dotkuwaの日記: トレードオフ 1
日記 by
dotkuwa
そもそも、自然言語とプログラム言語は、
★上位概念から下位概念まで共通して使える代名詞
(あれとかこれとかそれとか)のみを使うから、
「上位概念・下位概念」が成立するのが、
自然言語、
★言語で必要な代名詞を必要なだけ使うのが
プログラム言語で、この事により、
「上位概念・下位概念」が無い。
(下位概念で必要な代名詞のせいで、上位概念を
構成出来ない。)
というトレードオフが有るのでは無いでしょうか?
そして、新規性が有ると称する「新技術」は、
☆代名詞を極端に絞ったプログラム言語
☆代名詞を使いたいだけ使う自然言語
という"対極狙い"になりがちで、トレードオフのおかげ
で、それらはトイプログラム以上では使い物にならない
羽目になるのでは無いでしょうか?
昔で言うなら、「フラグ有害説」だとか、「自然言語で
自立した文書の詳細設計書を作る」だとか、最終的に
だれも言わなくなる物がそれに相当するのでしょう。
#ユビキタス言語というのの位置づけは中位概念辺り
#なんですかね~
#だとすると、
#・自然言語で、踏み込んだ個数の代名詞を使い、
# その代わり、上位概念(境界づけられていない)
# とは共通しない。
#とかなるのですかね~
「ユビキタス」の天敵 (スコア:1)
前に、ちょっとしたシステムを設計したことが
有ります。
その際、
1.「キャラが相被っている」用語で書かれた、
要求仕様から、
2.それに合致しつつ、キャラが被らない様にプログラム
を作り、
3.キャラが被らない用語を先方の人に叩いてもらい、
業務用語としてほぼおかしくない様に言い換え、
4.その用語を元にマニュアルを作った
事をしました。
プログラムとも、末端の利用者とも通じる言語です。
ここで、「ユビキタス」の天敵が登場します。
マニュアルも出来、明日説明会をする段になって、
リーダーの人が、
☆その用語は伏せてくれ。
と言いました。
☆もうマニュアルはその用語に依存していて無理だ。
と言い張って通しましたが、
よく、リーダーはそう言います。変です。
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別の(かなりややこしい計算の)修正とテストの時、
テストデータを作るために作った、
☆テーブル名とキーだけのER図
を納品物として提出しようとしましたが、受け手の
(元受けの)リーダーはダメだと言いました。
こちらは素人のふりをして、「ER図は納品一覧に
含まれているじゃないか」と言い張り、通しましたが、
変です。
テストをする度に、少しずつ精度を上げていった、
テーブル名とキーだけのER図と言えば、中位概念を
真っ芯に表現した文書だと自負していたからです。
(もちろんその頃は「中位概念」だとは思っていません。
念のため。)
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今から考えると、逆だったのかも知れません。
その当時のリーダーと呼ばれる人は、中位概念を
遍在させたくなかった、させないのが飯のタネだった
としたら辻褄が合います。
異常です。間違いなく異常です。
さらに悪いことに、そういうリーダーは、
★プロアクティブに、他人にその(偏在した)知識を
渡そうとしない。聞かれたら答えるとかうそぶいて
いるだけ!
★すぐその知識に飽きる(何なんだよ)。文書化も
しない。忘れ去る。
ことしかしません。
「ユビキタス」の天敵です。
もし、新制度でリーダーを新たにこさえるならば、
この点は、何とかすべきです。
リーダーは「中位概念」を作り、育て、広めるべき
です。絶対に死蔵すべきでは有りません。
絶対にです。