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blackdrugの日記: ゲームのヤバさについて 8

日記 by blackdrug

ビデオゲームは飲酒やドラッグ、ポルノよりも「有害」? の記事を受けて、コメントしようとしたのですが

・長い
・遅れた
・モデレート済み
の三拍子そろいましたので、また日記に書きます。

こういった「ゲームの有害性」にGTAがよく引き合いに出されますが、
私の主張は3点です

◆日本のゲームではこの意味では危険性は皆無
日本人の求めるゲームは、嘘でもいいから綺麗な世界、
米国人の求めるゲームは、汚くてもいいからリアルな世界、です。

日本のゲームは、「かわいさ」「美しさ」「成長性」など、
和みのあるものが多く、
米国のゲームは「リアルさ」「焦燥感」「危機感」など、
戦闘本能を掻き立てるものが多いです。
これらの違いを吟味せずに、米国もこうだから日本もこうだ、という主張は
間違ってると思います。
→日本のゲームのの持つ愛、友情、達成感が「有害」となる可能性は明らかに低い

◆GTAはそんなにヤバくない

GTAはゲームとしては車を盗んで逃走するといった爽快感もあり
(実際にGTAをプレイして車を盗んだと言う例がアメリカにあるが、
そんな特殊なケースだけに括り実際にもっと多く見られる窃盗団に
目を向けないのはおかしいだろう)、
死ぬときはサクッと水に溺れて死ぬだの、警官に撲殺されるだの
車にちょっと轢かれてもピンピンしてるだのハートマークを取れば全快だの
全く現実的でないテイストが山盛りです。
日本の耽美いっぱい愛いっぱいのゲームと比べればそりゃ多少精神がすさむでしょうが
(ヘッドショットで25人殺せ、とかは大分クる)
「なんとかしろ」って精神を養うにはGTAは良い経験の出来る、良いゲームです
(大事な事なので太字で書きました)

ゲームと言えど経験です。本を読んで心の中に得るものがあるように、
ゲームをやって心の中に得るものが、確かにあるのです。

→現実には出来ないこと、やってはいけないことを、非現実でやってみたい、と言う
欲求をかなえると言う意味では良いゲーム。

◆海外FPSはヤバいと思う
FPS大好きです。Half-Life SURVIVORは今でもTAITOが誇るFPSの金字塔だと思いますし、
その他のハードでも、もっとFPSに特化したハードの出現を待っている状態です。
ただ、真面目にPC版Half-Lifeのストーリーモードをプレイし、
実際にクリーチャーに追われてビクビクした精神状態を続けた結果、
「これはもう精神的に問題がくる」と感じることが多々ありました。

実際、こういうゲームを長時間続けると、確かに間違った精神状態になってしまうのもうなづけます

→リアルすぎて困る。コンセプトが「リアルさの追求」となってしまったので、
こういったゲームを長時間続けると、いつかおかしくなって
現実にピストルがあれば撃ってしまうんじゃないかと思います。

ゲームやってて、のめり込むのは実に結構なことです。
ただ、その結果「出ないかめはめ破を撃ち続ける」のと
「実際に弾こめて撃っちゃう」のじゃあ全然違いますよね。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • FPSは確かにヤバいですね。FPS症候群なんて言葉もあるし(まとめサイトもあったりする)。
    角を曲がるときに妙に慎重になったり、ビルの上を常に注意するようになったり。
    自分は異常だと思いながら、それでもたまにFPSで遊んでますけど。
  • by Anonymous Coward on 2008年08月18日 11時26分 (#1405289)
    この頃の中途半端にリアルなドライブゲームもちょっとヤバイ。

    ゲームに馴染めば馴染むほど、運転に変なクセみたいなものが付いてしまって、実際の操縦系や反応との差異の為に反応が遅れることも有るから。

    逆にマリオカートみたいに明らかに違えば影響は薄いようだが。

    まあ、シミュレータってもの自体が代替品で対応をクセとして付けようって物だから当然なのかも知れないけど。

    • 車ゲーは曲がりやすすぎですかね?

      昔深夜にラーメン食った帰りにハイになってるところを
      スポーツカーがビュン!と駆け抜けていき、
      思わず憤慨した私は無謀にもTOPPOで時速100kmぐらい出して
      抜きました。しかし信号で止まれずフラついてそのまま中央分離帯に
      激しくぶつけ対向車面に出ましたが、たまたま車がいなかったので
      そのまま自然に止まりました。

      あとから見ると、前輪が2本完全に飛んでいて、ブレーキすら
      かけられない状態でした。よく生きていたなあと。

      何が言いたいかというと、調子に乗るとあぶねーよと。
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        個人的には、グランツーリスモなんかは良い教材になると思った。
        ちょっとでも無理したらすぐコントロール失うから、これをやって現実で飛ばそうという気にはなれないような。
        # あまりの曲がらなさはちょっとした衝撃だった

        別の面では、コントロールを失ったときに焦らなくなるようにも感じた。
        どう動かせばどうなるってのが大体分かるから、落ち着いてブレーキ抜いてカウンター当てて、という具合に対処出来る。免許取り立てでもね。
        一方知り合いは、スピンしかけて慌ててブレーキ全力で踏んで一回転しましたとさ。めでたしめでた・・・くない。
  • by Anonymous Coward on 2008年08月18日 12時04分 (#1405307)
    正義の味方だって暴力性を増加 [srad.jp]させる要因になる、というケースもありますし、そう楽観できないんじゃないかと思います。もちろん、ゲームが特別だ、ということではないですが、暴力に対する感覚の麻痺、という意味では「正義は我にあり」という錯覚を与えるメディアに注視すべきだと思います。
    • まず、少年犯罪データベース [xrea.com]をご覧ください。

      昔と比べると今のほうが、「正義」という考え方については薄くなっていると思います。
      自分が正義ならば何をしてもいい、と言うのはプロレスや昔のヒーロー者が流行った時代の
      ほうが多かったはずです。

      ことゲームでは、「正義は我にあり」という感覚は薄れてきています。
      GTAを例に取ると、人を殴れば警官に追われてパトカーに追われて…最終的には戦車とか出てきますが
      「やったことに対する罰」と言うのは味わえるのではないでしょうか。
      それを言うと映画のほうが「主人公は何やってもいい」というテイストが強いのではないでしょうか

      大事なのは現実を教えることかな。
      人を殺せば、君も殺した人の周りも大問題になるということも、
      一生償って生きていかなければいけないという事実も。

      でも、生きていく最後の手段として刑務所に入るとか考えられているこんな世の中じゃ
      親コメント
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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人

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