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aruto250の日記: 今更サイハテ

日記 by aruto250

全く見落としていた初音ミクの歌『サイハテ』を、先週になってA7Mさんの日記によって知り視聴。
明るい調子の歌ですが、悲しい歌です。
映像に登場するミクはどの絵も完全に無表情で、泣きそうなのを堪えているのか、あまりの衝撃に無感情になっているのか、どちらとも量りかねる様子ですが、ミク以外の演出も徹底的に無機質な感じに統一されているところからすると、なんとなく後者のように思えてきます。

自分の好みでは、この手の、感情が停止して固くなった心の上を明るい音楽が滑り落ちていくような感覚は好きです。とは言え、悲しみに対して涙を流すような表現よりも、感情を殺して心を硬くしてしまう方に共感を覚えるってのは、心のあり方としてあんまり健全と言えないような気がしますが・・・。
ただ、そう思う一方で、「サイハテ」のような歌が(広くではないけれど)高く評価されているのを見ると、そのような悲しみ方というのは、非常に現代的な悲しみ方として「アリ」になってきたのかな、とも思います。

で、そのような無感情を表すツールとして、これまた初音ミク(正確に言えば合成音声ソフト)は非常に適しているのかなぁと。人間の歌手と違って、歌い手の感情というものが全くないわけですから。もちろん、感情を込めたような歌い方をさせることはできるし、聞き手がその歌い方からミクの感情を起想してそこに没入すれば(もっとも、このプロセスは人間の歌手でも全く同じだが)、例えば以前書いた日記みたいに、ミクの気持ちに感動もするのだけれど、メタ的に一歩引いてみればそこにあるのはコンピュータとプログラムでしかないという(さらにもう一歩引けばそこには生身のクリエイターが居るけども)。

んでこっからはもう全く余計な話題なんだけど、自分の中で似たような位置に分類されている歌が、PSゲーム「高機動幻想ガンパレードマーチ」のED曲「SweetDays」だったりする(興味の狭さがありありと分かる出典だ・・・)。「SweetDays」は、曲も歌詞も全く明るいのだけど、ゲーム内の世界が、どう見ても人類滅亡まであと10年無いんじゃねーの?というような絶望的な状況だった分だけ、そんな世界でヒットしたという設定の曲の、底抜けに明るくて希望に満ち溢れた歌詞が悲しくてたまらんものがありました。

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