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アニメ・マンガ

ca-ttyの日記: 「パシフィック・リム」感想垂れ流し(ネタバレ注意) 4

日記 by ca-tty

数日前ついに KAIJYU イェーガーをみてきたので、いつものように感想を脊髄反射する。

最初に、まだ見ていない人に警告しておく。 公開からもうだいぶたつがそれでもネタバレを全力回避し、速やかに見に行くべきである。 もしネタバレを食らわそうという輩が出現したら躊躇わずあなたの愛用の銃を抜いて実力で止めよ。 もちろん、今この警告文を表示している機器も例外ではない。 直ちに発砲、破壊すべきだ。

警告はしたので、これから先はネタバレありということで書く。 積極的にバラしはしないものの、ネタバレ一切なしという条件では書けなかった。 またこれは批評などという高尚なものではなく、単なる一個人の感想を脊髄反射的に垂れ流したもので、 一切の推敲、事実確認、時系列の整理、誤字脱字修正などは行っていない。 加えてこの文章をアップロードするまで他の人の感想は読まないこととした。 私は一般に KIMO-OTA として迫害される立場ではあるものの、特撮に関しては KIMO-OTA として最低限知っておくべきとされる程度の知識しかなく、到底詳しいとはいえず、従って内容には何の保証もない。 ちなみにここは私の日記帳である。

見ようと思った経緯は、portal の GLaDOS が登場すると聞き、後に実際にトレイラーでそれを確認したからである。 portal / half-life と同じ世界なのか、パラレルなのか、あるいは単に GLaDOS と同じ声というだけなのか。 いずれにしても私にとっては見るのに十分すぎる理由である。

序盤どれくらいで吹くはめになるか覚悟しつつ見ていたのだが、開始直後は案外堅実なつくりというか、 過去の特撮の冒頭をなぞるような作りではなく、世界観を無理なく説明するような流れになっていて、自然と引き込まれた。 安心して見れる作りだ、このまま最初の戦闘に入るぞ… というところで、堅実な流れを完全に無視・破壊して無理矢理「漁船」がねじ込まれて不意打ちで盛大にコーラゼロ吹いた。 このあふれ出る、漁船から入りたいけど興行上それは無理、でも漁船は絶対入れたい!感… いずれにしてもこの件で映画の方向性を掴んだ。

しかしその冒頭の堅実な部分も、過去にどこかで見たような気がするカットの連続なのだ。 ニュース映像で人が怪獣に驚いているカットなどでさえ、やたらとムズムズする。 そしてニュース映像の日本語や日本人が演じているはずなのにアレなマコの日本語。 唐突に挿入される、外人キャラのインチキ GAIJIN 喋りの日本語。 完璧に正しい「微妙に間違った日本語」の演出。 違和感を全く感じない、理解し意図して制作された「違和感のある日本」。 俺トロ監督これわざとだろ! マコの回想シーンの日本人にのみ違和感を与える微妙に間違った日本セットも完璧にあってた。 この予算規模と特撮では「セット感」は消せるだろうに、敢えて残されたと思われるかすかなセット感… 単に趣味と思われる瓦礫の中のマツダ車にも吹く。 日本人の私にはわからないが、香港もおそらく同様に作られているのだろうと感じた。 基地の外観の特撮感(とはなんだろうか)についても同様の感想を持った。

俺トロ監督について説明しておく。 私の属している KIMO-OTA コミュニティで過去に自画像大会が開かれたのだが、そこで最も典型的だと認めらた自画像は「俺」と呼ばれ、 自分たちの象徴として使われるに至ったぞ俺。この話題の語尾には俺をつけるぞ俺。 そしてデルトロ監督はその「俺」に気持ち悪いほど酷似しているぞ俺。 愛と親しみをこめて俺トロ監督と呼ぶことにしたぞ俺。 今俺関連ワードで画像検索したら「俺」の自画像より俺トロ監督の写真の方が上位にきて吹いたぞ俺。

