cyber205の日記: 何となくエルピーダと同じ臭いがする日の丸造船の話 7
>◆韓国の5分の1
>歴史的な円高によって、「無理に受注しても赤字を垂れ流すだけ」(業界関係者)
半導体に引き続き、「またしても韓国にやられた」ということを強調。
もちろん円高について触れるのも忘れない。
>◆技術力は世界一
>狙いは、コスト削減だけではない。ユニバーサルの三島慎次郎社長は
>「開発陣を手厚くし、得意の省エネ船の開発を強化すれば韓国メーカーとも戦えるようになる」と意気込む。
>MUは従来船より燃費性能を30%高めたコンテナ船、ユニバーサルは25%改善した
>鉄鉱石や石炭を運ぶバルク船の設計を完了。受注残ゼロ回避の切り札と位置付け、売り込んでいる。
技術立国ニッポンのプライドをくすぐる。
実績が出せないんだから、そういう分野で優位性をアピールしないと誰も見向きもしない。
>◆ノウハウを売却
>三菱重工業は昨年12月にインドの建設機械大手ラーセン・アンド・トウブロと提携し、
>設計図などの技術を供与することで合意した。ライセンス収入を得るだけにとどまらず、
>将来的には合弁事業に発展させ、共同受注によって低コストの海外生産への道を開こうという深謀遠慮だ。
ノウハウの切り売りまでして生き残りを模索する苦しい状況を訴える。
>経営統合やエコシップ、技術売却も生き残りの決め手にはならない。
>海運会社はリーマン前の世界的な好景気に浮かれて大量発注した結果、船舶が有り余っている。
>供給過剰が一段と強まるのは確実で、
>「中国勢の投げ売り受注で船価の下落がさらに加速する」(業界関係者)と懸念されている。
何をやってもダメだったとしても、最後に他人のせいにできる逃げ場は用意しておく。
>価格競争力で大きく劣る日本勢
>国土交通省が昨年7月にまとめた報告書は造船業の国際競争力強化に向け、「連携や統合が必要」と指摘した。
>「われわれの統合に加わろうという会社が増えれば、喜んで受け入れる」。ユニバーサル造船
結局、大きく一つにまとめて規模の経済を回せばまだ戦えるだろう。
という、いかにも役人がシナリオを描いたような予定調和の結論にもっていく。
なんだかエルピーダのやり方とよく似てる気がするね。
いや、半導体と造船では市場の動き方がかなり違うから全く同じとは言えないのだろうけど。
造船において韓国が日本に完全に追いついたと発表したのが数年前。
技術で食ってる国が技術で追いつかれたら、もう売りに出せるモノがないよな。
円高でさらに国民にも十分な金があるならまだ外国からいろいろ買ったり、
国内の産業を支えるため個人消費の面で規模を増やして内需拡大で乗り切れるのだろうが、
カネが行き渡ってないのに円高になっても買うものがない。困ったもんだ。
買うもの=原油 (スコア:0)
これだけ円高でも「原油高でもう企業努力も限界です」とかほざいてるんだから、円高だろうが円安だろうが詰んでることに変わりはないわけだ。
Re: (スコア:0)
その円高もそろそろ怪しくてね
Re:買うもの=原油 (スコア:2)
そんなに日本の円っていう通貨に価値があるとは思えないんだけど。
# いや、海外の通貨が円以上にダメすぎるのか。
これまで、貨幣価値の吊り上がったまま滅びた国は無いんでしょうけどねぇ。
将来性の問題? (スコア:0)
金が行き渡っていないってのもあるが、金があっても使えないって方が大きいかも。
#本当に年金もらえるんかな?w
日銀の統計見てきたけど、個人の預金残高増えてます。
本来低金利政策ってのは、資金を循環させるためにあるはずなのだが、将来が不安なため、ひたすら預金に回され、機能不全を起こしている気がするなぁ。
(この場合、低金利ってのは悪循環の元だよねぇ)
ただ、安易に金利を上げると、海外からの資金流入→円高コンボになる…。
難しい問題ですねぇ。
Re:将来性の問題? (スコア:1)
去年の地震と原発事故で、関東圏避難命令がでていれば、日本はかわったかもしれないのに、とおもうことしきり。
その理由は、別に東京が経済の中心だからではなく、東京にいる人(特定個人)のせい。
Re: (スコア:0)
いやいや、造船の話ならお客さんは外国のパターンの方が多いといういか、国内需要のみでシェアなんて語れない。
まあ、無駄にハイスペック・ハイクオリティでコストパフォーマンス面でバランスを欠いている現状では仕方ない。
だいたい造船なんてとうの昔に世界一を返上して久しい。
素手の落ち目のそれがさらに悪化して言って居るってだけのはなしだし。
技術で食うにも幾つかパターンがあって (スコア:0)
その中で「規格もの」って奴になると、「その規格が満たせる内一番人件費の安い国」が勝つってのは歴史の必然ですから。
規格内で幾ら技術を上げてもニッチにしかアピール出来ないんですよね。
そしてそういう中で既存産業をどうにかしようとする時に出てくる案が「ガラパゴス化」だったりする。
欧州の旧世代産業のガラパゴス化はなかなか凄い物が有りますから、参考にでもしてみると良いのだけど。
何の保護も排他策も無く街中の工房が生き残っている、って訳じゃ無かったりします。
または最低限のシェアを用意する為の「バイアメリカン法」とか。