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bashの日記: 式神 1

日記 by bash

初めの頃は、ちょっとしたコードを書いて実行、そこにもう少し自分の望むふるまいを足して実行、という事を繰り返してプログラムを組んでいくと思う。
それが、数年くらい前から、頭の中で関連するオブジェクトを設計してだーっとコードを書く、という事が出来るようになった。
数分考えて、けりがつかない場合は軽くフロー図や、インターフェイスを書き出してみる。
それを見ながらまた数分考える。
そして、コードを一気に書いて、実行してみると(細かいエラーは出たりするが)だいたい思った通りの動きをするプログラムが出来ている。
ここの話はこの話の実行ベクトルの長さが長くなってきた、というような事かもしれない。

話は変わるが、最近、いままでと違って、客先と接する事が必要な仕事が回ってきた。
どうも慣れない仕事なのでかなり消耗する。
その原因として、慣れないというだけではなくて、上の思考様式が関係するのではないか?とふと思った。
上のような思考様式をしているので、客先と話す時も思わず、同じ考え方で進めようとする。
「こっちがコウ話すと、相手はこう反応して・・・」という風に、半ば無意識のうちにフローを組むのだ。

しかし、相手はプログラム上のオブジェクトとは前々違う。
結果として、頭の中の考えとは全然違った流れで会話が進むことになる。
そして、それが何度も繰り返すために(たぶん、そういう考え方をする部分が)オーバーヒートして、頭が痛くなってくる。

いままでの訓練によって、頭の中に上のような働きをする回路が出来上がってしまった。
その為、今の仕事をする際の思考にもその回路を使用しようとしてしまうのだが、言うなれば、以前の仕事のリズムと今の仕事のリズムが違う為に苦労している、とでも言うのだろうか?
以前の考察の言葉を借りるならば、プログラミング用の幻体を営業用に使おうとしてしまっている、という事だろうか?

昔、ブラックロッドという小説を読んだ時の一節を思い出した。
「主は頭の中に式神を飼っているんだったな。」
なんとなく、上で書いた思考をする部分が、自分(自我)の一部ではなくて、式神のような存在に思えてきた。

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  • 最近、いままでと違って、客先と接する事が必要な仕事が回ってきた。
    どうも慣れない仕事なのでかなり消耗する。

    今までどのようなプログラミング言語を使ってきたのかわからないのですが、LISPとかのマクロを使ったことは? Prolog を使ったことは??
    私の場合、 BASIC, C, Ruby, Python, Perl … とかの手続き記述言語と全く違うプログラミング言語を使おうとすると、やはりかなり消耗します。その消耗の仕方はお客様と接していた初期の頃に似ている。

    逆に、お客様と接していても、同じようなパターンで会っていると、たとえ相手が違うお客様であっても
    「あー、多分この辺が不満だろうな」
    とか、
    「あー、こいつが下手を打って、お客様が切れたな…何をしでかしたのか、まずこいつを絞り上げて、ちゃんと白状しない場合はお客様に悪い点をバッツリ指摘してもらうとするか(相手のストレス発散と、重要ポイント把握を同時にやるため)」
    とか、見えてきます。

    これらは、ある意味「枝刈り」だと思うんですよね。何も判らないときは全探索のような頭の動かし方をしないと何をどうすればいいのかわからない。が、徐々に慣れてくると、「こういうときはイデオム的にこう…」とか「この問題はようするにこうなるから、結局ソートで…」とかなるわけです。これは「定型パターンが判ってくる」と把握することもできますが、考えなくてもいい部分がそぎ落ちていく と考えることもできます。ゴールに到達するまでの探索枝葉が減っていくので、早くゴールに到達するし、疲れない。

    .

    お客様と話す場合、ある程度は予測を立てるわけですが、最初の内はかなり外れます。初見の人の場合は外れるし、そもそもお客様と相対する事自体少ないと、しばらくあっていても外れやすい。しかし、ある程度人に会うことを続けていると、その人に対するヒット率は上がっていきますし、初見の人に対するヒット率も上がっていく。初見の人に対してあまり何手も先まで予測したりもしなくなるし、「ああきても、こうきても大丈夫」という手を使うようになる…というか、マジシャンズ・チョイスとかも打てるようになる。

    ただ、優秀な営業さんとか見ていると、いきなりチャームの魔法を掛けたりできるようなので、まだまだ。これはこれで奥が深いようです。
    多分、非手続き型言語に相当するような何かがあるのでしょう。

    --
    fjの教祖様
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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward

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