セットだけでなく怪獣のデザインについても同様か。 これは私の個人的な感想で間違っているかもしれないが、怪獣のデザインも敢えて特撮感を注入している気がした。 人型というのとも違うが、なんというか、デザインにあたって円谷の制作手法で着ぐるみが作れるという制約を自ら課しているように思えた。 怪獣感(とはなんだろうか)を出すためだろうか。 私の勘違いとしても、何らかのデザイン上の枠組みは用意されていて、DNA 云々の設定は後付ではないかと思う。

さらには正しい「間違った科学者のステレオタイプ」の点でも。 あのマッドサイエンティスト2人も完璧だった。 バタフライナイフさんも吹けた。 あの2人が和解するシーン最高だった。 ナード映画のお約束をきっちり果たしてくれた。

ステレオタイプといえば、各国のイメージも見事にその路線だった。 万国びっくり人間スペシャル的な偏見一歩手前くらいのイメージが心地よい。 娯楽映画では日本人は侍忍者ヤクザゲイシャだしインド人はヨガで手足が伸びて火を噴く、それくらいでちょうどいいと私は考える。 もちろんパイロットの適性はカンフーの棒術で判定するのだ。

私くらいの温い人間であってもxxだこれー!的展開が多すぎて、シリアスなシーンでもネタの源流に思い至ると吹いてしまう。 列挙すると膨大な数になるしそれは誰かがやっていそうなのでやらないが、選んで言及するとしたら、例の羽が生えたシーンである。 マジでギャオスだこれーって声に出しそうになり、吹きそうになる反面しかしそこは絶望的なシーンであり、なんか吹きながら感心しながらどうすんだこれ! と、もうどういう顔してみてたらいいのかわかんねえって状況で「SWORD」とかインターフェイスが出て…隠し武器!と、まあそこまでは辛うじて心構えできる…と落ち着こうとした次の瞬間アレ、マジで盛大にガリアンソード吹いた。あの瞬間本当に口から人馬兵出た。あとデラーズに似たハゲ親父も出た。 何でそんなの知ってんの俺トロ監督…と思うまもなく自由落下。 なんかのアトラクションかこの映画。 昔、鮪系のオフ会に拉t... 招かれてガリアン全話を強sei... 好意で朝まで上映会に参加させていただいたことを、落下するイェーガーの中で走馬灯のように思い出した(その間持っていった私のHD中のCGコレクションを全ミラーされながら)。

アトラクションといえば、これ体感設備つけて15分くらいにまとめたアトラクションにしたら私みたいのが通うと思う。 というのも、あとでそれに近い設備のついた映画施設があると聞いて非常に悔しい思いをしたのだ…

特撮やアニメだけでなく、プロレス分も検出した。 日本の怪獣映画でもまあ影響はあったわけだが、それともまた違う、あれはメキシコなのだろうか、なんかそういう成分を感じた。 相手がコンテナを持つ=こっちも持つ、イーブンな凶器合戦と投げ技、攻撃を避けるのではなく受ける展開。 そしてタンカー引きずる絵でまた吹いた。 この、どっかでみた絵面だが思い出せない感…!

ストーリーそのものは単純明快で、ややもすると子供っぽいという評価もあるかもしれない流れだった。 それに関しては子供で悪いか、(あのロシアの機体で)パンチすんぞ、といっておくことにする。 パシフィック・リムはそういう映画だ。 しかし、見ていて妙に泣けてしかたないのが困った。 用意されている感動的なシーンで泣けるというのではない。 最初はその理由が自分でも良くわからなかったのだが、 要するに俺トロ監督が私たちの(敢えて私たち呼ばわりさせていただく)特撮・アニメ・漫画及び過去の様々な映像作品に対する尊敬と理解を画面上で示し続けてくれるので、それに対するありがとうという気持ちと私たちもこの返答たる映画を理解してるよ、という何か心が通じたような感動というか、 もうひたすらうnうn、わかるよわかるよ、わかってるよ…と頷き続ける危ない人みたいになってしまった。 まあそんな泣きまくりというわけではないし、IMAX3D で酷使されている眼球、という問題もあるわけなのだが。 うまく表現できなかったが、この感覚を味わえる映画は久しくなかったと思う。 最も近い映画を上げるとしたら「キル・ビル」だろうか。 あの映画酷かったね…(満面の笑顔で、突然雪の降りしきる日本式庭園にテレポートしながら

