aruto250の日記: 人類の科学はどこまで進歩するのか
なんかもう全然推敲する暇もないのでロクに見直さずに書いちゃう。
昔の科学は簡単だった。一部の例外を別にすれば(例えば数学は古代ギリシアの時点で既にハイレベル過ぎる)、昔の科学は実におおざっぱで、ほとんどの人間に理解できた。少なくとも理解した気にはなれた。
だが現在の科学は違う。知っていなければならないことはあまりに多岐に渡り、一部を知っていても、それで何ができるのかがわかりにくい。
例えば平均的な人間が、文字列を1行しか覚えられない程度の頭しか持っていないとして、昔の科学は『Line(10,10)-(100,200),1,b』だとすると、今の科学は『MOV AX,Z4』みたいなもので、それで何がどうなるのかがさっぱりわからないのだ。わからないことに興味を持つのが好奇心、とは言え限度がある。
これを乗り越えるための方法は多分ある。1行しか覚えておけなくても、10人とか100人とかが集まれば、皆で線を引くことができる。要はシステム開発と同じ分業だ。全体を把握するのは難しすぎてとてもできないとしても、アホな人間でも把握できるような単純な話になるまで要素を分解して、その単純なものを組み合わせて複雑なものを構成すればよい。
でもこの方法には欠点がある。イノベーションが起こりにくくなるのだ。
一人一人の理解している範囲が狭いため、全体に影響を与えるような発送が生まれにくい。また、一部を劇的に改良したところで、ほとんどの場合、即全体の性能アップに繋がるわけではない。
結果、科学の進歩は分業が進めば進むほど遅くなり、やがて停止しているのと変わらない状態になってしまうだろう。
これを乗り越えるにはどうすればよいか。それは、システム全体を把握し、劇的なイノベーションを可能とするだけの天才が現れるのを待つことだ。人類の科学の歴史は、結局のところ天才達が作ってきた。
よく、「アインシュタインが発見しなくとも、いずれ相対性理論は発見されただろう」と言われる。これは科学の進歩が天才によらずとも進むことをあらわす言葉のはずだが、むしろ天才がいなければ、それだけ進歩が遅れることを語っているようでもある(ついでに言うと、アインシュタインの代わりに発見する人が天才でないとは全く言っていない。)。
だがシステム全体を把握して劇的なイノベーションを実現するために必要な天才度がどのくらいなのか、それはシステムの規模と複雑さによるだろう。ならば例えば反重力やワープを可能にする天才は、一体何百年何千年に一人の確率なのか。何億人何兆人に一人の確率なのか。
天才の出現を早めるためには母集団の数を増やさなければならない。だが地球はそれだけの人口を維持できるのか。
逆に少ない人口で天才の登場を待つには、とんでもなく長い時間がかかる。だが人類は十分に長い期間生き延びることができるのか。
そうして、いくら増えても、いくら待っても、次のイノベーションが要求するだけの才能を持った天才が生まれてこない(生まれてくる確率が十分に低い)時がきたら、それは人類の「種としての寿命」という奴なのだな。
まあ現実問題としては、人類の限界以前に地球がリソース不足とか、それ以前の問題でリソース配分の最適化が全然できていないだとか、最適化にまつわる揉め事で人類絶滅とか、何かしら途中でストップが掛かってしまいそうではある。
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