと読めてしまったんだけど、これはなんというライトノベル・・・。
ライトノベルと言ってもよさそうとかそういうレベルじゃない。こりゃ明らかにライトノベルのつもりで書かれてる。
一応、古代中国は著者の得意分野ということで、伝説だとか文化や風俗の描写に破綻はない(んじゃないかなぁ、多分)みたいで、しっかりした地盤が感じられるので素直に文章に没入できる・・・んだけど、この仙人はちょっとなんとかならんのか。
外見が小娘なのはまあいいとして、一人称が「ボク」ってーのはなんとも読みづらい。いやこれは個人的な趣味の問題か。ともかく、せめて字面だけでも「ボク」じゃなくて「僕」だったらもう少し読みやすかったろうに、どうも「ボク」と出てくるたびに軽くつっかかってしまう。
ほんでもって内容は、僕僕先生と主人公の関係に焦点を当てた軽いものを書きたいのか、政治とか仙人の世界とかの軋轢みたいな重いものを書きたいのか、それとも世界を股に架けた冒険譚を書きたいのかがよく分からなくて、なんだかあちこちつまみ食いしました、みたいな感じになってしまってた。一応どの要素の部分も面白かったし、この作者ならどれを膨らませても面白くなりそう。今回のがデビュー作みたいだから、これから面白い話をどんどん書いて欲しいなぁ。
しかし、「古代中国」という重厚なイメージを持つ舞台に、まったく現代的なモラトリアム主人公と魔法少女を持ち込んでしまうというのがすごい感覚だ。いや作者の得意分野+趣味でこうなったんだとは思うけど。
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