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279011 journal

dodaの日記: 圧縮オプション

日記 by doda

ssh には通信内容を圧縮する機能がある。
通信内容の圧縮は、回線速度が遅い環境で、圧縮のかかりやすいデータをやりとりする場合に劇的な効果を発揮する。
しかしLANなどの回線速度が速い環境だったり、既に圧縮されたデータのような圧縮のかかりにくい通信内容だと逆に遅くなってしまう。
そのため通常は圧縮をかけないで使う事が多い。
当然デフォルトの設定も圧縮を無効にするのが普通だろう。

圧縮の有効/無効の設定は ssh 接続開始時のネゴシエーションでやりとりされるので、接続を完了した後に設定を変更しても現在の通信には反映されない。
その為、圧縮を有効にした通信を始めるには

  1. Tera Term を起動する
  2. "新しい接続"ダイアログをキャンセルする
  3. "ssh設定"ダイアログで圧縮を有効にする
  4. "新しい接続"を開いて接続する

という手順を取る必要があり、面倒だ。

そこで圧縮設定を指定するためのコマンドラインオプションを新設してみた。
新設したオプションは /ssh-C, /ssh-c, /ssh-C= の三つ。
/ssh-C は圧縮を有効にする。圧縮レベルは 6。
/ssh-c は圧縮を無効にする。
/ssh-C= は圧縮レベルを指定する。圧縮レベルは 0 ~ 9 の数値で、0 の時は圧縮が無効になり、それ以外は有効になる。

コマンドラインオプションは Tera Term の起動時以外に、"新しい接続ダイアログ"でも使える。
例えば、ホスト欄に sue@mikasa /ssh-C=9 と入力すると、mikasa にユーザ sue、圧縮レベルは最高で接続できる。
よく使う組み合わせを履歴で覚えさせておけば、ドロップダウンで選んで接続できるので便利だろう。

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