cooperの日記: 権限の源泉
上司が部下に命令を与える権限の源泉については、主として三つの説がある。
- 法定説
- 受容説
- 職能説
法定説
クンツやオドンネルが主張しているもので、権限とは、上位者から与えられた「法的」な権力であるとしている。
取締役会で基本方針を定め、代表取締役(社長)がその基本方針に沿って具体的な経営の運営にあたる。しかし、一人で全てをできるわけではないから、一部の権限は部長等に「委譲」することになる。そして部長もその部下に権限を「委譲」する。
こうして上位者から下位者へと権限が委譲されていくことを法定説という。
企業の創業期においてはわかりやすい学説であるが、往々にして頭ごなしに命令する形になりやすいため、部下が本気になって仕事に挑戦し遂行していくことは少ない。むしろ、不満を抱かせてしまうことが危惧される。
受容説
バーナードが提唱している説。上司が部下に命令しても、部下が心の中でその命令を受容しなければ、むなしい音波でしかない。命令が部下の気持ちとピタリと重なり「精一杯頑張ろう」と受容したとき、はじめて意味を成す。
したがって、命令とは受ける側で決まるという説である。
しかしながらこの説では、上司が的確なマネジメントを行うことは不可能である。受令者側が命令を「拒否」した場合には、その命令を別途ルーティングしなければならない。それは組織経営上、遺棄すべきものである。
フォロワーシップの物差しとしては価値ある説であるが、実務上は不完全であると言える。
職能説
フォレットが主として提唱している説。職務を設計して、それを人に割り当てる。その職務を遂行する責任と同時に、遂行するための権限も発生するという見解。
職務とは仕事であり、「責任事項」のことである。職務を設計するということはすなわち、「責任」と「権限」を明確にするということである。企業における不幸の多くは、この二つが明確でないために発生している。
権限の源泉
職能説を中心に据え、法的には法定説でサポートし、受容説によってこれを促進させていくことが望まれる。
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ふむ。なるほどねぇ...
しかし、だ。途方もなく無理な気がするんだけど。
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