astroの日記: 近未来通信 1
話題の詐欺事件。
そもそも、配当利回りが異常にいいという時点で疑うべき。
現在、一般の個人が数十万~数百万円の投資で得られるリターンは、
どんなにハイリスクな金融商品でも10%前後だ。(信託式運用の場合)
もちろん商品先物や為替等であればそれ以上の利回りを達成することは
不可能ではないが、基本的に「任せっぱなし」で実現するわけがない。
その点、デイトレーダーのほうが自分でリスクマネージメントをしている分、
投資としては真っ当だともいえる。
そして近未来通信。
ビジネスモデルを分解していくと、IP電話により通話料の中抜きを
しているだけだ。料金の回収方法をみてもよくあるプリペイド式と同じ。
見るべきものもないし、IP電話事業者をみても、儲かっているという話は
ついぞ聞かない。
そもそも、通話料を見ても、あまり魅力的なものではない。いまやNTT系や
KDDI系でも、国際通話料金はかなり下がっているし、そもそも海外と電話
する必要があるような家庭は既にIP電話なりを導入済みである。
普通に考えたら、そんな高収益が上がるはずがない。もしこんな高収益を
上げられるのであれば、銀行が黙ってても金を貸してくれるし、設備が
担保になるというのであればなおさらだ。要するに、設備を出資者に
所有させてリース扱いにすることで節税し、リスクも切り離すということだ。
IP電話がどんなものかわからなくても、投資をしようという考えを持つ以上、
基本的な知識があれば、これがどんなにリスクばかりを出資者に負わせているか
考えなくてもわかるはずだ。
まあ、なんにせよよくわからないものに投資をしないというのは、投資の基本
原則であるわけで。何の会社だかわからないところの株を買わないというのと
同じである。
だまされた人は気の毒だが、オレンジなんとかとかそういうのと大差がないわけで、
だったらラブホファンドでもしといたほうがよっぽどいいと思う。
融資金利 (スコア:1)
10%の利回り保証のスキームを組む必要があるということは、
この低金利のご時世に10%の金利では誰も貸してくれないのだ、
ということに気が付けばこんな怪しいところに大金を預けようなんて
思わないんでしょうけど。