cyber205の日記: 無線LANの到達距離世界記録、382km
無線LANの伝達距離が世界新記録の382キロメートルを達成
> ベネズエラのEl AguilaとPlatillon Mountainというところにある2台のコンピューターを
> 無線LANで接続することに成功したそうです。2つの地点の距離はおよそ382キロメートルで、
> 肝心の通信速度は3Mbpsとのこと。
> そしてこの実験をするにあたって、既存の部品と共にIntelの無線LAN技術を利用しており、
> また、あらゆる方向に電波が拡散する無指向性であるWi-Fiの電波に、
> 一定の方向に向けた指向性を持たせることによって、信号を増強することに成功したそうです。
なるほど、ハイゲインのアンテナを使って指向性を高めれば、到達距離は伸びるもんな。
理論的には電波の到達距離に制限は無いのだが、技術的には信号がノイズに埋もれた時点で通信不能だ。
電波が実際どれくらい飛ぶのかというと、
ファミレスの呼び出しボタンの電波は117m
PHSのトランシーバモードでは実測450m(@10mW)
ただし、このページにある「倍の電力なら倍の距離電波が飛ぶ」というのは正しくないので騙されないように。
無線LANは「国内規格の2.4GHz帯無線LANの場合は数十km程度が実用的な通信距離となります。」とある。
無免で試せるのはこのへんぐらいか。
一番遠くまで通信電波を飛ばしているのはやはり、宇宙探査機ってことになるようで。
運用されている探査機の中でもっとも地球から遠いのはボイジャーだとか。
原子力電池(RTG方式、多分プルトニウム電池)を使って、たった20Wの送信機から送信されているが、
いまだに通信は継続中。
NASAはDeep Space Network[深宇宙ネットワーク](DSN)という追跡局ネットワークを運用してるから
(はやぶさが故障した時も使わせてもらったもの)それを使って通信している模様。
あまりに距離があるので、電波を飛ばしても片道11時間以上かかるんだそうだが。
受信側の技術が進歩して、超伝導技術を使えば相当微弱な電波になっても受信できるようになったという
要素もあるのだろうが、もうすぐ30年経つのに現役で動きつづける探査機を実際に
あの時代に作ったというのも凄いことだ。(1977/9打ち上げ)
まだ姿勢制御に使う燃料は充分にあり、
電池の発電力が限界に達する2030年ごろまでは何とか稼動できるとされている。
ただし、センサー類をフルに稼動させるほどの出力はもう無いので、
各種センサの電源をこまめに入れたり切ったり、かなりトリッキーな運用になるのだとか。
しかし本当に、電波はどこまでも飛んでいくモノなんだな。
理論的には分かっていても、実際にそれを証明する物体があるのはまたイメージが違う。
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