clausemitzの日記: 新撰組血風録
たまっているDVDをひとつ片付けました。
昭和40年頃の古い白黒のTVドラマのDVD。うちの両親に新撰組血風録見たかって
聞いたら「知らない」と答えました。もっとも、このドラマが放送されていた頃は
ガキのはずですから見ていたとしても意味がわからなかったと思いますが…。
NHK大河の「新選組!」で新選組を知った者としては、こちらの新選組もなかなか
「新鮮(^ω^)」です。昔の人が「新選組!」を酷評した理由がようやくわかりました。
ただ、どちらの新選組にも私は良い味わいを感じるので、どっちが上で、どっちが下
という評価は下したくないですね。
とはいうものの昔の時代劇は本当に重厚です。フィルムで撮って画像がぼけぎみなのは
マイナスになるどころか、視聴者に物語であることを知らしめ、物語の世界に入り込む
余地を作っています。ハイビジョンや地上波デジタルにいまいち食指が動かないのは
それもあります。ドラマはフィルムのほうが味わいがありますよね。
新選組!とまったく違うのは芹沢鴨の描写。血風録では完全に悪役。ただし、どこか
人間的な弱さをうかがわせる繊細な演技があり、それを覆い隠そうと粗暴を働いている
ことをうかがわせます。ただ極悪非道ぶりがハンパじゃない。2話のアレなんて
視聴者に土方へ同情を集め、芹沢は死なねばならないと思わせるに十分です。
これ見たら今のテレビドラマの悪役描写なんてペラッペラっすよ。
近藤勇が線の細い人という描写は新選組!と同様。史実の近藤さんもどうやら繊細で
胃痛持ちだったらしいですが。これからじょじょに大将になっていくんでしょうね。
あとビックリしたのが沖田総司が若き日の島田順司さん! (゚Д゚)
はぐれ刑事の課長ですよ。
年配のオタな人ならご存知の坂口祐三郎さん(赤影の主役)が山崎蒸をやってました。
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