cooperの日記: 帰省
年越しのタイミングでは Dancer in the dark のビデオを観てた。
前に観た時には、この映画の暗い内容が好きになれず(というか、嫌い)、正月に観るような映画じゃないとも思ったけれど、「これ、話題になってたよなぁ」と親父が再生を始めてしまった。嘘でもいいから、ハッピーな映画を観ようという気にならないのだろうか...
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工場で働くセルマは、息子のジーンとトレーラーハウスで母子二人暮らしをしている。視力が弱くなり、やがて失明に至る病気は、母から息子へと遺伝していた。愛する息子に手術を受けさせるため、表向きは「父への送金」と本当の理由を隠しながら、セルマは生活を切り詰める。
そんなある日、セルマの友人達がジーンに自転車をプレゼントする。クラスで自転車を持っていないのはジーンひとり。最初は贅沢すぎる、甘やかしたくないと固辞していたセルマだったが、嬉しそうに自転車を乗りまわす息子の笑顔に、勝てるわけもなかった。つられて笑みがこぼれるセルマを優しそうに見守りながら、彼女に想いを寄せる男、ジェフは呟く。
「女とサビは一緒だって親父が言ってた。どういう意味か知らないけど」
そう言えば前に観たときもこのセリフでひっかかり、結局わからなかった気がする。なんで一緒なんだろう... と考えて、ああそうか、と思いついた答が『落とすのは骨が折れる』だった。いや、本当のところはわからないのだけど、英語ではそういう諺があったりするんだろうか。
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いつものごとく親父は途中からグウグウと寝てしまい、スタッフロールが流れ、テープを巻戻しても起きることはなかった。寝るなら観るな、とはこの事だと思う。白髪が増え、めっきり老けた母と煮物をつまみながら、弟からの帰るコールを待っていた。松前漬の舌触りが懐かしかった。
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