dotkuwaの日記: コボラーの尻尾 6
何でここまでCOBOLが特別に憎まれているのでしょうか?
とても、1言語に対する憎しみとは思えません。
一人のコボラーとして、長年考えてきましたが、根拠のない意見と
しまして、
★日本のCOBOLの処理系(汎用コンピュータ)の会社が、何の理論的
バックボーン無しに、
COBOLを「国際的に唯一の仕様記述言語に制定しようとした」
から
だとしか思えませんです。
COBOLから見てまっすぐの位置に有る問題領域なら歓迎でしょうけれど、
当然そうで無い、COBOLからみて斜に構えた位置や、
横眼方向の少しの角度だけずれただけで、信じられない距離の差になる
位置の問題領域も当然、多数有り得ます。
また、その頃のライジングサンの勢いなら、制定寸前まで行っても
不思議では有りません。
その様な横紙破りをしようとして、周りに迷惑をかけたのなら、この
憎しみも有り得ます。
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さて、昔の話は良いのですが、同じことが今も繰り返されている様に
思えます。貴公が現在にも存在するのです。
その人は、
★この(普通よりやけに難しい特定の考え方)をあげつらって、
問題領域を問わず「この考え方だと見通しが良くなる」
と十年一日の如く言い放つのです。
「より良い」を制定するという事は、(そうで無い)「より悪い」を
制定する事につながります。
これはいじめで、貴公はいじめっこなだけです。
もちろん、本当の「より良い」ならば全人類にとっての福音ともなるで
しょうが、もちろんそんなうまい話がそうそう有るものではありません。
(プログラミングではない)仕様の記述は、画一的な書法は無いと思うべき
です。
#第一原理が不在に見える要因の一つがこれかも知れません。
コボラーもそうですが、
オブジェクト指向の考えを画一的に仕様設計に使おうとした人間もそうですし、
オブジェクト指向と違う、次世代wの考えで画一的に仕様設計に使おうと、
現在暗躍している人間もそうです。
それらの人間はコボラーに与えられた憎しみと同じ強度で遇するべきです。
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なんでこんな誤った状況に(独立して)陥るのでしょうか?
それは、
★問題が簡単で示唆に富む程度には複雑
で、
★現在の問題領域を良く知っている、その問題領域の後見人(チャンピオン)
とも言える人間が居る
場合、
★それと同時に使われる(任意の)手法は、「より良く見える」
からです。
COBOLで作っていたシステムは、JOINを一々プログラミングで作っていて
「それが書ければ一人前」と言われるほど、簡単でした。
しかも、何度も何度も制度改正を経て、その問題領域の後見人も
複数育っていました。
もちろん、だからと言ってCOBOL言語が世界に冠たる仕様記述言語となる
訳では無いのは自明です。ですし、その行いの報いとして憎まれ続けています。
PBLでの講師は、コボラーと同じ状況になります。
★教育的な問題
で、
★なんども同じ事を毎年来る生徒に授けていれば、その問題領域の後見人と
なり得る
事でしょう。
だからと言って、
★たまたまその問題を解くのに使っていた、特定の手法を持ち出して、
「これはよい」のみならず、「これこそが万病の特効薬」
と喧伝するのは曲学の徒です。
では、なんで、「何とか言う数学上の概念をあげつらって、見通しが
良くなる」などと、なんどもなんども、円環の理を得られる位、言う人間も
コボラー同様に憎まないのでしょうか?
落ちぶれた日本だから捨て置かれているだけ、かも知れません。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い (スコア:0)
憎まれていたのはメインフレームとバッチ処理です。
これをPCサーバーにダウンサイジングしてリアルタイム処理に移行したかったのだけれど、
COBOL出来る人がいなかったり内部資料が残っていなかったりしてコボラーの責任になりました。
つまり、VBerが憎まれているのとほぼ同じ。
Re:坊主憎けりゃ袈裟まで憎い (スコア:1)
COBOL、VBと来て、何でもっと先まで議論しないのでしょうか?
COBOLだけを見れば「メインフレームとバッチ処理」でしょうが、
もっと先まで議論するなら、
・問題領域における良い事
・プログラムによる固定化と変更の困難さ
になりませんか?
VBより先の言語はバラ色でしょうか?
より良いと言いながら、推し手法には問題領域における良い事をふんだんに
まぶし、推しで無い手法にはごく初歩的な問題認識のみをまぶすことで、
推し側を際立たせる事は、最近の方が顕著だと思います。
もしその様な(最も支配的な因果関係を隠し、コントロールし、実験で欲しい
結果を得る)様な事をしたら、博士なら博士号はく奪で、論文は撤回で、お世話
になったシニアの方に迷惑をかける事になるでしょう!
人間を動かせば良い社会学と違い、多かれ少なかれオートメーションを目的と
する理系分野では、その様な事は禁じ手です。
Re: (スコア:0)
今のところ同じようなケースで失敗しているのがVBまでだからです。
そのうちWebスクリプト系の言語の話にもなっていくとは思いますが、まだまだ先の話。
1.ある特定の問題領域に有用で効率的な言語があって
2.その問題領域をまったく別の方法で解決できそうなときに
3.その言語が時代遅れになっていたせいで対応できる人がいなくなった。
2はなかなかあることではありません。あっても1を満たさなかったり。
Re:坊主憎けりゃ袈裟まで憎い (スコア:1)
COBOLは関数指向言語で、VBは不十分なオブジェクト指向言語で、
それ以降の言語は完備なオブジェクト言語で、その先(1.や2.が成り立つ)
はまだ無い。
という事でしょうかねー。
Re: (スコア:0)
ちょっと違います。言語の性質はあまり関係ありません。
中央集中投資のメインフレーム(COBOL)
エンドユーザーコンピューティングのクラサバ(VB)
マルチサーバーでセキュアな三層モデル(JAVA)
オープンでスケーラブルなWeb2.0(Webスクリプト系)
です。
次はマルチインスタンスなクラウドでそれぞれのベンダー独自言語あたりでしょうか。
メインフレーム+COBOLが駄目だったのは、時代もあるけれどシステムのドキュメントが整備されておらず、
堅牢だったせいでメンテナンスも行われていなかったところです。結果後継者不足になりました。
少なくともSIerでは。COBOLが不要になった期間が長
解の存在を疑わないといけない? (スコア:1)
>システムのドキュメントが整備されておらず
と有りますが、何処まで整備すればいいのでしょうか?
有り得ない位、詳しく整備しなければならないとしたら、
それは、事実上「解無し」とすべきでは無いでしょうか?
MSのOfficeスイートは、そのドキュメントだけで再現できるドキュメントが
無いと非難され続けてきましたが、MSでないOfficeスイートの開発元も、
その様なドキュメントが作れているかというと、
決して違うと思います。
「整備されたドキュメント」に解は存在するのでしょうか?