感動といえば、音楽はあれで良かったと私は思う。 アイアンマンなどと同じ、メインテーマをわかりやすく使う方式だ。
(例のテーマ)
ということで、盛り上がりどころと同調しやすい。 へんに凝って外すよりはパシフィック・リムみたいな映画はこれでいい。

当初の目的だった GLaDOS だが、途中イマイチ大人しいというかあの独特の喋りが薄いなと感じたのだが、考えてみれば portal では GLaDOS は…ネタバレになるから言わないが、まあそういうことである。 そして何故 GLaDOS 使用されたのか最後のカウントダウンでわかった。 GLaDOS にはああいうのが大変よく似合うと思う(焼却炉に運ばれながら)。 冒頭のパイロットスーツが白いのもアパチャーサイエンス社のイメージからだろうか。

あと、これは俺トロ監督の采配ではないかもしれないが、声優のキャストだけで吹けた。 ガンダム以外のロボットには乗れるけどどうしても本家ガンダムには乗れない杉田を主人公にあて、周囲をガンダムに出た先輩ベテラン声優でガッチリ囲む。 そして浪川は死ぬ。 パーフェクトすぎる… もしこれが俺トロの仕業だとしたら心底恐ろしい奴だと思う。 私は IMAX3D 字幕でみたのだが、余裕があったら IMAX2D 吹替でもみてみたい。 スタトレ、ウルヴァリン、スーパーマン、エリジオン、WWZ と見るもの多すぎで無理かもしれないが…

ついでに言及しておくと、メインの声に変な芸能人とか漫才屋をあてる日本の映画界は戸田・ゴーリキを?まとめて暗闇へ送らにゃ!…と思う。 掃除が大変だ。 ダヨーさん風にいうと私は「高級寿司以外食べたくない」のである。

翻訳については中国語版のエルボーロケットが「ペガサス流星拳」になっていて物議を醸しているとついさっき知ったのだが、 もし中国でロケットパンチをそう呼ぶのが一番盛り上がる翻訳だとしたら、私はそれでいいと思う。 だってこの映画はパシフィック・リムなのだから。 それで正解だろう。

一つだけ不満点を言わせていただくと、最後主人公は脱出前に自分の機体に何か声をかけて欲しかった。 ここを過剰に擬人化して思い入れるのは違うという判断だろうが、それは、私の、大好物です。

ところで、もし続編があるなら日本のそれ系デザインを踏襲し、古い世代から豪ちゃん、大河原、昔のバリ、最近の河森、カトちゃん風と順に今風になっていくとうのはどうだろう。

こんなものだろうか。 早く BD でコマ送りで見たいものだ。 私でこれくらいなのだから、特撮やってる人は大忙しだろうな… いつもならこのあと今の邦画に対する文句が続くのだが、もう期待しないことにする。 その必要もなくなったしな。 あの人たちは一生デビルマンと少林少女と実写版ドラッカーちゃん作ってればよろしい。

全くまとまっていないが、まとめられるとも思えないのでアップロードすることとする。

一つ言い忘れた。 これアップロードしたら、設定資料をヤフオクで2万とかで売ってるやつらの元に、ハリーハウゼンみたいな動きをするヌラヌラした銀色の生き物を大量に転送してやるから楽しみに待っていてほしい。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2013年08月21日 3時07分 (#2444960)

    または、自分の欲望、願望を見つけているだけ。

    あの監督は何も考えていません。って。

    • by Anonymous Coward

      何のごまかしもなくメインロボに鉄人28号の顔を持ってきたところにこの監督すげええと思いました

      • しかもあの顔、発進前に凄い勢いで降下して本体と合体しますよね。 それに原子力機だから唯一EMP食らっても動けるとか、シチュエーション的にはアレですし。

        もしそれらが過去の作品との連綿と連なりと無関係な、何も考えてない偶然の産物で、さらには私の欲望や願望を励起しているのだとしたら、むしろ監督は天才ではないかと思ってしまいます。 #2445056さんのおっしゃるように買いかぶるのも無理はないでしょう。

        親コメント
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