darknightの日記: 人材を「人財」と言い換える中小人売IT派遣業は衰退すべきである。 4
いつもの日経の記事を読んでいて、あーこんな〇〇なことを言っている企業に勤めてたんだなあと後悔を含めて述懐してみたりした。
先代の創業社長が、人材を「人財」と言い始めた頃、社内取締役に一人の男が就任した。
そいつは営業畑出身で、その頃から社長の言動に「人財」の文字が躍るようになってきた。
上の記事とか、日々のツイートとかで、「人財」が如何に欺瞞な言葉であるかを知ることになったから、
そいつの意見には無視を決め込み、必要以外では極力関わらないようにしてきた。
ところが、そいつが次の社長になると、少しずつ少しずつ人が離れ始めたこともあってか、
注意深くその言動を聞いていると、営業畑の所以からか、人を何人何万円で売れたとか、
それこそ記事の内容そのままな言動の多いこと多いこと。流石に自分も病気が悪化して休職したこともあってか、
休職した人間に対するケアや業務配慮、どういった計画で復帰させるかまでも全く一過性のものとしか
考えていないことが露になったのと、自分が復職後たった2ヶ月で、業務配慮も何もなしに客先へ配属され、
客先では仕事の遅延や経験不足をタテに自分を半年で御用納めにしたりと、全く考えられないことを
続けざまに起こされ、やむなく会社を離職した。
そこで、「人財」である。「人材」は、材料ではなくて財産だから「人財」という。
こんな理不尽なことはあるか。財産は減価償却しないといけないから、常にブラッシュアップしておく必要があるが、
こんな○○企業に、そういったことをする余力や努力、金銭的負担なぞは極力避けねばならないから、
教育は現場で学んで、自分のこれまでの知識を総動員して取り組み、勿論上位会社やクライアントにも
ヘコヘコお伺いを立て、同じ客先で同じ会社の人間に対する取り組みようもあるし、目まぐるしいことだらけだ。
「財産」だから減価償却があるとは先述したが、ということは、スポイルするのも会社の自由で、
従業員個人のことなど気にもかけていない、ということだ。
<以下引用>
人材の「材」を材料の材だと思っている点だ。材という言葉には材料という意味の他に、
持って生まれた才能や能力という意味がある。つまり人材はビジネスの材料として使われる人ではなく、
ビジネス上の才能や能力のある人を意味する。納得できないなら自分で調べてみるとよい。
すぐに「人材とは、才能があり役に立つ人」といった説明に出くわすはずだ。
ついでに言えば、そうした才能や能力がとりわけ優れた人を何と呼ぶか。そう、「逸材」だ。
(中略)
こうした企業が人「財」という言葉を使う理由は何か。2つ考えられる。
1つは「社員を財産のように大切に思っている」とアピールすることで
「人の仕入れ」、つまり求人の際に好印象を求職者に与えようという魂胆だ。
もう1つは客に対するピーアール材料にしようとする思惑である。
つまり「我が社は社員を大切にしていますので、誰もが皆やる気をもってお客さまのために働きますよ」というわけだ。
これはもう噴飯するしかない。人材を人財に言い換えて「社員を大切にする会社です」と言ったところで、
誰も本気にはしない。人財などと称している企業はもうそろそろ、周りからいかに冷ややかに見られているか、
そして当の社員がいかにしらけているかに気づいたほうがよいぞ。
転職を検討している技術者の間では「人材を人財と書くような企業はうさんくさいので要警戒」
などといった話までささやかれているくらいだ。
<引用終了。一部「」を付け足しています。>
コロナ禍で売り上げが減った企業が、脅したり泣き落としをしたりして社員を退職に追い込み、
自分たちは平然と中身を変えずにのうのうと業務に勤しみ、挙句の果てには給与や賞与はそのまんま、
自分たち上席の給与賞与は上がりっぱなしという変な状態が今も続いている。
例えばテレワークで使用する機器を準備してくれたか?冷暖房代がかかるのを日々数百円の補助で済ませていないか。
そういった会社は社員を食い潰し、ダメにし、挙句の果てに知識を吸い取られてポイの運命が待っている。
幸い、今は各企業(中小人売りIT派遣は除くが)共、第2のデジタル化に向けて人集めをしている最中だ。
是非とも、中小人売りIT派遣企業で幾らかの経験を積んだ方々は、ユーザー企業に移って頂き、
業務的には何倍もつらいかもしれないが、安住の地を目指して、選択に妥協することなく転職して頂きたい。
以上、とんでもない理由で離職して、選択に妥協することがないよう活動をしている人間の声でした。
キーワードは「人財」これを標榜して求人票に記載している会社は選択肢に入れる必要は全くない。
給料や休暇は妥協する部分もあるかと思うが、書き方で怪しいものは即刻除外すべき。
可能であれば、転職サイトが複数ある中で、社員の声が書かれたものを見て、それを判断材料にしてもいい。
泣きを見る前に会社に反旗を翻せ。
それ弊社やん (スコア:0)
人材と書いて人罪と読む。
SES業界は滅びるべき。
Re: (スコア:0)
しかし、SES的な物って日本型経営・雇用の元では根強い需要があるから、何をやっても甦りますよ。
よくあるフレーズ風にいうと、解雇規制緩和やジョブ型雇用に賛成の者だけSESに石を投げろということ。
Re: (スコア:0)
経営患部と書いて経営幹部と読む。
人罪だろうと人財だろうと、それに比べたら大した問題じゃない。
例のアレ (スコア:0)
http://www.motivation-up.co.jp/poster/poster17_u.html [motivation-up.co.jp]
このポスター貼ってる会社ですな。