cobossの日記: スクール・オブ・ロックを見た
Yahoo Movie では結構評判がよかったのだが、私にはちょっと暑苦しすぎた感じ。小学校の校長先生は、あの後どうなったのだろう?
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ジェイミー・リー・カーティスが久々のコメディ。「ワンダとダイヤと優しいやつら」ではめちゃくちゃ面白かった彼女だが、「ワンダ」のメイキングを見ると、コメディエンヌとして才能があるというわけでもないようだ。今回の出来が気になるところだが...
母子の入れ替わりコメディで、そのきっかけになるのが怪しい中華料理屋で食べたフォーチュン・クッキー。まじめな精神科医で再婚間近の母親と、バンドに燃える今時の娘が、体の入れ替わりによって相互理解にいたる。
母親の体に入った娘のはじけぶりがダイナミックで、いけてます。「超イケメンよ~」。反対の、母親@娘ボディはいまいち地味でつまらない。
とはいえ、最後の娘のスピーチは結構泣かせるし、うわさどおりよくできた一本といえましょう。80 点。
さて演目は
犬の目は、「ゴジラ」のイントネーションを枕に、オチを先にばらしてしまう禁じ手で、客先はもう大変な爆笑ぶり。次にやることになったこごろうさんがぼやく事。
二つ目の百年目はご存知人情話ですが、まだちょっと恥ずかしい感じがするなあ。前半の遊び人大番頭さんはいい感じなのだが、後半の旦那の訓話は、本人が照れてるのか、少しあっさりした感じ。円生のこってりぶりになれた私としては、やっぱり吉朝さんは落とし噺のほうがいいなと思ったです。米朝流なのかね?
最後はこないだも聞いた浮かれの屑より。やっぱり楽しげに踊って張りました。こういう若旦那をやらせたら、んまいねぇ。
しばらくして、
「あのー、こちら、アーティストさんですよね?」
「へ?」
「絵描きさんですよね?」
「いえ、サラリーマンですけど...」
家が汚いということだけで、絵描きと判断したのだろうか、それとももっと根拠があったのだろうか。
前から行って見たかった蒜山高原に足を伸ばしてみる。ちなみに、高原と名の付くところには、つい行きたくなってしまう。高原という言葉に弱い。高原病?
1600 NA で、少し重たい感じ。CVT なのでアクセルの反応は悪くはないのだが、踏み込んだときに「ぶみゃ~」と五月蝿くなるのはなんとかなりませんかねえ。ハンドルはパワステが少し重めだが、よい感じ。
ひさびさにオートマ(CVT だけど)を運転したので、エンジンを止めても鍵が抜けない! (P に入ってなかった) とか、アクセル踏んでも進まない(D に入れたつもりで N に入っていた)とか、大騒ぎしてしまった。
たんなるアクションものだと思っていたら、最初の 30 分ほどでぐっとつかまれてしまった。そうきましたかー。ヴィゴ・モーテンセンの「我が道を行く」雰囲気がよい意味で生きている。クリント・イーストウッドを継げるかも。
ちょっと後半はだれてるかな。でもよいできです。
Vol. 1 ほどのぶっ飛びぶりはないが、割と普通のタランティーノな感じ。最初のウェディング・シーンでは結構ぞくぞくしていたのだが、カンフーになったあたりで「ほえ?」という感じになり、最後の「おめでとう!」という話の展開で「ん~むぅ」と思いますた。
まぁ、途中のカンフーがなかったら、メキシカン・ウェスタンかな。
やたらハレーションを起こしてたのはなんでっしゃろ?
いとうせいこうは、昔「ノーライフキング」を読んだくらいでよく知らなかったのが、講談社で雑誌の編集をしていたらしい。読んでみると、いかにも雑誌上がりな感じがする。気が利いていて、サービス精神たっぷり。短いエッセイの中でも強引に盛り上げる。
読み進んでいくと、ある程度構成のパターンが見えてくる。どれかの植物を取り上げて(例: ニチニチ草)、何かに見立て(兵士)、後半はその比喩を使って突き進む(再度の出軍を望む)。うまいエッセイの書き方の勉強になるかもしれない。
前半のみずみずしい勢いと比べると、後半いかにもパワーが落ちているのも生っぽくて面白い。
死と生の間を自由に行き来する存在としての植物と、植物を通して生命にふれなおす都市生活者、という図式もなかなか良くできている。
三十代後半の独身男が書いたのだと思うと、生命についての考察が、なおさら重みを帯びていたのだろうことが推測される。
吉朝さんは相変わらず。かぜうどんは絶品。浮かれの屑よりは、踊りを披露したかったのであろう。雀松さんは葬式をネタにした新作のようであった。
年をとって、子供に興味がわいてきたのだろうか。人形と子供の違いがテーマの一つである(わりとわかりやすい)。でも、そんなにバセットハウンドがいいかね?
犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward