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bugbirdの日記: 「読み書き」だけではセキュリティは担保できない

日記 by bugbird

「リテラシー」というと「読み書き」と直訳するむきもあるようだが、実は「リテラシー」とは「読み書き算盤」が三位一体となったものである。「読み書き」だけでは情報の代謝だけに過ぎないのであり、現実の生命体が代謝のみでは生命を維持することができないように、リテラシーもまた情報を主体内部でローカルに咀嚼するためのプロセスとしての「算盤」があってこそ、本来のリテラシーたりうるものになるわけだ。

セキュリティが破綻する大半の理由は「当たり前」のことがちゃんとできていなかったためである。なぜちゃんとできなかったのかといえば、『なぜそれが「当たり前」なのだろうか?』ということをプロセスとして継続的に再評価しようとしていなかったからなのだ。

歩行者用信号が青だから…と、いうことで横断歩道を渡るのは一応安全なはずだが、それだけではセキュリティは担保できない。その上で更に左右を安全確認して赤信号を無視した阿呆が突っ込んでこないことを確認すること… それこそが「代謝」だけにとどまらない本物の「リテラシー」なのであって、セキュリティを担保することなのだ。

そして、実は「リテラシー」の中で一番「美味しい」のは「算盤」なのである。「読み書き」には相応の訓練が必要であり、かつ約束事(a.k.a. プロトコル)をまもらないとまるっきり通用しない。ところが「算盤」だけはローカルにいかようにでも好き勝手に展開したところで、その結果として相応の結果が得られているのであれば誰にも文句を言われる筋合いはない。相応の努力は当然必要ではあるが、入手した情報を当初の物よりも豊かな物に変換できるのも「算盤」だけの特権だ。さらには「ユリイカ!」と快哉を叫ぶ快感は、そのための努力に相応して確実に得られるものでもある。

# 報われない努力があまたあるこの世の中で、この努力だけは確実に報われる…
# それが何時になるのかは「神のみぞ知る」わけだが

いまどきは「読み書き」の手間の大半は ITF(情報技術基盤) のおかげでいかようにも「さぼる」ことが可能なのだが、「算盤」だけはその実装上手を抜けない。…いや、正確に言えば手を抜く事は可能なのだが、そうすれば代謝だけの「リテラシー」はどんどん衰弱して行って、ついには死んで「リテラシーもどき」に成り果て、そこでセキュリティは破綻することになる。

…うん。確かに身の回りにそういうリテラシーの「ゾンビ」が『コミュニケーション能力云々…』とのたまいつつ跋扈していたときもあったねぇ。今は昔の話しだが :P

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