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日本

darknightの日記: ライフハッカーで言われている「7つの休養」に関して

日記 by darknight

この記事について、中小人売IT派遣企業では
どのような事態が生じるか、またその解消法についてはどうなのか、分析と考察をしてみた。

1.身体的な休養
早朝から深夜までの業務が連日続き、休日も必要とあれば出勤し、
プロジェクトがカットオーバーとなっても次々と仕事が舞い込むため、
日常酷使している肉体(特に視力)の負荷が取れない。
肉体疲労を解消するために整体等を行っても、週内の疲れが週内に取れない事態になる。
酷くなると、視力低下は勿論、頸肩腕症や全身のだるさが常態化。慢性化する。

2.メンタル面の休養
1.で述べた通り、肉体的疲労の蓄積に加え、対外折衝、客先での対上位会社折衝、
クライアントとのレビューや、自社に帰社しての定例ミーティング、社内行事等により、精神的疲弊が毎回極限にまで達する。
また、クライアントからの急な呼び出し、携帯電話所持やテレワークは、
「いつでもそこにいる」状態を作り出せるため、精神的緊張が解かれるタイミングは
たとえ自宅であろうとも発生し得ない。このため、メンタル面の疲労が蓄積され、慢性化する。

3。感覚面の休養
1.2.の状態が長期間続き、自分の肉体・精神面の疲労が限界に達し、
自己の感覚が著しく麻痺してくる。具体的には、曜日感覚の欠落、時間感覚の麻痺、
肉体面の不調(疲れ・だるさが抜けない)や、
精神面の不調(気分の落ち込み、不眠)が長期間続く。
この段階で神経内科や心療内科を受診することが早期治療に有効であるのだが、
既に時間感覚が欠落しているため、受診する時間すら確保できない場合が多くなり、慢性化する。

4、感情面の休養
これまでの発症が抑えられた場合(服薬や各種製剤の飲用も含む)、
自己の感情が抑圧された状態が長期間続いたため、
「自分から何も言ってもどうにもならない」との判断や、
周囲・会社からの問いかけも無くなってくることから
自身に失感情症の様相が発現してくる。
具体的には、何に対しても興味を失い、自社行事の参加意欲等が極端に少なくなったり、
家庭や社会に対する関心も極端に少なくなるといった症状が発出してくる。

5.社会的な休養
2.で述べたように、「いつでもそこにいる」状態は、社会的束縛を
自ら課しているようなもので、職場や地域の対人関係で容易に疲弊し得る。
この解消には、「つながる権利」「つながらない権利」を明確に分けて
必要な時に、必要な人と、必要なタイミングでつながることが必要である。
不必要な時に不必要に人とつながることは精神面の疲弊につながる。

6.創造面の休養
モノをクリエイションすること、イコール自らの考えをアウトプットすること であり、
教育体制や疲労回復、新しい技術の吸収といった適切なインプットが、
中小人売IT派遣企業にいると、それが全くと言っていいほど行われず、
アウトプットや結果にのみ拘泥・拘束されるため「良い刺激」を受けられず、
今後の自己の作業についても良循環を得られることは皆無。

7.スピリチュアル面の休養
これまで述べたことから、必要な休息・休養が全く取れないため、
心身を平常に保つことが不可能になっているのは論を待たない。
瞑想や礼拝、地域コミュニティに関わること(別の自分がそこにいること)が必要になるが、
時間や休息が取れない、意欲減退、いつでもそこにいるという感覚がある以上、
上記6つを含めた心身及び精神的な回復は到底実現できない。

では、解決にはどのような手段が有効なのか。
1)十分な睡眠(これはとりもなおさず重要)
2)仕事中でもこまめに積極的な休憩(ただし、喫煙は除く)
3)休暇を積極的に取得する(働き方改革関連法案により、年5日の年次有給休暇の取得が義務付けられており、
  連続休暇にして、たとえ小さくても真の休養を取った方が良い)
4)「自分だけの時間」を作り、その間は外部からの情報をシャットアウトする
5)会社関係の連絡とプライベートでの連絡を分け、必要時間外の連絡を遮断する
(可能であれば会社用とプライベート用の携帯を分け、業務時間外は会社用の携帯の電源や
 会社に向けて接続しているPCの電源を切り、遮断する)
6)会社・上司・職場のルールは最低限だけ守り、それ以外は必要ないものとして遮断する。
7)専門の医療機関に行き、自分の症状について理解し、治療を心がける
8)自分の欲求を充足・回復させるため、可能な限り出歩き、インプットを心がける
9)自分のこれまでとこれからを思考し、これからについて志向し実践する。
これをやるだけでも、自分を見直すいい機会になると思う。それでも駄目なら退職を考えてもいい。
それほどまでに働き方は変わったのだ、今更ながら高度経済成長期みたくイケイケドンドンな姿勢では
社員はついてこないし、入ろうとも思わないし、見向きもされなくなるだろう。

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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人

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