cooperの日記: ぶざまな人生
日記 by
cooper
読了。
それにしてもひどいタイトルだなぁ。カバーもかけずに電車内で読んでいたら、刺すような人の視線を感じた。
生きる上で心を悩ます一切合切について縦横無尽に言及し、生きる意味や人生について熱く冷静に語るという内容。すなわち、収入、地位、学歴、能力、才能、容姿、性別、老い、運不運、人間関係、差別、常識などにおいて人が感じてしまうあれこれを、地に足のついた視点から見つめて、一つ一つ考察していく。
特に印象的なのは、繰り返し登場する「人間の人生」と「自分の人生」という言葉。「人間の人生」は「運命」に、「自分の人生」は「意思」と言いかえることができる。人は「人間の人生」を与えられるが、それは理不尽で、不公平で、時として、ひどく残酷なものである。それでも絶望せずに、「自分の人生」を生きることは可能だし、そうすることが大切なのだ、といった感じ。
しかし、語る内容が広範囲なために、ちょっとピンボケ気味で、すんなりと入ってこないところがある。また、五章以降も消化不良気味なので、時期を見て再読したい。
# もちろん、僕のバッファが不足している、ということでもあるけど
意外だったのは、著者が白石一文のファンだったこと。でも「一瞬の光」が一押しってあたりがそのまま、著者と僕の年令差を物語っているように思える。
... なんだか「僕のなかの壊れていない部分」を再読したくなってきた。
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